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オオハラビロトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオハラビロトンボを追加しました。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボヤゴ

オオハラビロトンボは南西諸島に分布するトンボですが、鹿児島県、宮崎県にも生息します。ハラビロトンボヤゴとオオハラビロトンボヤゴは非常に似ており、南西諸島では分布は重なりませんが、鹿児島県、宮崎県では両種の分布が重なります。
背棘の形はやや異なるようです。
ハラビロトンボの背棘の方が尖り方が目立ち、腹部第4節でも長く尖っています。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボヤゴとハラビロトンボヤゴの鑑別

その他の沖縄産ヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
カラスヤンマの卵~2齢、チビサナエの卵~2齢、リュウキュウハグロトンボの卵~3齢を追加しました。

7月6日~10日に採卵した沖縄産ヤゴのうち、カラスヤンマチビサナエリュウキュウハグロトンボの3種は2~3齢までしかうまく育ちませんでした。

いずれもヤゴがうまく餌を捕獲出来ず、成長しなかったと思われます。カラスヤンマやチビサナエは、そもそも砂の中に潜っているので採餌できてるかどうかの確認も出来ません。イトミミズを砂の中に入れてはいますが、1mm程度の極小ヤゴにとっては1cm程度のイトミミズでも巨大な相手になります。

一方、巨大な相手にも平気にかぶりついて成長するヤゴもいます。ウチワヤンマやメガネサナエでは、自分の10倍もあるような巨大なイトミミズにかぶりついて、ブンブンふりまわされているのを観察した事があります。
下図は、砂+イトミミズの容器に孵化したアオサナエを入れて、後はエアレーションするのみでほったらかしておいたのですが、ほとんどの1齢幼虫が無事に成長していました(ざっと200頭います)。

アオサナエヤゴ
アオサナエヤゴ

沖縄産ヤゴその後

7月6日~10日に採卵した沖縄産ヤゴは順調に脱皮を繰り返しています。
アオビタイトンボ、アカナガイトトンボ、オオハラビロトンボ、ヒメハネビロトンボ、ベッコウチョウトンボは既に終齢。

アオビタイトンボ
アオビタイトンボ終齢
アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ終齢
オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ終齢
ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ終齢
ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ終齢

リュウキュウカトリヤンマは亜終齢。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマ亜終齢

ウミアカトンボとオオキイロトンボは、おそらくF-2(終齢から2つ手前)まで進んでいます。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボF-2
オオキイロトンボ
オオキイロトンボF-2

リュウキュウルリモントンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
リュウキュウルリモントンボヤゴの卵~8齢を補完しました。

リュウキュウルリモントンボヤゴが順調に脱皮を重ね8齢まで達しました。
これでヤゴ図鑑のリュウキュウルリモントンボヤゴは完全版になりました。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ1齢ヤゴ
リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ4齢ヤゴ
リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ8齢ヤゴ
リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ終齢(=10齢)ヤゴ

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
アオビタイトンボ卵~2齢、アカナガイトトンボ卵~2齢、ショウジョウトンボ卵~1齢、セスジイトトンボ卵~2齢、ヤマサナエ卵~5齢を高倍率撮影画像で差し替えました。

アオビタイトンボ1齢
アオビタイトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率撮影画像
アカナガイトトンボ1齢
アカナガイトトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率撮影画像
ショウジョウトンボ1齢
ショウジョウトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率撮影画像
セスジイトトンボ
セスジイトトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率撮影画像
ヤマサナエ1齢
ヤマサナエ1齢、左が従来画像、右が高倍率撮影画像

沖縄産ヤゴの脱皮

沖縄産のヤゴが順調に脱皮を重ねています。

アオビタイトンボが、7月11日に孵化し現在6齢で体長約4.3mm。

アオビタイトンボ
アオビタイトンボ6齢ヤゴ

チビサナエは、7月22日(産卵後15日)に孵化し現在2齢で体長約1mm。

チビサナエ
チビサナエ2齢ヤゴ

リュウキュウハグロトンボは、7月23日(産卵後16日)孵化で現在3齢で体長約2.3mm。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボ3齢ヤゴ

リュウキュウルリモントンボが、7月25日(産卵後16日)孵化で現在4齢で体長約2.4mm。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ4齢ヤゴ

リュウキュウカトリヤンマが、7月27日(産卵後20日)孵化で現在4齢で体長約6.5mm。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマ4齢ヤゴ

ウミアカトンボは現在4齢で、体長約2.1mm。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ4齢ヤゴ

オオキイロトンボは現在5齢で、体長約3.6mm。オオキイロトンボは終齢になると複眼が後側方に突き出しますが少しその片鱗が出てきました。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ5齢ヤゴ

オオハラビロトンボは現在6齢で、体長約4mm。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ6齢ヤゴ

カラスヤンマは現在2齢で、体長約1.4mm。

カラスヤンマ
カラスヤンマ2齢ヤゴ

ヒメハネビロトンボは現在7齢で、体長約5.2mm。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ7齢ヤゴ

ベッコウチョウトンボは現在5齢で、体長約2.8mm。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ5齢ヤゴ

