オナガサナエ

海の日に予定していた旅行が急にキャンセルになったため、コースを少しアレンジして相変わらずのヤゴ行脚決行です。
まず4月29日の池に寄ってから、佐賀→長崎と出かけます。この池で可能性があるのは、ネアカヨシヤンマ採卵(顕微鏡モード撮影が未、黒バックの分ですね)、マルタンヤンマ産卵ビデオ、オニヤンマ採卵です。ネアカヨシヤンマは、2012年は産卵があったのですが、昨年、一昨年は見ませんでした。時期的にはちょうどいいはずですが今年もいません。もう少し通ってみよう。

ネアカヨシヤンマ
ネアカヨシヤンマ終齢

 

マルタンヤンマも今日は産卵を見ませんでした。通常トンボは、産卵場所で縄張りをはる♂は楽に発見でき、産卵の時のみ現れる♀は見るのが難しいです。マルタンヤンマは逆で、産卵に来る♀は羽が黒く目立つ事もありちょくちょく見るのですが、産卵場所に現れない♂は発見困難です。マルタンヤンマ♂は青い色彩が美しいヤンマとして有名ですが、一回も見た事がありません。周辺の下枝にぶらさがって休んでいるはずの♂を探しますが、やはり見つかりません。

マルタンヤンマ
マルタンヤンマ産卵(本日撮った写真ではありません)

 

日本最大種、ご存じオニヤンマは♂のパトロールはありますが産卵は来ませんでした。オニヤンマは大きな体と裏腹に、小さな流れに産卵するのが大好きです。この池へのこんな小さな流れ込みに産卵に来ます。

オニヤンマ
オニヤンマ産卵場所

 

さて佐賀に移動します。ここから先はこのシーズンの最大の目標、ミヤマサナエの採卵です。ミヤマサナエはやっかいです。ヤゴはそこそこ見かけるのですが、トンボはなかなかお目にかかれません。この場所は7-8年前はヤゴはかなりいました。♂は川堰のそばに縄張りをはるのが好きみたいなので絶好の条件ですがいません。

 

ミヤマサナエ
ミヤマサナエ生息環境

 

ここの上流方向も少し調べます。この辺は、オナガサナエがいかにも好きそうな流れが速くなる場所で、実際縄張り♂がいますがミヤマサナエはいません。

オナガサナエ
オナガサナエ環境

 

オナガサナエ
オナガサナエ♂縄張り

 

オナガサナエ卵の顕微鏡モードも未撮影ですが、普通にいるので気合いをいれれば何とかなるでしょう。気合いがいるというのは、オナガサナエは産卵が遅目の時間だからです。7時過ぎまで川で粘る必要があります。今日は時間がないので、もうあきらめ長崎方向に向かう事にします。

アオヤンマ2齢幼虫と、その他ヤンマ

6月28日のアオヤンマが2齢幼虫になりました。色や模様が終齢を思わせ、何となくアオヤンマかな?と分かる感じです。

アオヤンマ
アオヤンマ2齢幼虫

 

ちなみに、他のヤンマ科の1齢、2齢は下の画像です。何ヤンマの若齢かは、ちょっと想像がつかないです。

アオヤンマ
アオヤンマ1齢2齢

 

オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマ1齢2齢

 

カトリヤンマ
カトリヤンマ1齢2齢

 

ギンヤンマ
ギンヤンマ1齢2齢

 

クロスジギンヤンマ
クロスジギンヤンマ1齢2齢

 

コシボソヤンマ
コシボソヤンマ1齢2齢

 

サラサヤンマ
サラサヤンマ1齢2齢

 

ネアカヨシヤンマ
ネアカヨシヤンマ1齢2齢

 

マルタンヤンマ
マルタンヤンマ1齢2齢

 

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ1齢2齢

 

ヤブヤンマ
ヤブヤンマ1齢2齢

アオヤンマ、ハッチョウトンボ孵化

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オグマサナエと、オオシオカラトンボ
を追加しました。

6月23日のアオヤンマが孵化しました。産卵後15日です。

アオヤンマ
アオヤンマ孵化直前卵

 

アオヤンマ
アオヤンマ1齢幼虫

 

6月28日のハッチョウトンボも孵化しました。こちらは、産卵後10日です。

ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ孵化直前卵

 

ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ1齢幼虫

ヤクシマトゲオトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ベニイトトンボ
を追加しました。

先週川で左手小指を骨折し、まだ固定中です。とうことで、川は危険すぎるので今日は陸上活動です。場所は福岡市遠方の市です。こんな感じで水が岩壁面をしたたり落ちるような所です。

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ環境

 

