「沖縄」タグアーカイブ

ウミアカトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ウミアカトンボを追加しました。

トンボの同定ミスがあったので訂正します。
10月15日のリュウキュウギンヤンマはギンヤンマの誤りでした。沖縄で撮ったトンボ写真をチェックしていてこのペアはギンヤンマであるのに気づきました。

ギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマと早とちりしていたギンヤンマ

そもそも、リュウキュウギンヤンマの連結産卵の観察例はないそうなので、この情報がインプットされていれば初めから違うと判断出来て、本物が来るのを待ったのですが。この池に来るのはリュウキュウギンヤンマという先入観があって、早とちりしてしまいました。

さて、下はウミアカトンボヤゴです。ぱっと見た感じでは、腹部が楕円形状で側棘が目立たず、ショウジョウトンボヤゴに似てる印象をうけました。2枚目がショウジョウトンボヤゴです。
こうやって写真にして並べると、あまり似てないですね。実物を見ると似てる感じをうけるのですが・・・。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボの終齢ヤゴ
ショウジョウトンボ
ショウジョウトンボの終齢ヤゴ

ヒメイトトンボの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ヒメイトトンボの産卵動画を追加しました。

沖縄最終日です。飛行機出発までの時間を使って、ヒメイトトンボの産卵動画を撮ってきました。ダムの放流口ほぼ直下でこういう場所です。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボのいる場所

草地の部分は以前訪問した時は水に浸っていて、ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボが多数いましたが、今日は大部分干上がっていて両種とも少ししかいませんでした。

丹念に探すとヒメイトトンボが少しと、コフキヒメイトトンボはそれより少し多く10頭程度いました。ヒメイトトンボの産卵があったので動画にしました。後半部は体半分だけ潜水産卵しています。

ヒメイトトンボの産卵

昨日のコフキヒメイトトンボとそっくりですが、コフキヒメイトトンボの方は前胸部に突起があり、そこで鑑別します。ただ、小さすぎるトンボたちなので、いい角度で拡大写真が撮れないとなかなか難しいです。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボ♀の鑑別

草の茎の同じ場所でアオモンイトトンボも産卵していたので大きさ比較ショットを撮ってみました。アオモンイトトンボが巨大に見えます。

ヒメイトトンボ
産卵するヒメイトトンボとアオモンイトトンボ

他にも少しですが、アカナガイトトンボ、ムスジイトトンボ、リュウキュウベニイトトンボもいて、沖縄本島のイトトンボ科はほぼ一式そろっていました。

産卵動画デー

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
コフキヒメイトトンボタイワンウチワヤンマハネビロトンボヒメトンボの産卵動画を追加しました。
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
コフキヒメイトトンボの♂が腹面の白色部を♀に誇示して求愛している様子を納めた動画を掲載しました。

沖縄4日目です。今日は産卵動画デーでした。
1時頃までは10月14日と同じコースでダムから流れる川とダムの人工池を探索。

午前中は天気が悪く一時雨が降る曇りでしたが、川岸沿いの少しだけ草が生えてる所でコフキヒメイトトンボがひっそりと活動していました。小さな小さなこのトンボではありがちですが、存在自体には気づいてましたがよくよく見ると結構いました。♂は20頭以上はいるようです。

その中で腹面の白色部を♀に見せて盛んにアピールしている♂がいるのに気づきました。手元にある参考文献にはこの行動は言及されていませんが、他のトンボの行動と照らし合わせると求愛行動と考えていいでしょう。動画にしてみました。

腹面の白色部を誇示して♀に求愛するコフキヒメイトトンボ♂

時々♀につかみかかっていますが残念ながら完全拒否されていました。「日本のトンボ」によると朝夕に交尾することが多いようで、10時頃の撮影なので時間的な要因で拒否されているのかもしれません。

コフキヒメイトトンボ
♀にアタックするコフキヒメイトトンボ♂

なお、背後で流れているカンカンという音(編集増音してあります)は沖縄に住んでいるセミの鳴き声です。最初聞いた時は鳥の鳴き声かと思っていましたが、いたる所でこの音が聞こえてくるので、なるほどセミの声かと気づきました。

産卵もしていたので、まず本日の産卵動画1番目。

コフキヒメイトトンボの産卵

さらにダムの人工池に移動。こういう池です。

ヒメトンボ
ヒメトンボがいる人工池

相変わらず天気が悪くて、その中でも活動が活発なベニトンボ以外はなりを潜めていましたが、12時くらいになり強烈な日差しが届いてきてトンボたちの様子も一変しました。急に活動が活発化し、産卵行動もこの時間帯に集中しました。撮影する方としては、とってもラッキーな展開です。

産卵動画2番目はハネビロトンボで♀の単独産卵です。♂が♀をキャッチ&リリースするスローモーション動画はホームページに掲載済みでしたが、産卵全体の動画はなかったのでホームページにも追加しました。

ハネビロトンボ♀の単独産卵

3番目はヒメトンボの産卵。このトンボも極小なので、産卵を見落としがちです。動画でも、最初は警護飛翔の♂ばかりが目立ち♀がどこで産卵しているか分からないかもしれないです。

