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ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボの孵化

5月6日の、ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボの卵が孵化しました。
約2週間で孵化しましたが、孵化までの期間は温度によっても違ってきます。
温度が高いと早めに孵化します。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ孵化直前卵

 

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ1齢幼虫

 

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ孵化直前卵

 

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ1齢幼虫

ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボ卵

沖縄で4月30日にヒメイトトンボとコフキヒメイトトンボの交尾・産卵は見られなかったのですが、持ち帰った♀が産卵してくれました。

普通イトトンボは、湿らしたキッチンペーパーを敷いた百均の小容器に入れておくだけで簡単に産卵してくれます。
しかし、モートンイトトンボや本種などの超小型種は失敗することが多く、擬似的な産卵環境を作りました。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ産卵容器

 

玉ジャリと水を入れた小容器に、植物に見立てたキッチンペーパーの棒を立てています。芯には加工しやすいアルミ製の1mm程度の針金が入っています。
植物を植えてもいいのですが、卵を撮影するケースでは植物から卵の分離は至難の業なのです。
これをさらに百均の容器に格納して、内壁にも一部少し湿らせたキッチンペーパーをくっつけて出来上がり。約15分の作業行程です。

内壁と疑似植物キッチンペーパーの両者に産卵してくれました。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ卵

 

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ卵

 

コフキヒメイトトンボの方が3-4日産卵後日がたっています。

ちなみに撮影セットは下のようになります。

撮影装置
Fee Waker用撮影装置

 

照明にはAmazonで購入した5000ルーメンの超高輝度LEDライトを4灯使用しています。

撮影容器
撮影容器

 

撮影卵を入れる容器は、楽天で購入したグラスアートベベル直径38mm。厚いガラスなので被写体の下に影が出来ない利点があります。その上に水を張らないといけないので、まわりに百均で買ったプラスチックボトルから高さ2~3mmを切り出して貼り付けています。接着はガラスにもくっつくウルトラ多用途ボンドで乾くと透明になるタイプ。

撮影装置
撮影装置

 

撮影カメラとレンズが入るとこんな感じになります。4.5倍率撮影ともなるわずかの動きが影響するので、左右に手を固定する台も置いています。

レンズ
Free Walkerレンズ

 

中一光学の4~4.5倍レンズFree Walkerは、先端が顕微鏡のようになっています。

olympus tg-5の顕微鏡モードで撮影する場合は、レンズから被写体までのワーキングスペースが数mmしかありませんので、さらにもうひと工夫必要です。
横のわずかの隙間からLEDライトで光を入れると同時に、背景を明るくするため下からも照明を入れる必要があります。

撮影装置
背景発光用撮影台

 

下に置く照明台は発泡塩ビ板を加工して作ってあり、中に光反射用のアルミ版を45℃の角度で固定しています。台の上は、透明のプラスチックシートに乳白色のビニールをかぶせたもので光が散乱します。

撮影装置
背景発光用撮影台

 

撮影台の横からライトをあてると、台の上が明るくなります。

撮影装置
撮影装置

 

カメラの隙間の横からライト2灯、下からライト1灯くらいでちょうどいい明暗差が生じ、透明の若齢ヤゴも背景からよく分離されます。

メガネサナエ
メガネサナエ5齢ヤゴ

 

上はこのシステムで顕微鏡モード3.0倍で撮影した、5齢になったメガネサナエヤゴ。

ヤゴの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アキアカネコノシメトンボサラサヤンマタイリクアカネナツアカネミヤマアカネリスアカネヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

いずれも飼育個体をセットで撮影したものです。上のうち、6種はアカネのヤゴなのでよく見ると側棘などに違いはあるものの、ほぼ同じような動画です。

 

アキアカネ
アキアカネヤゴ

 

コノシメトンボ
コノシメトンボヤゴ

 

サラサヤンマ
サラサヤンマヤゴ

 

タイリクアカネ
タイリクアカネヤゴ

 

ナツアカネ
ナツアカネヤゴ

 

ミヤマアカネ
ミヤマアカネヤゴ

 

リスアカネ
リスアカネヤゴ

ネアカヨシヤンマヤゴの脱皮

飼育中のネアカヨシヤンマヤゴに脱皮直前のサインが現れました。 腹部が伸び、体色が薄く見え、翅芽が斜めに立ってきたら脱皮直前です。

olympus tg-5を水中に沈めて待ち構えていたらやはり脱皮が始まりました。無事水中動画が撮れましたが、完全にヤゴが抜け出す直前で残念ながら撮影終了になっていました(カメラの仕様)。
動画はタイムラプス編集して、5倍速にしています。実際は10分間強かかっています。

メガネサナエ4齢ヤゴ

昨年11月18日に3齢まで育ったメガネサナエヤゴですが、その後は越冬態勢に入ってしまいました。
冬期が近づくとヤゴはほとんど摂食しなくなり、脱皮して齢期を進めることもなくなります。飼育ヤゴの経験では、九州北部だと11月になると越冬態勢に入ってしまうヤゴが多いようです。

ある程度齢期が進むと冬を生き残る可能性が高くなるのですが、若齢ヤゴは越冬能力が低く、はたして3齢メガネサナエヤゴは冬を乗り切れるのか?という状況でした。

予想はされましたが、100頭以上いた若齢ヤゴはほぼ死に絶えてしまいました。
しかし、数頭はなんとか生き残り一部4齢になりました。

メガネサナエ
メガネサナエ若齢ヤゴ。左が4齢、右が3齢

 

さて、暖かくなっては来ましたが生き残ったわずかのヤゴは終齢まで育つでしょうか?

