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コヤマトンボの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
コヤマトンボの産卵動画を追加しました。

ヤマサナエの採卵目的で、5月27日と同じ場所へ。
今日もムカシヤンマの♂と♀がちゃんといました。木や電柱にセミのようにペタッと貼りつく止まり方は、ムカシヤンマではありがちな光景です。
あと、歩いている人にも良くペタッと止まってきます。虫嫌いの人には恐怖体験ですね。

ムカシヤンマ
木の止まるムカシヤンマ♂
ムカシヤンマ
木に止まるムカシヤンマ♀

こういう人工的な流れですがヤマサナエがいます。

ヤマサナエ
ヤマサナエがいる護岸された流れ

♂をまず探しますが、わずか2頭しか見つからず同じ所で縄張りしてました。

ヤマサナエ
ヤマサナエ♂

ヤマサナエも減少しつつあるトンボの例外ではなく、やはり昔よりだいぶ減ってます。ただし、産卵場所を探すには縄張り♂が少ない方が好都合で、ここで待ってればほぼ間違いなく♀が産卵に現れます。予想通り13:00頃に♀が現れ捕獲。しかし、カップに尾端をつける方法では産卵してくれずお持ち帰りして産卵させることにしました。

コヤマトンボも2頭の♂が縄張り飛翔で近くを何回も往復してました。カメラの焦点距離を固定しておいて、両眼視でトンボを捕らえつつ適度な距離で連射しまくると、こういうショットが何枚かに1枚は撮れるのですが、最近少しうまくなってきました。

コヤマトンボ
縄張り飛翔するコヤマトンボ♂

コヤマトンボもきっと産卵が来るだろうと待ってると、やはり13:10頃に産卵に現れ、ビデオで記録しホームページにアップロードしました。流れの上を高速で往復しながら打水産卵します。

コヤマトンボ
コヤマトンボの産卵

途中でダビドサナエも2回産卵に現れましたが、シーズンも終わりで♀も最後の力を振り絞ってる感じです。短く産卵してはすぐに止まるのを繰り返してました。

キイロサナエ

4月15日と同じ場所にキイロサナエの採卵に出かけました。
ここもというべきか、ほぼいなくなってました。
以前は10~20頭の♂があちこちで縄張りしてたのですが、♂は全く見つかりません。川に沿って早歩きでエクササイズしていると、かろうじて♀が1頭見つかりました。
産卵弁が下に突き出ているのが、似ているヤマサナエとの鑑別になります。

キイロサナエ
キイロサナエ♀

ごく浅い川面スレスレのコンクリート護岸にペタッと貼りついてます。
まさかこの状態で産卵を始めるとは思わなかったのですが、4-5回水面に沿って往復打水産卵をして、そのまますぐにいなくなってしまいました。虚をつかれて採卵ならず。
今までチョロチョロとした流れでの打泥産卵しか見たことがなかったのですが、こういう打水産卵もありなんですね。
トンボの場合、固定観念のせいで絶好のチャンスを逃すことがよくあります。

ムカシヤンマ確認

5月23日の場所に再び行ってきました。
ちゃんといました、ムカシヤンマ。いなかったのは見に行った時期が少し早かっただけかもしれないです。今年は暖冬でトンボの出現は早かったのですが、その後は春先に寒い期間が続き、トンボの出現は結局遅れた印象があります。
最低♂2が縄張りしてました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♂の縄張り場所

赤丸の部分で縄張りしてて、矢印のあたりに産卵にくる可能性が高く、しばらく見張ってました。予想通り14時過ぎに産卵に現れました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♀産卵

ムカシヤンマも減少はしてますが、少なくとも2カ所で今年も無事確認出来ました。
他のヤンマほど敏捷ではありませんが、そこは大型のトンボです。ダビドサナエ♀が捕食されてしまいました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♂がダビドサナエ♀を捕食

探索、今年もいるのか?2020

行く先々ハズレばかりで、タイトルは上記のようになってしまいました。
まず、2015年6月7日にサラサヤンマの産卵動画を記録した場所。

サラサヤンマ
サラサヤンマの産卵場所

10:00頃に摂食飛翔する♂のサラサヤンマがかろうじて1頭いました。しかし、午後にもう1度行ってみましたが縄張り♂も産卵♀もなし。
ここには、隣接する場所にマルタンヤンマ、ヤブヤンマ、ネアカヨシヤンマの産卵が見られる池がありましたが、2018年の夏に大雨で大量の砂が流れ込んで、池はほぼ消失してしまいました。
次に、2018年5月24日にクロサナエの産卵動画を記録した場所。

