ムカシトンボが見つからない

近場ではムカシトンボの産卵痕は見つかるものの成虫のトンボが見られないので、簡単に見つけられる北九州のとあるポイントへ。
到着したらすぐにトンボが見られると思っていたのですが変ですね~。全く現れません。以前は、ひっきりなしに♂も♀も現れて産卵も見られており、少なくとも数年前には結構いたのですが。産卵痕も、15分で到着のご当地ポイントの方がむしろ多いくらいです。
あまりに暇なので、意味もなくolympus TG-5の深度合成で撮った産卵痕。

ムカシトンボ
ムカシトンボの産卵痕

待つこと30分でようやく♂が1頭、その後1時間開いてまた1頭。多くても♂3頭のみでした。

ムカシトンボ
ムカシトンボ♂

そこのポイントは全体的に乾燥化が進んでおり、ほどよく湿った産卵に適したジャゴケは以前よりかなり減っていました。
ムカシトンボの人気ポイントが単にここから別の場所に移動したのか?それとも他の多くのトンボと同じでムカシトンボも減ってしまっているのか、どっちなのでしょうか?

ヒメクロサナエの産卵探し

4月23日と同じ近場の渓流に。
ここで、昨年は4月21日という早い時期にヒメクロサナエの産卵を見たので、今年もいないかな~と。
こんな感じの場所で、昨年は明度を明るく調節してあるチョロチョロした流れに腹端をつけて産卵していました。ここを見ていたら、たまたま♀がスッと現れて産卵を始めました。

ヒメクロサナエ
ヒメクロサナエの産卵場所

ヒメクロサナエは、岩や砂場に止まって腹端だけを水につけて卵塊を産み落としていきます。
ヒメクロサナエの産卵場所を見つけるのはなかなか難しいのですが、上に避難場所になる透けた枝葉があり、その下にチョロチョロした流れ、真っ暗ではなく日がさす時はちゃんとさす場所、といった印象です(ただ、上流の結構急な流れの岩にペタッと張り付いて産卵する♀もいます)。そして、そういう所に縄張り♂がいればビンゴです。
残念ながら産卵には出会えませんでしたが近くの草場に♂は見つけました。

ヒメクロサナエ
ヒメクロサナエ♂

ホソミイトトンボ♀もいました。♀と分かったのは帰宅後写真を確認してからです。♀単独写真のストックはなかったのでもっと撮っておけば・・・と思っても後の祭り。
この場所は渓流が少し緩やかになる場所ですが、どこかに近くに繁殖出来る止水域があるのでしょうか?

ホソミイトトンボ
ホソミイトトンボ越冬型♀

他の同じ様な環境の葉上に♂のトンボを見つけたので、そこも見張ってみました。しかし、後で写真を拡大してみると尾部付属器にポッチがありそうで、どうもダビドサナエ♂のようです。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♂

以前だったら渓流沿いにムカシトンボ♂のパトロールが見られたのですが、今日は全く見ませんでした。産卵痕はそこそこありますが、本当に細々と生き延びているようです。

ムカシトンボの産卵痕

午後晴れたので近場の渓流に。

寒いのもありトンボはアサヒナカワトンボ♀1を見たのみですが、ムカシトンボの産卵痕はちゃんとありました。

毎年決まったように、同じ場所のゼニゴケに産卵されています。単に好適な産卵条件を絞っていくとここになってしまうのか、それとも親からの記憶が引き継がれているのか・・・。

ムカシトンボ
ムカシトンボの産卵痕

アジアイトトンボの産卵動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アジアイトトンボの産卵動画を追加しました。

4月6日と同じ池に、またまた出動。
こんな感じの場所です。

オツネントンボ
オツネントンボがいる環境

前回撮れなかった写真を撮るのが目的ですが、そのひとつのオツネントンボ♀の単独ショット。olympus tg-5の顕微鏡モードで寄り寄りの食事中の一コマを撮ってみました。
多くのトンボでは、摂食中はかなり寄ることが出来ます。

オツネントンボ
摂食中のオツネントンボ♀

♂も接写で深度合成。上の写真と比べると尾端まではっきり写っています。

オツネントンボ
オツネントンボ♂

ホソミオツネントンボは福岡でもいる所にはかなりいますが、この池ではこの1ペアのみでした。

ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボの連結産卵

今日はアジアイトトンボの産卵もありました。

アジアイトトンボ
アジアイトトンボ♀の単独産卵

池を1周しても、ヒトの目で探す限りは♂2♀1しか見つからないのですが、ちゃんとこの広い池で出会って交尾して産卵している不思議。ただ、そういう仕組みがないと、この池ではとっくに絶滅しているでしょうね。
トンボの産卵行動を見ていると親の記憶が引き継がれているとしか思えないことがよくあります。遺伝子には環境によって遺伝子の発現を変える仕組みがあるので(エピジェネティクス)、実際に引き継いでるんじゃないかな~と妄想中。

