YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキイロトンボの卵以降を補間しヤゴ図鑑を完成させました。
オオキイロトンボの終齢はこんな感じで恐ろしげなヤゴです。
3齢まではごく普通にいそうなトンボ科の、おとなしそうなヤゴ。
5齢になると複眼が横に張り出してきて、少し終齢の片鱗が出てきます。
そして7齢になると、もうオオキイロトンボでしかないという面構えになりました。
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキイロトンボの卵以降を補間しヤゴ図鑑を完成させました。
オオキイロトンボの終齢はこんな感じで恐ろしげなヤゴです。
3齢まではごく普通にいそうなトンボ科の、おとなしそうなヤゴ。
5齢になると複眼が横に張り出してきて、少し終齢の片鱗が出てきます。
そして7齢になると、もうオオキイロトンボでしかないという面構えになりました。
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ヒメハネビロトンボを追加しました。
ヒメハネビロトンボのヤゴは、頭部前方をおおう下唇が三角形状に突出する、第8、9節の側棘が非常に長い、脚に毛が密生して目立つ、など他のトンボ科のヤゴと明らかに異なり、なんというんでしょうか・・・異形のヤゴです。同属のハネビロトンボのヤゴはそっくりで、基本的に見分けがつきません。
1齢ヤゴの時から既に頭部は特徴的で、ハネビロトンボ属と分かります。
オオキイロトンボも似た感じの恐ろしげなヤゴですが、複眼は後側部に突き出しており、その点で容易に鑑別がつきます。
こちらの1齢ヤゴは意外におとなしいイメージです。何の変哲もないトンボ科の1齢といった印象です。
なお、ヒメハネビロトンボには翅の斑紋の違いで、日本にはヒメハネビロトンボとコモンヒメハネビロトンボの2つの亜種がいますが、ホームページに掲載したトンボはコモンヒメハネビロトンボの方になります。
沖縄産のヤゴが順調に脱皮を重ねています。
アオビタイトンボが、7月11日に孵化し現在6齢で体長約4.3mm。
チビサナエは、7月22日(産卵後15日)に孵化し現在2齢で体長約1mm。
リュウキュウハグロトンボは、7月23日(産卵後16日)孵化で現在3齢で体長約2.3mm。
リュウキュウルリモントンボが、7月25日(産卵後16日)孵化で現在4齢で体長約2.4mm。
リュウキュウカトリヤンマが、7月27日(産卵後20日)孵化で現在4齢で体長約6.5mm。
ウミアカトンボは現在4齢で、体長約2.1mm。
オオキイロトンボは現在5齢で、体長約3.6mm。オオキイロトンボは終齢になると複眼が後側方に突き出しますが少しその片鱗が出てきました。
オオハラビロトンボは現在6齢で、体長約4mm。
カラスヤンマは現在2齢で、体長約1.4mm。
ヒメハネビロトンボは現在7齢で、体長約5.2mm。
ベッコウチョウトンボは現在5齢で、体長約2.8mm。
沖縄で採集したトンボ卵が、次々に孵化しています。
まず、7月 15日にヒメハネビロトンボ。産卵後7日で孵化。
他のトンボ科と比べて頭部が5角形ベース状で特徴があり、サイズも今回の他のトンボ1齢と比べて大きめです(以下画像の縮尺は同じにしてあります)。
7月19日には早くも2齢に脱皮。
次にオオハラビロトンボで7月17日孵化で産卵後9日。
7月18日には、オオキイロトンボ(産卵後9日)、ベッコウチョウトンボ(産卵後9日)。
オオキイロトンボヤゴは、終齢になるとハネビロトンボヤゴに似てますし、成虫もハデな色彩で似かよってますが、1齢の時点ではトンボ科ヤゴとしてありがちな割と平凡なヤゴでした。