クロサナエ
クロサナエの産卵場所

ここも昨年行った時に、大雨の土砂が流れ込んで周囲の地形が変わっていてクロサナエはいませんでした。今日もクロサナエは見つからず、近辺も探してみましたがやはり見つかりません。どうもクロサナエは消失してしまったみたいです。
トンボの減少には農薬が関係してますが、最近頻繁にある”50年に一度の大雨”の影響も確実にあると思います。

最後に、2017年5月28日にムカシヤンマの産卵を記録した場所。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマの産卵場所

ここに来るのは、5月になってから3回目ですが一度もムカシヤンマは見られていません。ここのムカシヤンマも消えたかも?
トンボの写真がないのも何なので、ここで5月14日に撮影したダビドサナエの産卵。

ダビドサナエ
産卵するダビドサナエ♀

5月1日のと違って落下する卵が止まってます。隣接するこういうポイントで産卵してました。

ダビドサナエ
ダビドサナエの産卵場所

福岡のベニトンボヤゴ

タイワンウチワヤンマのヤゴが必要でこういう池に取りに行ってきました。

ベニトンボ
ヤゴを探した池

コシアキトンボヤゴとモノサシトンボヤゴがいっぱい網に入る中、ちょっと違う小型ヤゴが1頭入りました。側棘がなくつるっとした見覚えのあるフォームです。これはベニトンボのヤゴ。

ベニトンボ
ベニトンボのヤゴ

そういえばこの池には昨年9月8日にベニトンボがいたのでした。ちゃんと繁殖もししてて、暖冬だったとはいえ無事ヤゴは越冬してたのですね。翅芽もパンパンでもうすぐ羽化しそうです。

タイワンウチワヤンマのヤゴも何とか1頭見つかりました。

タイワンウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマのヤゴ

ムスジイトトンボの潜水産卵動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ムスジイトトンボの潜水産卵動画を追加しました。

これまで、福岡で見られるコサナエ系はフタスジサナエとタベサナエが場所によってはかなりいて、他の場所でもちらほら、しかしオグマサナエは稀にしかいないという状況でした。ところがここ2~3年、フタスジサナエとタベサナエもなかなか見られなくなってきました。
ということで、今日は本格的に探しに。
まず、行ったのがこの池。

フタスジサナエ
最初の池

2016年には、ブロック沿いにフタスジサナエが何頭も縄張してるのが見られましたが、2018年には全く見られなくなってました。
今日もフタスジサナエは全く見つからず。タベサナエも昨年まではこの池で何とか見かけてましたが、今年は遂に0。この池では、段々減ってきたというより突然いなくなってしまったという感じです。

たくさんいて、盛んに活動していたのはムスジイトトンボ。交尾しているペアにさらに♂2がちょっかいを出しているショット。

ムスジイトトンボ
ムスジイトトンボ交尾ペアと♂×2

潜水産卵もしてたので、ホームページにアップしました。

ムスジイトトンボ
ムスジイトトンボの潜水産卵

採卵もしてきました。

ムスジイトトンボ
ムスジイトトンボ卵

6番目の池で何とかタベサナエ♂を3頭を見つけました。池の雰囲気は良くてもっといても良さそうなもんですが。

タベサナエ
6番目の池
タベサナエ
タベサナエ♂

♀も1頭現れましたが採卵はうまくいきませんでした。
今日は最終的に8つの池を見てみましたが、トータルでタベサナエ4頭のみ。う~ん、減ってます

ダビドサナエの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
ダビドサナエの産卵動画を差し替えました。

ダビドサナエの掲載済み産卵動画は、暗い動画をムリヤリ明るく露光補正した無理があるものだったので、撮り直しに。川のやや上流部といった場所です。

ダビドサナエの産卵は打空産卵で、空中から卵を1卵ずつ葉上やコケなどに落下させていきます。
最初は♂1頭が縄張りしていたここで待機。

ダビドサナエ
ダビドサナエの産卵予測場所

ここの葉上に♀が卵をばらまくはずです。しかし、しばらく粘っても♀の姿は現れませんでした。
途中、少し離れた場所で大型の羽化直後のトンボが葉上に舞上がるのが見え、確認に行くと羽化直後のミヤマカワトンボでした。もう羽化が始まったんですね。

