ナゴヤサナエのヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オナガサナエと、
コフキトンボ
を追加しました。

今日もメインターゲットはミヤマサナエですが、8月15日の場所でナゴヤサナエの採卵がかなり期待出来そうなので、初めにそちらにむかいます。

過去の経験では、ここでは8~9時に産卵や交尾を見る事が多かったので、早めの7時半頃に到着。前回と同じ場所です。

 

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエのいる場所

 

まず、木に止まってお休み中の♀がいないか探しますが、そんな都合のいい話はなくもちろん見つかりません。
♂のパトロールもまだなので、とりあえずヤゴがいないか探してみる事にしました。ざっと探した範囲内で、亜終齢が1頭と終齢の2つ手前(F-2)が2頭いました。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ亜終齢
ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエF-2

 

さらっと流してしまいましたが、そこまで多産地でない福岡では、実はナゴヤサナエのヤゴを探すのは大変で、おそらくこれまで報告はないと思います。私は、2012年に筑後川のごく小さな支流で1回見つけ、今回は2回目です。
ただ、ここのポイントはもう絶対にいると断言します!というような環境なので、感想としてやっぱりいたなー程度でした。
ナゴヤサナエは、こういう粘土質に近いような泥底が好きです。

 

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエの好むドロ底

 

サナエトンボのヤゴの中にはジェット噴射で泳ぎ続けるヤゴがいて、ナゴヤサナエ、ウチワヤンマ、アオサナエ、オナガサナエがトップ4です。動画も撮ってみましたが、思ったほど勢いよく泳いでくれませんでした。

 

 

この手のヤゴはほとんど止まってくれず、ホームページ用にきれいに撮影しようとすると大変なのですが、秘策があります。冷却です。ヤゴの水の中に氷をいれて冷却すると、段々動きが鈍くなり、ついには止まってしまうのでその隙に撮影してしまいます。今回ホームページにアップしたオナガサナエの終齢は、そうやって撮影しました。冷やすのを止めると、また元気に泳ぎ出します。
さて、ナゴヤサナエヤゴは顕微鏡モード(黒バックの写真ですね)以外はホームページ素材の撮影は全て終了しているので、リリースします。
そうこうしている内に♂のパトロールも始まり、近くにも止まってくれるようになりました。パトロール中の写真も撮ってみましたが、私の腕前ではこの程度の写真しか撮れません。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂
尾部の裏側が黄色
ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂パトロール中

 

交尾もナゴヤサナエ確実が2回、あやしいのが2回ありましたが、思惑がはずれ網が届く範囲の木には止まってくれず、いずれも木を飛び越して行ってしまいました。
産卵は気付いた範囲では1回もありませんでしたが、川が大きすぎて川の中央部で産卵されると分からない状態です。このポイントで粘りすぎて時間を使いすぎてしまい、ミヤマサナエの探索時間がなくなってしまいました。
帰りに筑後川の支流に寄ってみました。2-3mくらの川幅しかありませんが、ここで2012年にナゴヤサナエのヤゴを見つけました。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエヤゴがいた支流

 

そこから少し下流部で、ミヤマサナエのヤゴがいるポイントです。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエヤゴのいるポイント

 

あまり期待はしませんでしたが、やはりミヤマサナエの成虫は見つかりませんでした。ナゴヤサナエでは少し成果がありましたが、ミヤマサナエは相変わらずトンボも見てない状態を更新中です。

それから今日は川で、数少ないトンボ愛好家の方ともお会いしました。最初、筑後川でよく見る釣りをされる方かと思っていましたが、話してみるとこのブログもご存じで、他県から3時間かけてナゴヤサナエの撮影にいらっしゃったそうです。私も、その方が運営されているブログを拝見した事があります。

撮影も無事成功されたとのことで安心しました。

実は、トンボ&ヤゴ道では、メチャクチャがんばった割に何の成果もないなんてこともよくある話なのです。

コヤマトンボ卵孵化直前

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
サラサヤンマと、
アキアカネ
を追加しました。

8月14日の卵が、孵化間近になってきました。
卵黄も緑でコヤマトンボ卵確定です。8月14日のコヤマトンボ♀は結局産卵してくれず、川砂から見つけた1卵のみがコヤマトンボ卵の写真記録となりました。

コヤマトンボ
コヤマトンボ卵孵化直前
コヤマトンボ
コヤマトンボ卵孵化直前

オニヤンマは1カ所で集中的に産卵するので、砂からの採卵は容易ですが、コヤマトンボは流れる川に移動しながら打水産卵していくので、1卵を得られたのは偶然としかいいようがないです。いずれにしろ、ようやく超難関のコヤマトンボ採卵クリアーです。

ナゴヤサナエ

YAGOPEDIAホームページに、
飼育方法
の項目を追加しました。

 