沖縄採卵ヤゴ

沖縄で採集したトンボ卵が、次々に孵化しています。

まず、7月 15日にヒメハネビロトンボ。産卵後7日で孵化。
他のトンボ科と比べて頭部が5角形ベース状で特徴があり、サイズも今回の他のトンボ1齢と比べて大きめです(以下画像の縮尺は同じにしてあります)。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ1齢ヤゴ

7月19日には早くも2齢に脱皮。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ2齢ヤゴ

次にオオハラビロトンボで7月17日孵化で産卵後9日。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ1齢ヤゴ

7月18日には、オオキイロトンボ(産卵後9日)、ベッコウチョウトンボ(産卵後9日)。
オオキイロトンボヤゴは、終齢になるとハネビロトンボヤゴに似てますし、成虫もハデな色彩で似かよってますが、1齢の時点ではトンボ科ヤゴとしてありがちな割と平凡なヤゴでした。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ1齢ヤゴ
ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ1齢ヤゴ

カラスヤンマも7月18日に孵化し採卵後12日ですが、砂礫から採卵した時にすでに卵が褐色で先行産卵されてたと思われる分が混ざっていたので、そっちが先に孵化したと思われます。カラスヤンマは成虫になると大型のトンボになりますが、1齢の時点では今回のヤゴの中で最も小型な方でした。

カラスヤンマ
カラスヤンマ1齢ヤゴ

さらに、7月19日にはウミアカトンボ(産卵後9日)、アカナガイトトンボ(産卵後13日)も孵化しました。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ1齢ヤゴ
アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ1齢ヤゴ

ヒメギンヤンマ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、ヒメギンヤンマを追加しました。

現在、日本のトンボ分類の基準となっているフィールドガイド「日本のトンボ」には203種のトンボが記録されています。
その中には海外からの飛来種も含まれており、中には1例のみの記録もあります。ヒメギンヤンマも散発的に見つかっている稀な飛来種で、1996年以降の記録は10例以下でしたが、昨年の晩秋に富山、静岡、屋久島などで採集・報告されました。

特に埼玉在住のK氏は、これまで1例のみの記録だったヒメギンヤンマ♀を静岡で採集され、採卵にも成功しました。
この卵に関して、「日本のトンボ」の共著者でもある研究者二橋亮氏から、飼育リスク分散のため私の方でも孵化、ヤゴの飼育をしないかとのお誘いをいただきました。もちろん二つ返事でOKしました。
私が卵をいただいたのは、2019年11月16日で137卵、うち7卵は無発生と思われました。最初の孵化が11月19日。
個体差はあると思いますが、卵、1齢ヤゴともギンヤンマよりやや小さめでした。左がヒメギンヤンマで、右がギンヤンマになります。

ヒメギンヤンマ
ヒメギンヤンマとギンヤンマの卵比較
ヒメギンヤンマ
ヒメギンヤンマとギンヤンマの1齢ヤゴ比較

以後、脱皮を重ね12月23日に最初の個体が終齢(個体により差がありますが、このヤゴは11齢相当でした)になりました。
他のヤゴも亜終齢、終齢までは比較的順調に育ったのですが、冬期飼育の難しさかそこで次々に死んでしまい、最終的に羽化成功♀3,羽化不全♀1・♂2という結果でした。
終齢ヤゴもギンヤンマより小型でした。左がヒメギンヤンマで、右がギンヤンマになります。

ヒメギンヤンマ
ヒメギンヤンマとギンヤンマの終齢ヤゴ比較

下は羽化したヒメギンヤンマ♀で、エサなしでも10日程度、その後もしばらく生き続け飢餓に対して強いようです。

ヒメギンヤンマ
ヒメギンヤンマ♀

最後になりますが、当ブログへの掲載を許可していただいたK氏、飼育の機会を与えていただいた二橋氏に深謝いたします

ムカシヤンマの1齢ヤゴ

5月27日にムカシヤンマ産卵撮影時に採卵もしておいたのですが、孵化が始まりました。下はホームページに掲載している1齢ヤゴです。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ1齢ホームページ掲載分

高倍率で撮影してもモアッとしたディテールがはっきりしない淡黄色のヤゴで、実際に肉眼的にもこの通りで白いちっちゃいのがモゾモゾ動いているという感じです。しかし、あまりにも解像感が悪いのでヤゴの背後から明かりを入れる方法で撮影してみました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ1齢、今回撮影分

細部が分かると、頭部から胸部に背側でつながる板状のジョイント部があり、この構造は他の1齢ヤゴでは見たことがないものでした。
動画も撮影してみました。

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
クロイトトンボ卵~2齢、シオヤトンボ卵~4齢、ダビドサナエ卵~2齢、ニホンカワトンボ卵~2齢、ムスジイトトンボ卵~2齢を高倍率撮影画像で差し替えました。

クロイトトンボ
クロイトトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率
シオヤトンボ
シオヤトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率
ダビドサナエ
ダビドサナエ1齢、左が従来画像、右が高倍率
ニホンカワトンボ
ニホンカワトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率
ムスジイトトンボ
ムスジイトトンボ1齢、左が従来画像、右が高倍率