ヒメトンボの産卵

4番目はタイワンウチワヤンマの産卵。これは想定外で急に乱入登場してきました。飛び回るのでなかなか動画にしにくいのですが、幸い池が小さいので何とかビデオに納めることが出来ました。

タイワンウチワヤンマの産卵

同属のウチワヤンマは、枯れ枝などの基質上でホバリングして卵を粘着性のあるクモの糸のような物質といっしょにからめますが、タイワンウチワヤンマはこれと異なり水面上に直接産卵することが多いです。また、移動しながら打水産卵することもあります。8月26日に福岡で撮れなかった動画でしたが予期せず沖縄で撮れました。

なお池の中はこんな感じで魚が多く、成長し生き延びるヤゴがいったいどれだけいるのか疑問ですが、他に適当な水域もないせいかここはトンボたちに大人気の産卵スポットになっています。

ヒメトンボ
トンボたちが産卵している池の中

リュウキュウギンヤンマまで現れ背後に見える枯れ葉に産卵しようしましたが、結局産卵せずに行ってしまいました。

リュウキュウギンヤンマ
産卵に現れたリュウキュウギンヤンマ♀

ひとしきり産卵が落ち着いた後は強烈な日差しの下で、飛翔ショットがクリアに撮影出来ました。ギンヤンマとベニトンボの交尾態。

ギンヤンマ
パトロール飛翔するギンヤンマ♂
ベニトンボ
ベニトンボの交尾

その後は、この勢いのままトビイロヤンマの産卵動画をと、10月14日と同じ場所にも行きましたがこちらは不発。トビイロヤンマ♀が計4回現れましたが、湿地上の着地地点が完全に特定できず、そっと近づくのですが見つける前に逃げられてしまいました。写真すら撮れず完敗でした。

リュウキュウギンヤンマの産卵

沖縄3日目です。
7月に沖縄に来た時はスケジュールに無理がありリュウキュウギンヤンマの採卵が出来なかったので、今日はリュウキュウギンヤンマの場所へ。こういう池です。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマギンヤンマがいる池

9:30頃に着き最初はいませんでしたが、そのうち♂のパトロールが始まり10:00頃になり連結態も現れ産卵が始まりました。


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2020年10月20日追記
上記産卵動画のトンボは、ギンヤンマの間違いでした。
下の卵もギンヤンマ卵の誤りでした。
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産卵植物を採取して無事採卵も成功。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマギンヤンマ卵

途中でタイワンウチワヤンマ♀が現れこちら産卵もしてましたが、飛び回りながらなので動画にするのは難しく、出来ませんでした。福岡ではタイワンウチワヤンマは、ほぼ終わりですが沖縄ではまだまだ元気です。

タイワンウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマ♀

次は7月7日、2カ所目と同じ池。7月に全盛期だったベッコウチョウトンボやアオビタイトンボは大部減っていました。オオキイロトンボはわずかに1頭のみ。逆にタイリクショウジョウトンボは少し増えていました。

タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ♀

本土のショウジョウトンボと見た目はほとんど同じですが、腹部の背面に黒いスジがあるのが違いです。

頻回にホバリングするヒメハネビロトンボ♂がいて、飛翔ショットが楽に撮れました。

ヒメハネビロトンボ
(コモン)ヒメハネビロトンボ♂

飛ぶスピード自体は遅いのですがクイックイッと飛翔方向を変えるので、意外に難しいベッコウチョウトンボの飛翔ショット。”焦点距離固定+ファインダーも覗かず適当にカメラで連射”法で撮れたベッコウチョウトンボ♀です。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ♀

トビイロヤンマの産卵(未遂)など

沖縄2日目です。
7月に沖縄に来た時に採卵は大体終わってしまったので、今回は前回撮れなかったトンボショットを色々と撮ってます。

まず、7月6日1カ所目の川に。相変わらずベニトンボがうじゃうじゃいます。
♀の産卵中に、♀を他の♂に盗られてたまるかと警護する♂。

ベニトンボ
♀を警護するベニトンボ♂

その川上流部のダムの人工池。ヒメハネビロトンボ(コモンヒメハネビロトンボ)の産卵がうまく撮れました。♂は♀を一瞬放して♀は下降し単独で打水、すぐに♀は上昇し、さらに♂は♀を一瞬の早業で再キャッチします。

ヒメハネビロトンボ
♀をリリースする♂
ヒメハネビロトンボ
♀が産卵
ヒメハネビロトンボ
♀を再キャッチ

ヒメトンボも同じ人工池にいて普通は近づくと逃げるのですが、簡単に近づける♂がいたのでolympus TG-5で顕微鏡モード撮影。

ヒメトンボ
ヒメトンボ♂

ヒメトンボの産卵も1回あったのですが、うじゃうじゃいるベニトンボがちゃっかいを出しまくりですぐに消えてしまって撮影は出来ませんでした。

2カ所目は滝の下流にある川で初めてくる所です。
前回撮れなかった、リュウキュウハグロトンボの交尾。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボの交尾