世間様はお盆、しかも終戦記念日、しかも娘の誕生日だというのに本日もヤゴ活動です。飽きもせずターゲットはミヤマサナエの採卵。

今日は筑後川に来ていて、例によって2年前にはヤゴは少なくとも2カ所で確認しています。まず1カ所目。
少し急な流れが緩やかになり、岸にヤゴが育つ浅いドロがある場所がベストだよな、と実生活では何の役にも立たない知識をフルに動員して探しますが、全くみつかりません。せめてナゴヤサナエでも飛んでいれば少しは気が紛れるのですが、そちらもいません。

移動していい場所がないか探す事にします。車の窓から見える対岸によさそうなポイントがありました。双眼鏡で探すと、石の上にいる小型のサナエは見つかりませんが、ナゴヤサナエが2頭川面を飛んでいます。対岸に移動することにします。対岸で川に入る道はあったのですが、よさげなポイントに到達できるルートが見あたりません。しょうがないので入り口から50mほどヤブ漕ぎしてなんとかたどり着きます。こんな感じです。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ生息場所

 

ミヤマサナエはおらず、ナゴヤサナエも大河の中央近くを飛んでいて証拠写真すら残せません。しばらく暑い中粘りますが何も起こらず、また川の入り口までヤブ漕ぎしてもどっていると、入り口のあたりでサナエが川の方に飛び立ちました。残念ながら飛び方はナゴヤサナエです。同じあたりに戻ってきて止まる事がよくあるので、待っていると来ました。ナゴヤサナエの♂です。草にジャマされて写真がいまいちです。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂

 

入り口の反対方向を見ると、どうもそちら側から川に出たり入ったりしているナゴヤサナエがいます。そっち方向に行ってみるとヤブ漕ぎよりはるかに行きやすく、しかもヤゴが生息出来そうな浅いドロ底がしばらく続いています。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ生息場所

 

オオヤマトンボ♂2も岸沿いをパトロールしています。オオヤマトンボは普通は大きな池がテリトリーですが、筑後川ではドロ岸で流れが緩やかな所は飛んでいてヤゴも見つかります。オオヤマトンボの採卵も出来るかもということで、ここでまた粘る事にします。ナゴヤサナエもすぐ近くの枝に止まってきました。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂

 

いまいちの写真ばかりなので、捕獲してちょっとモデルになってもらいました。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂

 

それ以上は何も起こりませんでしたが、ナゴヤサナエの採卵を狙うにはここは絶好のポイントになりそうです。若干遠浅で打水産卵中も狙えそうですし、交尾後に着地する木も網が届きそうな範囲にあります。

今日も、ミヤマサナエは成虫にすら出会えない記録を更新してしまいました。今年中に最低♂2がいるポイントを見つけたいものです。写真はミヤマサナエヤゴで、砂の中から見つけた中で最若2齢幼虫と終齢です。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエ2齢幼虫

 

ミヤマサナエ
ミヤマサナエ終齢

コヤマトンボ採卵

予定していたお盆の旅行が急にキャンセルになりました。今年旅行がつぶれるのは、もう2回目です。

という訳で世間様はお盆休みだというのに、本日もヤゴ活動です。場所は、6月28日に転倒して小指を骨折した川です。両手に棒を持って川を歩き、めちゃくちゃ慎重に移動です。

目的は今日もミヤマサナエで、7年前にはヤゴを確認しています。着いてまず目についたのはコシボソヤンマです。川に木が倒れた所があり、最低2♂がしつこく倒木の回りをパトロールしています。

コシボソヤンマ
コシボソヤンマ産卵木

 

途中で休止中の♂。

コシボソヤンマ
コシボソヤンマ♂

 

♀も1回産卵に来ましたがすぐに行ってしまいました。

ターゲットのミヤマサナエがいないか注意をはらいますが、サナエでいるのはコオニヤンマのみです。

6月28日と全く同じポイントにコヤマトンボが産卵に来たのでゲットしました。

コヤマトンボ
コヤマトンボ♀

 

腹端をカップの水につけてみますが、もちろん産卵はしてくれず。持って帰って産卵箱に入れて採卵を試してみようと思いますが、失敗の可能性が高いです。コヤマトンボの採卵は難しいです。そういう訳で、頻繁に産卵があるあたりの砂も持って返って調べてみる事にします。
こちらは1卵だけですが見つかりました。おそらくコヤマトンボの卵だと思います。他に可能性があるのはコオニヤンマ卵くらいですが明らかにそれとは違います。

コヤマトンボ
コヤマトンボ卵?