ムカシヤンマと同様、陸上でヤゴ時代を過ごす変わり者ヤクシマトゲオトンボが狙いです。ホームページ用に一部未記録の画像があるので採卵をしようと思います。
ヤゴは水のしたたり落ちる壁面にはりついて生きています。

 

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボヤゴ(本日撮った写真ではありません)

 

ヤクシマトゲオトンボは枯れた植物や、ゼニゴケなどに産卵しますが、ここでは地面に落ちた杉の枯れ葉に良く産卵します。♂は10頭以上、♀は2頭いました。

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ♀

 

しばらく粘りましたが、産卵活動はまだ始まっていないようで、交尾も全く見ませんでした。あと1~2週したら産卵も始まるでしょうが、梅雨の大雨が降ると、交通規制でちょくちょく来られなくなるんですよね。今日なんとかしたかったのですが、しょうがなくギブアップです。

オオヤマトンボの採卵目的で、帰りに池に寄ってみました。

ウチワヤンマ
ウチワヤンマため池

 

7-8年前までは、この池に来るとウチワヤンマが多数縄張り、オオヤマトンボは頻繁に産卵という状態でした。一般的に採集がむずかしいオオヤマトンボやウチワヤンマのヤゴも割と簡単に取れていました。しかし、ある年から水中に水草が大量に生えるようになり、段々トンボが減ってきました。そして、遂に今年は両種とも全く見られませんでした。う~ん・・・・。
でも今年は、池を覆い尽くしていた水中の水草の大群が全く消えていました。ここは巨大なため池なので何か対策をしたのでしょうか?
数年したら、またトンボが戻ってくるかもしれません。今日は、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ数頭~10頭程度、ギンヤンマ1頭のみという寂しさでした。

5月28日に採卵したサラサヤンマが孵化しました。産卵後37日目です。卵は6月18日にはいつ孵化してもおかしくないくらいの感じになっていたのですが、サラサヤンマの場合はそこから孵化まで長くかかります。

サラサヤンマ
サラサヤンマ前幼虫

 

サラサヤンマ
サラサヤンマ1齢幼虫

 

サラサヤンマ
サラサヤンマ卵6月18日

 

サラサヤンマ
サラサヤンマ卵7月2日

ハッチョウトンボ卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキトンボと、カトリヤンマ
を追加しました。

今日のターゲットはハッチョウトンボとコヤマトンボの採卵です。場所は福岡市で、いずれも6月21日と同じ場所です。

前回ハッチョウトンボの産卵がまだだったので今日も出直しです。今回は♀が5-6頭いて2頭は成熟していました。産卵は見る事は出来ませんでしたが、そばの草地から湿地の水たまりに移動している成熟♀がいたので、カップに腹端をつけたらすぐに産卵してくれました。色々撮影もして次に移動です。他には、ハラビロトンボがいろんな成熟ステージのが多数、キイトトンボも10頭程度、シオカラトンボが2-3頭いました。

ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ♀
ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ卵

 

コヤマトンボはこんな場所です。♂1が頻繁にパトロールしています。かなり待ちましたが、14:00頃になりようやく産卵にきた♀を採集しました。左奥の川に草がかかっているあたりです。コヤマトンボは観察した範囲内では、川岸に枝がおおいかぶさったり、草がはみ出している部分に往復打水産卵することが多いようです。さて採卵ですがおそらく困難だと思います。今まで3-4回試してますが、単純に腹端を水につける方法はいずれも駄目でした。擬似環境で水を張ったボックスに入れておいて産卵するか試そうと思います。他には、ミヤマカワトンボ多数、アナヒナカワトンボ3頭、コオニヤンマ♂1、ヤマサナエ♂1がいました。

 

コヤマトンボ
コヤマトンボ産卵場所

 

さて、ここを撤収しようとしたのですが、ドジってしまいました。コケの生えた岩で滑って転倒してしまい、左手の着きどころ悪くて小指を脱臼・骨折してしまいました。整形外科の救急病院に行き、脱臼整復・指固定処置となってしまいました。コケの生えた岩は基本滑りやすいので、皆さん川遊びの時には十分気をつけましょう(^_^;)

 

骨折
骨折

アオヤンマ卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
キイトトンボ
を追加しました。

6月20日のアオヤンマがねらったとおり、葦の茎に産卵してくれました。

アオヤンマ
アオヤンマ産卵直後卵

 

茎にこんな産卵孔があいています。開くと下の写真のようになっています。

アオヤンマ
アオヤンマの産卵孔
アオヤンマ
茎の内部(孔のそばに卵が塊となって多数産卵されている)

 

アオヤンマの幼虫は、孵化後1頭ずつ産卵孔から脱出して水面下に落下していくという、他のトンボでは見られない孵化行動を見せます。

ハッチョウトンボ

本日のメインターゲットはオオヤマトンボの採卵でしたが、あっさりはずれでした。その後は福岡市内を色々と回ってきました。

まず、最初はオオヤマトンボねらいの池です。当然のようにこういう大きな池です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ池

