正真正銘タイリクアキアカネ♀

昨日に引き続き対馬でタイリクアキアカネ探しです。
まず行ったのは昨日と違うこういう場所。この奥の方に小さな水場があります

タイリクアキアカネ
タイリクアキアカネ♀がいた場所

このフィールドで見つけた♀の個体。

タイリクアキアカネ
タイリクアキアカネ♀

顔面の黒い斑紋の凹凸、翅胸第1側縫線に沿う黒条が小さいのは2つともクリア。羽も橙味が目立ちます。
尾端腹面の形態もクリアです。ちなみに2枚目はアキアカネ♀の尾端。

タイリクアキアカネ
タイリクアキアカネ♀尾端
アキアカネ
アキアカネ♀尾端

この♀をタイリクアキアカネとして認定しました。腹端をカップの水につけて採卵も成功。

タイリクアキアカネ
タイリクアキアカネ卵

普通だったらこれでトンボの採卵ミッションクリアなのですが、そうはいかないのがタイリクアキアカネの難しいところ。
昨日のように父親の♂がアキアカネかもしれません。こういう文献もあります。
タイリクアキアカネの採卵・飼育記録 二橋亮他,Aeschna,(38),24-26,2001(二橋氏からこの文献をいただきました)。

文献の内容としては、国内でタイリクアキアカネ♀から採卵された場合、アキアカネとの雑種傾向がある個体が羽化することが多いが、石川県および富山県で得られた卵から純粋なタイリクアキアカネが羽化した、というもの。
今日の採卵も、来年になって羽化させないと純粋なタイリクアキアカネかどうか判明しないのがなかなかつらいところです。
ならば、タイリクアキアカネ♂♀の連結ペアから採卵すればOKでしょうということで、さらに昨日の場所へ。

着いてすぐに下のペアが産卵を始めました。大きさも小さめですし、ここではマユタテアカネの産卵も多いので、きっとそうだろうと思いのんびりと写真撮影から開始。

タイリクアキアカネ
タイリクアキアカネ♂

マユタテアカネではありませんでした。♂の顔面の黒条と羽の雰囲気から、これこそ狙いのタイリクアキアカネペアの産卵だったかもしれません。しかし、そう気づいた時には手遅れで、産卵は終わりいなくなってしまいました。
その後は7ペアを捕獲して調べましたが、全てアキアカネ。さっきの失敗からマユタテアカネ2ペアも誤爆して捕獲してしまいました。

結果は出ず、産卵もまだ続いてましたが帰りのフェリーの時間があるため本日はギブアップ。しかし、晴天の対馬をバイクで縦断出来たのはとっても快適でした。