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページヤゴ図鑑の、
ミヤマアカネ卵~4齢、ナツアカネ卵~2齢、ノシメトンボ卵~2齢、オオルリボシヤンマ卵~2齢を、高倍率撮影画像で差し替えました。

中一光学のFreeWalker 4~4.5倍レンズ(一部はOlympus tg-5の顕微鏡モード深度合成)で撮影した画像で、若齢ヤゴ画像を差し替えました。左が従来の画像で、右が差し替えた画像です。

ミヤマアカネ
ミヤマアカネ1齢

 

ナツアカネ
ナツアカネ1齢

 

ノシメトンボ
ノシメトンボ1齢

 

下のオオルリボシヤンマ1齢はOlympus tg-5の3.0倍顕微鏡モード深度合成で撮った画像です。複眼を拡大していますが明らかに解像度が違います。

オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマ1齢

 

tg-5の顕微鏡モードは最高で4.0倍まで拡大出来ますが、ヤンマの1齢くらいの大型ヤゴになると4.0倍で撮ると画面からはみ出してしまいます。
昔はマクロレンズとテレコンバーターでなんとか倍率をかせいて撮影していたのが、今はコンパクトカメラで更にいい画像が撮れてしまうのでデジカメの進歩はすごいです。

ただし、最高倍率で撮る場合は被写体がレンズのごく直前になるため、正規品のFD-1などのディフューザーでは近寄り切れないため、どうしても照明セットを自作する必要があります。

お知らせ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アマミサナエを追加しました。
総齢期数はヤマサナエから推定した数値で、変更される可能性があります。

昨年5月4日のアマミサナエヤゴ(沖縄で採取したので亜種のオキナワサナエ)が羽化しました。

セットで撮影したヤゴの動き。

アマミサナエ
アマミサナエヤゴの生態。砂への潜り込み。

 

アマミサナエヤゴ2頭持ち帰ったのですが、♂と♀が羽化しました。

アマミサナエ
アマミサナエ♂

 

アマミサナエ
アマミサナエ♀

 

ホームページの方はセットの上で、それっぽく見えるようなトンボやらせ写真を撮って掲載しました。

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページヤゴ図鑑の、
アキアカネ卵~4齢、コノシメトンボ卵~2齢、タイリクアカネ卵~1齢、リスアカネ卵~2齢を、高倍率撮影画像で差し替えました。

中一光学のFreeWalker 4~4.5倍レンズ(一部はOlympus tg-5の顕微鏡モード深度合成)で撮影した画像で、若齢ヤゴ画像を差し替えました。

その際に気付いたのですが、従来掲載していたアキアカネ1齢画像は、2016年7月31日オオヤマトンボ1齢画像と同様で腹面画像でした。またしても、やらかしていたんですねー。

従来の画像は、Olympus35mmMacro+2×TELE CONVERTERで撮影しており約2.4倍程度ですが、アカネの1齢くらいになると小さすぎて勘違いが起こってしまいます。

アキアカネの従来画像をよくよく見ると、複眼は下方からの形になってますし、下顎が頭部を下から覆っているのがぼんやりと写っていました。

アキアカネ
アキアカネ1齢。左が従来掲載分。右が差し替え分。

 

コノシメトンボ
コノシメトンボ1齢

 

タイリクアカネ
タイリクアカネ1齢

 

リスアカネ
リスアカネ1齢

アオサナエヤゴの生態動画 フィールド活動は空振り

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アオサナエヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

今年の秋は秋雨や台風の影響で3週連続週末が雨で活動停止していました。
11月3日の祝日は久々に晴れたので、2015年10月25日と同じ島に行ってきました。オナガアカネやタイリクアキアカネなどの飛来種が目的。

気持ちのいいフェリー旅で20分ほどで島に着きますが、少し時期的に遅いこともあり完全に空振りでした。

いたのはナツアカネが10頭程度。

ナツアカネ
ナツアカネ♂

 

ナツアカネ
ナツアカネ♀

 

他は、マユタテアカネ、タイリクアカネ、ノシメトンボ、カトリヤンマが少々。

何の収穫もないので、福岡市に戻ってから毎秋恒例の飛来種が来る池にも寄ってきました。今年はスナアカネが日本に数多く飛来しているみたいなので。

こちらも空振りでした。スナアカネは例年通り、数頭を見るのみでした。

スナアカネ
スナアカネ♂

 

トリミングして拡大したスナアカネ♂ですが、複眼下半分のライトブルーと胸部のワンポイントがなかなか綺麗です。

5月20日に採取したアオサナエヤゴが終齢になったので、セット内での撮影ですが生態動画を撮ってみました。

アオサナエ
アオサナエヤゴ

 

9月24日に採卵したメガネサナエは、2齢になりました。

メガネサナエ
メガネサナエヤゴ2齢

 

1齢の時にあった背棘横に2列にならぶ突起は脱落しています。まだヤマサナエと同じような紡錘形の体型ですが、どの齢期から特徴的な細長い体型になるんでしょうか?

ちなみに同様の体型のナゴヤサナエヤゴは3齢から細長くなりました。