 

全くいません。ウチワヤンマは♂3頭がいて、まだ朝方なので池をグルグル回っています。産卵の痕跡はありました。浮遊物にごちゃごちゃと小物がまとわりつき、持ち上げると頑丈な糸でグルグル巻き状態になっているので、慣れればすぐに分かります。

ウチワヤンマ
ウチワヤンマ卵

 

ここではウチワヤンマ♂3、コシアキトンボ♂数頭、羽化直後のアオイトトンボ系数頭のみでした。近くの草むらでたむろしているウチワヤンマです。

ウチワヤンマ
ウチワヤンマ♂

 

次に5月31日の川の別の場所です。はたしてキイロヤマトンボがいるかの確認です。急流から流れが少しゆっくりになる場所で、キイロヤマトンボを含む一部のトンボが産卵を好む状況です。

中流
河川中流域

 

キイロヤマトンボは×で、それどころが普通種のコヤマトンボすら見られません。2013年には♂1と♀の産卵をなんとか見ましたが、ついにいなくなってしまったかもしれません。ここのトンボ減少は、明らかに数年前のゲリラ豪雨の氾濫と、引き続く河川改修が原因ですが、オナガサナエはあまり減ってない印象をうけます。オナガサナエの羽化殻です。縄張り♂はまだいませんでした。

オナガサナエ
オナガサナエ脱皮殻

 

次に、ハッチョウトンボがもう出ているはずなので見に行きました。福岡県にはほとんど産地がなく、2カ所?だと思います。ちゃんと安定していて、♂15くらい、♀は3頭いました。他にはキイトトンボ数頭、ハラビロトンボ数頭といったところでした。

ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ♂
ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ♀

 

さらに5月24日の場所に行き、ヒメサナエの産卵がないか見てきました。まず食事中のクロサナエの♀が目に入りました。5月に採卵でさんざん手こずりましたが、期待していない時にばったり出会うのは良くあることです。ヒメサナエは1頭のみ♂の縄張りがありました。近くを探せばもう少しいい場所があるかもしれません。他には、アサヒナカワトンボが数頭いました。

クロサナエ
クロサナエ♀摂食中

 

ヒメサナエ
ヒメサナエ♂縄張り

 

最後の場所では、ミヤマカワトンボの採卵とコヤマトンボの採卵目的です。ミヤマカワトンボはたくさんいて産卵もありました。全て潜水産卵ばかりでした。コヤマトンボは、なんとか♂1のパトロールが見られました。ということで、今日はミヤマカワトンボの卵をゲットしたのみでした。

ミヤマカワトンボ
ミヤマカワトンボ潜水産卵

アオヤンマ

6月7日のヤマサナエ卵も孵化しました。

ヤマサナエ
ヤマサナエ孵化直前卵

 

ヤマサナエ
ヤマサナエ1齢幼虫

 

本日の目的はアオヤンマの採卵です。場所は福岡市です。こういう感じで葦が密生した池です。

 

アオヤンマ
アオヤンマ環境

 

まず産卵痕がないか探します。アオヤンマの個体数自体は少なく、葦原も広いため発見できればラッキーです。1回だけここで見つけましたが、その時は葦の上部で、直径が4-5mmくらいになった部分に産卵痕がありました。今回はもちろん見つからず。
結局、アオヤンマは2頭見つかり、両方とも♀でした。福岡で採集可能な他の10種類のヤンマは、全てキッチンペーパー入りの容器に入れておけば産卵してくれます。しかし、アオヤンマは中空の茎に産むという特殊な産卵方法ですので、同じ方法では無理な気がします。とりあえず1頭は採集し、葦の茎を入れた容器の中に入れておきます。さて産卵してくれるでしょうか?

 

アオヤンマ
アオヤンマ♀(やらせ写真です)

 

ここでは、アオヤンマ2-3頭、ギンヤンマ4-5頭、オニヤンマ♂1,ヨツボシトンボ2,ショウジョウトンボ♂1、チョウトンボ1、コシアキトンボ2、コフキトンボ1、ベニイトトンボ数頭、クロイトトンボ多数、モノサシトンボ多数といったところでした。マルタンヤンマ♀も産卵態勢に入ろうとしましたが、ビデオを撮ろうとしたらすぐに逃げられてしまいました。ここでは、写真手前の浮き草の上によく産卵するので、撮影条件はよいのですが・・(通常は草の中に潜り込んでしまってなかなか写しにくい対象です)。

 

 

yagopedia blog版(ヤゴペディアブログ)