 

コオニヤンマ
コオニヤンマ卵(本日撮った写真ではありません)

 

同時に砂の中にいた、コヤマトンボ1齢ヤゴ。中腸の卵黄は緑色です。

コヤマトンボ
コヤマトンボ1齢幼虫

 

8月3日のオナガサナエも今日孵化しました。

オナガサナエ
オナガサナエ孵化直前卵

 

オナガサナエ
オナガサナエ1齢幼虫

 

1番の目的のミヤマサナエは今日も見つからず、採卵どころか成虫も1回も見ていません。

ヤクシマトゲオトンボ

今日も大分にいます。朝方昨日のポイントにいってみますが、朝だからといって特にミヤマサナエがいる訳ではありませんでした。ここの川への小さな流れ込みがあり、そこでオニヤンマ♀が♂にじゃまされずに伸び伸びと産卵していました。もう少しすると♂がパトロールにやってきて、おちおち産卵していられなくなります。

オニヤンマ
オニヤンマ♀産卵

 

別の場所の池に移動します。オオヤマトンボの産卵狙いで♂は最低3がパトロールしています。しばらく待ち1回だけ♀が産卵に来ましたがごく短時間で捕獲は不可能でした。待機場所に日陰がなく水分補給していても熱中症になりそうです。身の危険を感じギブアップ。池の湿地状になった部分でネアカヨシヤンマの記録があり探してみますが、こちらも見つかりませんでした。こんな感じの場所が結構広がっており、いかにもネアカヨシヤンマがいそうな雰囲気はあります。

ネアカヨシヤンマ
ネアカヨシヤンマ湿地

 

何も収穫がないので、最後に7月26日の場所にヤクシマトゲオトンボの採卵に向かいます。あいかわらず崖崩れの通行止めは続いていますが、大分県側からはアプローチ出来るのです。ヤクシマトゲオトンボはかなり減っていました。最低♂2,♀4はいましたが、♂は後翅が欠けて老化しています。♀は止まっているだけで待っていても産卵開始してくれません。7月5日に訪れた時はまだ産卵には早すぎ、今日は産卵のピークが終わりつつある感じです。♀の尾端には泥がついており、まだ産卵は終わってはないと思うのですが。近くの杉の枯葉と♀を持ち帰り産卵ボックスに入れて採卵を試みる事にします。

ヤクシマトゲオトンボ
後翅が半分とれたヤクシマトゲオトンボ♂
ヤクシマトゲオトンボ
腹端が泥で汚れたヤクシマトゲオトンボ♀

 

ヤクシマトゲオトンボの卵はこんな感じで、先端がサイドに少し片寄ってバナナ型をしています。

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ卵(本日撮った写真ではありません)

 

1齢ですが、尾鰓は特徴的な袋状にはなっておらず普通のイトトンボと同じです。普通のイトトンボと違うのは、水中にいれると死んでしまうことで、適度に水に浸っているような環境で育てる必要があります。今ホームページの飼育法の項を作成中で、もう少しで公開出来そうです。ヤクシマトゲオトンボヤゴの飼育法も記載しています。単純すぎてびっくりな感じですが・・・

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ1齢幼虫(本日撮った写真ではありません)

 

今回の大分への遠征は、ほとんど収穫がなく完全に撃沈でした。

 

 

ミヤマサナエ探索

夏の間の課題、ミヤマサナエ採卵目的で大分県の九重まで出張です。ヤゴはちゃんと見つかるのですが、いまだにミヤマサナエの成虫が確実に縄張りをはる場所が発見できません。九重でもミヤマサナエの成虫は発見出来ていないです。こんな場所で、少なくともヤゴはいるのですが、トンボはいません。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエヤゴの場所

 

この場所の前後の川岸も調査してみますが、理想的なポイントは見つからずミヤマサナエも発見できません。理想的なポイントのイメージとしては、早い流れが終わり緩やかな瀬になり、あまり深くなく、両岸が開け、川や岸に岩がゴロゴロと飛び出しているポイントです。特に堰や橋の下なんかで、こういうポイントがあればベストです。川の前後を調べていると、場所によっては牛の臭いがしてきます。川岸で放牧したり洗ったりしているのでしょうか?九重まで来たなーという感じです。

理想的なポイントは見つからず、ここで待つ事にします。ここは自然環境は最高で、福岡ではなかなかお目にかかれなくなった、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボがいたる所にいます。福岡では局地的にしか見られないミヤマアカネもうじゃうじゃ飛んでいます。

アキアカネ
アキアカネ♀
ナツアカネ
ナツアカネ♂
ノシメトンボ
ノシメトンボ♀
ミヤマアカネ
ミヤマアカネ♂

 

今はハグロトンボが全盛ですが、アオハダトンボもまだかなり残っています。

アオハダトンボ
アオハダトンボ♀
アオハダトンボ
アオハダトンボ♀

 

17時頃に川面をすばやく移動しホバリングするサナエがいました。尾端の方に黄色い部分が目立たず、きっと違うだろうと思いながら一応捕獲。オナガサナエの♀でした。記念撮影だけして逃がし、産卵業務に戻ってもらいます。

オナガサナエ
オナガサナエ♀

 

途中で黒い雲が出始め、遠くでカミナリの音もしてあまり長い時間粘れませんでした。結局、ミヤマサナエとは出会えずでした。ウーン、ミヤマサナエはなかなかきびしい。

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