クロサナエの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
クロサナエの産卵動画を追加しました。

ホームページにはダビドサナエの産卵動画は掲載済みですが、暗すぎる動画の明度を編集でムリヤリあげた代物で、ショボすぎます。

ダビドサナエ系の産卵動画を撮りなおそうということで、2015年5月24日と同じ場所に出かけてきました。毎年ここには1度は来るようにしているのですが、昨年来た時はクロサナエは見かけませんでした。
しかし、今年はちゃんといます。最低♂のクロサナエ3頭がいました。
1頭は警戒心が薄く、寄りまくっても逃げません。マイブームのolympus tg-5の顕微鏡モードでパチリ。

クロサナエ
クロサナエ♂

 

どのあたりで♀の産卵を待ち受けようかと、川の中をウロウロしていると♀の産卵が入ってきました。でも、草の中に潜り込んで行ってしまいちょっと様子が変です。
ムカシトンボ♀の産卵でした。

ムカシトンボ
ムカシトンボの産卵

 

ここは標高が高いため、平地よりムカシトンボの活動時期が遅めです。近場の平地で毎年産卵がみられる場所(2017年4月27日の場所)では、今年4月22日にはすでに産卵痕を見ていますから1ヶ月以上遅れています。

しばらくウロウロした後、クロサナエ♂が特に執着している場所があったのでそこに居座ることにしました。

クロサナエ
クロサナエの産卵場所

 

トンボの♂の嗅覚はたいしたものです。座って3-4分後には♀の産卵が来ました。時間は15:00くらい。

クロサナエ
クロサナエ♀の産卵

 

ダビドサナエやクロサナエは空中でホバリングしながら、湿った葉やコケ上にパラパラと卵を落下させて産卵します。

暗めの場所でISO感度を6400にあげて撮影した動画ですが、残念ながら落下する卵は写っていませんでした。単に♀がホバリングしながら飛んでいるように見える動画ですが、ダビドサナエの既出動画よりマシなのでホームページにアップしました。

ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボの孵化

5月6日の、ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボの卵が孵化しました。
約2週間で孵化しましたが、孵化までの期間は温度によっても違ってきます。
温度が高いと早めに孵化します。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ孵化直前卵

 

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ1齢幼虫

 

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ孵化直前卵

 

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ1齢幼虫

ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボ卵

沖縄で4月30日にヒメイトトンボとコフキヒメイトトンボの交尾・産卵は見られなかったのですが、持ち帰った♀が産卵してくれました。

普通イトトンボは、湿らしたキッチンペーパーを敷いた百均の小容器に入れておくだけで簡単に産卵してくれます。
しかし、モートンイトトンボや本種などの超小型種は失敗することが多く、擬似的な産卵環境を作りました。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ産卵容器

 

玉ジャリと水を入れた小容器に、植物に見立てたキッチンペーパーの棒を立てています。芯には加工しやすいアルミ製の1mm程度の針金が入っています。
植物を植えてもいいのですが、卵を撮影するケースでは植物から卵の分離は至難の業なのです。
これをさらに百均の容器に格納して、内壁にも一部少し湿らせたキッチンペーパーをくっつけて出来上がり。約15分の作業行程です。

内壁と疑似植物キッチンペーパーの両者に産卵してくれました。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ卵

 

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ卵

 

コフキヒメイトトンボの方が3-4日産卵後日がたっています。

ちなみに撮影セットは下のようになります。

撮影装置
Fee Waker用撮影装置

 

照明にはAmazonで購入した5000ルーメンの超高輝度LEDライトを4灯使用しています。

撮影容器
撮影容器

 

撮影卵を入れる容器は、楽天で購入したグラスアートベベル直径38mm。厚いガラスなので被写体の下に影が出来ない利点があります。その上に水を張らないといけないので、まわりに百均で買ったプラスチックボトルから高さ2~3mmを切り出して貼り付けています。接着はガラスにもくっつくウルトラ多用途ボンドで乾くと透明になるタイプ。

撮影装置
撮影装置

 

撮影カメラとレンズが入るとこんな感じになります。4.5倍率撮影ともなるわずかの動きが影響するので、左右に手を固定する台も置いています。

レンズ
Free Walkerレンズ

 

中一光学の4~4.5倍レンズFree Walkerは、先端が顕微鏡のようになっています。

olympus tg-5の顕微鏡モードで撮影する場合は、レンズから被写体までのワーキングスペースが数mmしかありませんので、さらにもうひと工夫必要です。
横のわずかの隙間からLEDライトで光を入れると同時に、背景を明るくするため下からも照明を入れる必要があります。

撮影装置
背景発光用撮影台

 

下に置く照明台は発泡塩ビ板を加工して作ってあり、中に光反射用のアルミ版を45℃の角度で固定しています。台の上は、透明のプラスチックシートに乳白色のビニールをかぶせたもので光が散乱します。

撮影装置
背景発光用撮影台

 

撮影台の横からライトをあてると、台の上が明るくなります。

撮影装置
撮影装置

 

カメラの隙間の横からライト2灯、下からライト1灯くらいでちょうどいい明暗差が生じ、透明の若齢ヤゴも背景からよく分離されます。

メガネサナエ
メガネサナエ5齢ヤゴ

 

上はこのシステムで顕微鏡モード3.0倍で撮影した、5齢になったメガネサナエヤゴ。

トラフトンボ

GW後半は近場をプラプラしてます。
まずこういう池。

トラフトンボ
トラフトンボの池

 

ホームページのトラフトンボ画像がやらせ画像なので、自然の状態のトンボを撮影しようという目的です。
2~3頭の♂が飛んでおり、一瞬ホバリングするのですがすぐに動き出すので撮影が難しいです。
これが一番ピントがあっていた飛翔画像。

トラフトンボ
トラフトンボ♂

 

♀は見ませんでしたが、トラフトンボの卵紐はありました。水中から撮った画像です。

トラフトンボ
トラフトンボの卵紐

 

次にフタスジサナエを狙ってこんな池。

フタスジサナエ
フタスジサナエの池

 

昨年までコンスタントにフタスジサナエがたくさんいたのに、今年は1頭も見つかりません。なぜ???
池の別の一角にタベサナエがいるのでそちらを見に行ったら、タベサナエは6~7頭の♂がいました。

タベサナエ
タベサナエ♂

 

近くの小規模な池も覗いてみました。

フタスジサナエ
フタスジサナエの池

 

こちらの方は何とかフタスジサナエ♂が1頭のみいました。

フタスジサナエ
フタスジサナエ♂

 

なお、トンボ画像は両方ともolympus tg-5の顕微鏡モードで、ごく近くからアップで撮ったものです(最近のマイブーム)。

こちらは帰ってから撮影した、トラフトンボ卵。

トラフトンボ
トラフトンボ卵

 

すでに細胞分裂が始まっており、産卵後何日かを経過した卵でした。