カラスヤンマも7月18日に孵化し採卵後12日ですが、砂礫から採卵した時にすでに卵が褐色で先行産卵されてたと思われる分が混ざっていたので、そっちが先に孵化したと思われます。カラスヤンマは成虫になると大型のトンボになりますが、1齢の時点では今回のヤゴの中で最も小型な方でした。
さらに、7月19日にはウミアカトンボ(産卵後9日)、アカナガイトトンボ(産卵後13日)も孵化しました。
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキイロトンボの連結産卵動画を追加しました。
沖縄4日目です。沖縄は晴れが続いてます。
まず午前中は、オオキイロトンボの産卵があるはずの7月7日と同じ池に。
朝からオオキイロトンボ♂1が摂食飛翔してるのが目につきました。また、池の周囲の林道をブラブラしてるとリュウキュウギンヤンマ♂も1頭。
実はリュウキュウギンヤンマの採卵は簡単だと思ってましたが、これまで訪れた場所で♂は見かけるものの産卵には出会えていません。
林道の奥の浅めの池(立ち入り禁止になってました)には、オオハラビロトンボもいました。
9:00頃になるとオオキイロトンボの♂♀連結が現れ産卵が始まりました。
7月6日に川で見つけた時は、なかなか近寄れなかったのですが、産卵を始めて数も多めだと容易に近寄らせてくれます。
最初は連結した状態で飛び回り、♀は尾端に卵塊を作ってそれを水草上に産み付けます。
連結して産卵している状態を動画にしてHPにアップロードしました。
そのうち連結を解き、その後は♀の単独産卵開始。
単独産卵している♀に♂2頭がからむ姿もよく見られました。
卵はトラフトンボ同様ゼリー状物質に閉じ込められた卵紐として、水草上に産み付けられます。
12:00少し前にこの池を離れましたが、それまでオオキイロトンボの産卵は続いていました。
次の場所はダム。ここにはウミアカトンボがいる可能性があります。
浅い人工的な川があり、米軍家族を含んだ川遊び客もちらほらいるため邪魔しないように周囲をウロウロ。
そのうちウミアカトンボ♂が見つかりました。高めの木の枝先に止まってるワンパターンなので、慣れてくると探すのは容易になってきました。
♀も少し見つかりましたが、かなり高い枝先にいるので手が出せません。しつこく探すうちに、低木に降りてきた♀が1頭。
♂♀ともかなり敏感で2m以内に近づくとすぐに枝先を飛び立ちます。遠くには飛んでいかなかったので、何回かトライした末になんとか♀をキャッチ。
尾端を水のカップにつけてみましたが産卵はしません。♂♀干渉せずに高い枝先に止まっているので、産卵タイムが終了して休んでいるのか、まだ産卵前の未熟な個体群なのかはっきりしません。外見上はそこそこ成熟しているので持ち帰ったところ、翌日産卵してくれました。
これで沖縄4日目も終了で、明日は最終日になります。
沖縄4日目で最終日です。
朝訪れた、古宇利島のハートロックは大雨の中で他の観光客は1組のみ。
午後は雨はなんとか上がり、慶佐次川のマングローブ林でカヌー体験。カヌーは初めてですが、面白かったです。
さて、観光の合間をぬってしぶとく池にも行ってきました。
一番の優占種はベニトンボで多数が飛んでおり、産卵活動もありました。後日産卵動画をアップします。他に多かったのはハラボソトンボ。
ヤゴでは、オオキイロトンボがいました。ハネビロトンボのヤゴと似ていますが、複眼の角が下方に突出します。この手のヤゴは見かけが恐ろしげですよねー。
他にいたのは、リュウキュウベニイトトンボのヤゴ。
リュウキュウギンヤンマのヤゴも期待したのですが、沖縄の百均で買った捕虫網を使っているので、腰が弱くヘナヘナで網入れには不向き。多くは望めません。
4泊の沖縄でしたが天候にもまあまあ恵まれ、夕方の飛行機で福岡にもどります。