ミヤマカワトンボ
羽化直後のミヤマカワトンボ

場所を移動。ここで♂3頭が縄張りしてました。もう産卵に来る予感しかしないような場所です。

ダビドサナエ
ダビドサナエの産卵地点

♂がいると産卵に来た♀がすぐに連れ去られてしまうので追い払います。本当は、この場所で縄張りしたいのに仕方なく対岸で縄張りしている♂の図。

ダビドサナエ
かわいそうなダビドサナエ♂の図

最終的に12:40~13:40の間に計6回の産卵が見られ、途中2♀同時産卵もありました(全て上図の赤矢印あたりで産卵してました。川に半分つかった岩のコケ上を予想してたので、予想は見事にハズレ)。
一応落下する卵も写ってますが、動画からの切り出しなので縦に伸びた白い線になってます。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♀の打空産卵

採卵もしてきました。縦にヒダがあるのがダビドサナエ卵の特徴です。

ダビドサナエ
ダビドサナエ卵

ヒメクロサナエの産卵探し

4月23日と同じ近場の渓流に。
ここで、昨年は4月21日という早い時期にヒメクロサナエの産卵を見たので、今年もいないかな~と。
こんな感じの場所で、昨年は明度を明るく調節してあるチョロチョロした流れに腹端をつけて産卵していました。ここを見ていたら、たまたま♀がスッと現れて産卵を始めました。

ヒメクロサナエ
ヒメクロサナエの産卵場所

ヒメクロサナエは、岩や砂場に止まって腹端だけを水につけて卵塊を産み落としていきます。
ヒメクロサナエの産卵場所を見つけるのはなかなか難しいのですが、上に避難場所になる透けた枝葉があり、その下にチョロチョロした流れ、真っ暗ではなく日がさす時はちゃんとさす場所、といった印象です(ただ、上流の結構急な流れの岩にペタッと張り付いて産卵する♀もいます)。そして、そういう所に縄張り♂がいればビンゴです。
残念ながら産卵には出会えませんでしたが近くの草場に♂は見つけました。

ヒメクロサナエ
ヒメクロサナエ♂

ホソミイトトンボ♀もいました。♀と分かったのは帰宅後写真を確認してからです。♀単独写真のストックはなかったのでもっと撮っておけば・・・と思っても後の祭り。
この場所は渓流が少し緩やかになる場所ですが、どこかに近くに繁殖出来る止水域があるのでしょうか?

ホソミイトトンボ
ホソミイトトンボ越冬型♀

他の同じ様な環境の葉上に♂のトンボを見つけたので、そこも見張ってみました。しかし、後で写真を拡大してみると尾部付属器にポッチがありそうで、どうもダビドサナエ♂のようです。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♂

以前だったら渓流沿いにムカシトンボ♂のパトロールが見られたのですが、今日は全く見ませんでした。産卵痕はそこそこありますが、本当に細々と生き延びているようです。

ムカシトンボの産卵痕

午後晴れたので近場の渓流に。

寒いのもありトンボはアサヒナカワトンボ♀1を見たのみですが、ムカシトンボの産卵痕はちゃんとありました。

毎年決まったように、同じ場所のゼニゴケに産卵されています。単に好適な産卵条件を絞っていくとここになってしまうのか、それとも親からの記憶が引き継がれているのか・・・。

ムカシトンボ
ムカシトンボの産卵痕

アジアイトトンボの産卵動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アジアイトトンボの産卵動画を追加しました。

4月6日と同じ池に、またまた出動。
こんな感じの場所です。

オツネントンボ
オツネントンボがいる環境

前回撮れなかった写真を撮るのが目的ですが、そのひとつのオツネントンボ♀の単独ショット。olympus tg-5の顕微鏡モードで寄り寄りの食事中の一コマを撮ってみました。
多くのトンボでは、摂食中はかなり寄ることが出来ます。

オツネントンボ
摂食中のオツネントンボ♀

♂も接写で深度合成。上の写真と比べると尾端まではっきり写っています。

オツネントンボ
オツネントンボ♂

ホソミオツネントンボは福岡でもいる所にはかなりいますが、この池ではこの1ペアのみでした。

ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボの連結産卵

今日はアジアイトトンボの産卵もありました。

アジアイトトンボ
アジアイトトンボ♀の単独産卵

池を1周しても、ヒトの目で探す限りは♂2♀1しか見つからないのですが、ちゃんとこの広い池で出会って交尾して産卵している不思議。ただ、そういう仕組みがないと、この池ではとっくに絶滅しているでしょうね。
トンボの産卵行動を見ていると親の記憶が引き継がれているとしか思えないことがよくあります。遺伝子には環境によって遺伝子の発現を変える仕組みがあるので(エピジェネティクス)、実際に引き継いでるんじゃないかな~と妄想中。