ヤゴも探してみましたが、アマミサナエのヤゴがかなりいました。

最後は、トビイロヤンマのいる7月8日と同じ湿地帯。最低2頭の♀がいたのですが、近くまできて撮れたのはこのショット1枚のみでした。産卵体勢に入ったのですが、産卵基質が気にくわなかったみたいで産卵せずにすぐに離れて行ってしまい、産卵未遂ショットになってしまいました。

トビイロヤンマ
トビイロヤンマ♀

ウミアカトンボなど

今日から4泊5日のスケジュールで名護です。
なにやら怪しくなってきたGo To Travelですが今回は使えました。旅客機+ホテル+レンタカー込みで4,3000円、さらに地域共通券1,0000円ももらえたので、とっても恩恵にあずかってます。

まず7月9日と同じ場所に。前回は低い位置にいるウミアカトンボの♀がなかなか見つからなかったのですが、前回とほぼ同じ場所の木であっさり見つかりました。そのスポットがお気に入りみたいで、いったん消えてもいつの間にかそこに戻ってます。敏感でなかなか近づけないトンボですが、Olympus TG5の顕微鏡モードで近撮。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ♀

こちらは飛翔ショット。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ♀

♂も同様に近撮。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ♂

次は、7月6日と同じ場所に。前回リュウキュウギンヤンマはキャッチしての撮影でしたが、”焦点距離固定+ファインダーも覗かず適当にカメラで連射”法で今回は飛翔写真も撮ってみました。晴れてた時間が短く少しピンボケの写真しか撮れませんでした。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマ♂

前回はここでリュウキュウカトリヤンマの産卵があり、林縁にカトリ系をみつけて同種の♂かと思いましたが、絵合わせしてみるとこれはカトリヤンマの方みたいですね。沖縄には両種がいます。

カトリヤンマ
カトリヤンマ♂

オオキイロトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキイロトンボの卵以降を補間しヤゴ図鑑を完成させました。

オオキイロトンボの終齢はこんな感じで恐ろしげなヤゴです。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ終齢ヤゴ

3齢まではごく普通にいそうなトンボ科の、おとなしそうなヤゴ。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボの3齢ヤゴ

5齢になると複眼が横に張り出してきて、少し終齢の片鱗が出てきます。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボの5齢ヤゴ

そして7齢になると、もうオオキイロトンボでしかないという面構えになりました。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボの7齢ヤゴ

ヒメハネビロトンボ

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ヒメハネビロトンボを追加しました。

ヒメハネビロトンボのヤゴは、頭部前方をおおう下唇が三角形状に突出する、第8、9節の側棘が非常に長い、脚に毛が密生して目立つ、など他のトンボ科のヤゴと明らかに異なり、なんというんでしょうか・・・異形のヤゴです。同属のハネビロトンボのヤゴはそっくりで、基本的に見分けがつきません。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ終齢ヤゴ

1齢ヤゴの時から既に頭部は特徴的で、ハネビロトンボ属と分かります。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ1齢ヤゴ

オオキイロトンボも似た感じの恐ろしげなヤゴですが、複眼は後側部に突き出しており、その点で容易に鑑別がつきます。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ終齢ヤゴ

こちらの1齢ヤゴは意外におとなしいイメージです。何の変哲もないトンボ科の1齢といった印象です。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ1齢ヤゴ

なお、ヒメハネビロトンボには翅の斑紋の違いで、日本にはヒメハネビロトンボとコモンヒメハネビロトンボの2つの亜種がいますが、ホームページに掲載したトンボはコモンヒメハネビロトンボの方になります。

コモンヒメハネビロトンボ
コモンヒメハネビロトンボ♀

ベッコウチョウトンボ

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ベッコウチョウトンボを追加しました。

ベッコウチョウトンボは、本土のチョウトンボと体型自体は同じですが、それよりやや大型のトンボです。ただし、翅は橙黄色と濃褐色のまだら模様で、それがひらひらと陽光の中できらめき、ずっとハデないでたちです。本土から訪れてベッコウチョウトンボを見ると、南国に来たな~、と思わずバケーション気分になってしまいます。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ♂

ヤゴもチョウトンボとそっくりで細部を観察しないことには区別がつきませんが、ベッコウチョウトンボが生息する奄美諸島以南にはチョウトンボはいないので、分布域は重なりません。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ終齢ヤゴ

オオハラビロトンボ

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オオハラビロトンボを追加しました。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボヤゴ

オオハラビロトンボは南西諸島に分布するトンボですが、鹿児島県、宮崎県にも生息します。ハラビロトンボヤゴとオオハラビロトンボヤゴは非常に似ており、南西諸島では分布は重なりませんが、鹿児島県、宮崎県では両種の分布が重なります。
背棘の形はやや異なるようです。
ハラビロトンボの背棘の方が尖り方が目立ち、腹部第4節でも長く尖っています。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボヤゴとハラビロトンボヤゴの鑑別