キイロサナエの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
キイロサナエヤゴの生態動画を差し替えました。

キイロサナエヤゴの動画だけ亜終齢のものだったので、終齢の動画と差し替えました。

今回、E-M1 markⅢが発売されてやや値が下がったolympus E-M1 markⅡを入手しました。今まで深度合成画像はolympus tg-5で撮影してたのですが、こっちでいこうということで、キイロサナエヤゴにモデルになってもらいました。
普通、複眼にピントを合わせると尾端がぼやけてしまうのですが、尾端までくっきりと写ってます。解像度もtg-5より上がった感じで、よりスッキリした仕上がりになりました。

キイロサナエ
キイロサナエヤゴ深度合成撮影

オツネントンボの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オツネントンボの産卵動画を追加しました。

昨日までは冬に逆戻りしていましたが、今日は暖かくなり再び4月6日と同じ池に出かけました。

オツネントンボは少し多めに見つかり、♂5と連結産卵も1回ありました。
細々とながら、この池で生き延びています。
地域によっては、珍しくもなんともないオツネントンボの産卵光景ですが、近年福岡では貴重なショットです。

オツネントンボ
オツネントンボの連結産卵

採卵もしてきました。

オツネントンボ
オツネントンボ卵

オツネントンボ

4月6日と同じ池です。
オツネントンボが見つかりましたが1頭のみでした。
今回はちゃんと写真も撮れました。

オツネントンボ
オツネントンボ♂

福岡では貴重なショットで、何の変哲もないイトトンボの枯れ草色がとってもチャーミングに見えてしまうのは不思議なもんです。
越冬する生命力にもかってに尊敬を感じてしまいます。

ヒメクロサナエの羽化始まる

福岡市近郊の油山にピクニック&ランチへ。
ついついトンボがいないか探してしまいますが、渓流でもトンボも羽化は始まってました。

羽化直後のヒメクロサナエが3頭。

ヒメクロサナエ
羽化直後のヒメクロサナエ♂

芝生の広場に遊びに来たギンヤンマ。

ギンヤンマ
まだ未熟なギンヤンマ♀

渓流の定番アサヒナカワトンボ。

アサヒナカワトンボ
アサヒナカワトンボ♀

福岡市でオツネントンボ探し

オツネントンボ探しに福岡市の池に行ってきました。
2008年に記録が残っており、2018年11月1日と同じ池です。
あまり期待はしていなかったのですが、♂が1頭いました。すぐに見失ってしまい写真は撮れませんでしたが、福岡では近年なかなか見られないので収穫でした。

他にはアジアイトトンボの♂1と未熟♀1。♂もきっと未熟なんでしょうが、♀は外見ですぐにわかります。下の1枚目が羽化直後の♀で胸部はまだ少し緑色で腹部は少しオレンジ色。すぐに2枚目のように全体的にオレンジ~赤色に変化しますが、成熟すると3枚目のように再度緑色へと戻ります。

アジアイトトンボ
アジアイトトンボ♀羽化直後
アジアイトトンボ
アジアイトトンボ♀未熟
アジアイトトンボ
アジアイトトンボ♀成熟

他には羽化したばかりのシオカラトンボ♂。♀の未熟と区別がつきにくいですが、♀は腹部第8節が横に少し広がります。アジアイトトンボはこの時期に見られても不思議はないのですが、シオカラトンボの羽化もそろそろ始まっているのですね。

シオカラトンボ
シオカラトンボ♂羽化直後

ホソミオツネントンボだらけ

ここのところ福岡では見つけるのが難しいオツネントンボを探しに大分に出張してきました。ただ、その池でも2017年2018年と♂1頭を見たのみで、残念ながら今回は全く見つかりませんでした。
その代わりたくさんいたのはホソミオツネントンボ。他は、ホソミイトトンボ数頭、アジアイトトンボの未熟数頭と、羽化したばかりの(おそらく)フタスジサナエ1頭。

ホソミオツネントンボは、とにかくうじゃうじゃといました。
下は3連結で産卵している♂♂♀に、さらにちょっかいを出す♂。

ホソミオツネントンボ
3連結での産卵

次は、3ペアが産卵している光景。

ホソミオツネントンボ
産卵中の3ペア

下の写真にいたっては良~く見てみると、この画角内だけで40ペア近くが産卵しています。

ホソミオツネントンボ
40ペア近くでの産卵