ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
コフキヒメイトトンボのトンボ画像を変更しました。

沖縄滞在3日目です。
飛行機の時間があるので、本日は午前中のみの活動です。コフキヒメイトトンボとヒメイトトンボの情報を検索出来たダムの川へ。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボのいるダム

 

コフキヒメイトトンボはうじゃうじゃと、またヒメイトトンボもたくさんいました。
両者の区別は♂の尾端部、♀の前胸部の違いが基本ですが、小さすぎるので写真に撮って拡大して確認しないとなかなかわかりません。

♂鑑別
ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボ♂の鑑別

 

♀鑑別
ヒメイトトンボ、コフキヒメイトトンボ♀の鑑別

 

コフキヒメイトトンボ♂未熟。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ未熟な♂

 

コフキヒメイトトンボ♂成熟。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ成熟♂

 

コフキヒメイトトンボ♀未熟

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ未熟な♀

 

コフキヒメイトトンボ♀成熟。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ成熟♀

 

ヒメイトトンボ♂。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ♂

 

ヒメイトトンボ♀未熟。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ未熟な♀

 

ヒメイトトンボ♀成熟。

ヒメイトトンボ
ヒメイトトンボ成熟♀

 

これだけうじゃうじゃいるのに、交尾や産卵は全く見られませんでした。超小型のイトトンボは大体朝早く交尾をするので7:30には現地についたのですが、それでも遅かったようです。

さて、これで沖縄探索3日間は終わりです。
ここ3年間の経験では、ベニトンボやハラボソトンボはたくさんいるのですが、それ以外のトンボは意外に探すのが大変という印象です。
将来的には、梅雨明けの時期にまた沖縄を訪れてみたいです。

ヤンバルトゲオトンボ、オオメトンボのヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
アマミサナエトンボ画像を差し替えました。

沖縄滞在2日目です。
まず昨日オオハラビロトンボがいた公園に。このトンボの1日の行動ルーチンは決まっているようで、同じ時間に同じ林道に現れました。今回はすかさず捕獲。
でも採卵はダメそうです。腹部もペチャンコで見るからに未熟です。一応腹端を水の入ったカップにつけてみましたが、もちろん産卵はなし。モデルになってもらい写真撮影後にリリース。♂は1頭も見ていませんし、採卵を狙うならもう少し先の季節でないと駄目そうです。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ未熟♀

 

少し水場を網ですくってみました。リュウキュウベニイトトンボのヤゴは結構いました。他にトンボ系のヤゴが2頭入り、1頭は明らかにベッコウチョウトンボ(亜種のオキナワチョウトンボ)で、お持ち帰りし羽化させてみようと思います。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボの亜終齢ヤゴ

 

問題はもう1頭で、一見コシアキトンボヤゴなのですが何となく全体的に平たく違和感があります。それに沖縄ではコシアキトンボの定着はないと思います(先島諸島ではあり)。

オオメトンボ
オオメトンボと思われるヤゴ

 

きっとオオメトンボのヤゴでしょう。ここの水場は長径7m程の小規模なものですが、隣接部の立ち入り禁止になっている部分にはgoogle earthでみると池があり、そっちの池で繁殖しているのがこっちにやってきて産卵した可能性があります。
ということで、やはりお持ち帰り&羽化させるコースです。

次に向かったのは昨日遅めの時間で何もイベントがなかった渓流。午前で晴れているので、何かしら見つかるはずです。

渓流
渓流

 

いたのはリュウキュウハグロトンボがそこそこ。リュウキュウルリモントンボ♂も離ればなれの場所で縄張りを張るのが数頭ほどいました。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ♂

 

あとアマミサナエ。昨年は見かけたヤツは敏感で、いると気づいた時はすでに逃げられているパターンでしたが、今年のは鈍感な個体なのか写真撮影させてくれました。

アマミサナエ
アマミサナエ♂

 

1回などは足元すぐ近くの石の上に来て、流れの川面をじっとにらみ始めました。

アマミサナエ
渓流をにらむアマミサナエ♂

 

にらみつける場所はこういう感じ。ちなみに奥の方の水面の木の根っこは、リュウキュウハグロトンボ♂3頭もじっと見張っていて、時々そこにパトロール飛行もしています。

アマミサナエ
アマミサナエの縄張り場所

 

トンボの♂の産卵場所を見極める本能はすごいものがあるので、両種の産卵が期待できます。
しかし、1時間ほどは粘ってみましたが空振りでした。もっと時間がないことにはなかなか難しいです。

背後のヤブから水がしたたっているので何気にのぞいてみるとトンボがいます。オキナワトゲオトンボでした。いたのはこの1頭のみ。

オキナワトゲオトンボ
オキナワトゲオトンボ♂

 

さて、三番目に向かったのはヤンバルの林道。この地区は国定公園になっており、特に特別保護区では生き物や植物を下手に扱うと犯罪になるので、事前にネットで調査。行く場所は林道など特別保護区に指定されていますが、今日のポイントは特別保護区外でした。目的はもう一種のトゲオトンボである、ヤンバルトゲオトンボで♂4頭がいました。さっきのオキナワトゲオトンボと違って、翅端の濃色斑がありません。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボ♂

 

それにしてもトゲオトンボは警戒心がなさ過ぎです。すぐそばを歩いても飛び出しませんし、普通のトンボと逆で探す場合はそこらじゅうをガサガサやらないと見つかりません。よっぽど自分たちが見つかりにくい自信があるのでしょうし、じっとしてる方が安全なんでしょうね。写真は両者ともolympus tg-5の顕微鏡モードで寄りまくって撮ったものです。

ヤゴも探してみましたが2頭いました。1頭は体色も白っぽくなっており羽化直前といった感じ。動画も撮ってみましたが残念ながら動きは入っていません。少しチョロチョロッと動いてすぐに止まるのが移動パターンですが、カメラを固定するために不自然な体勢を保たねばならず、動き出すまで自分の姿勢を維持出来ませんでした。

 

最後に向かったのは湿地帯です。目的はトビイロヤンマやアメイロトンボなど夕方薄暗くなってから活動が見られる種。夕方まで時間があるのでまず近くにある滝の場所に。

滝
湿地そばの滝の場所

 

ここにもトゲトトンボ♂が1頭いました。翅の先端が黒くないのでヤンバルトゲオトンボでいいと思います。薄暗くて撮影に手間取っている間に植生の上の方に飛んでいって見失ってしまい、証拠写真は撮れませんでした。

ヤゴがいそうなのは滝の脇のこういう部分と思われますが、大雨の時はヤゴが流されてしまうリスクが高過ぎでは?

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボヤゴの生息場所?

 

肝心の湿地部はかなり薄暗くなるまで待ちましたが何もありませんでした。

湿地
湿地

 

黄昏飛翔もなし、暗くなって現れるトンボの影もなし。う~ん、時期が悪いのか、場所が悪いのか?

ということで、2日目の沖縄も、”もっと情報と時間が欲しいですっ!”で終わりとなりました。

ハネビロトンボの産卵スロー動画など

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
リュウキュウベニイトトンボハネビロトンボの産卵動画を追加しました。

3年連続で今年もGWは沖縄です。
今年は、家族を伴わない単独行動ですし、だいぶ沖縄の勝手もわかってきたので成果が期待されます。
まずオオハラビロトンボがいる公園。ごく小規模な水場があります。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボの池

 

朝着いてすぐに林道で摂食している♀2頭を発見。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボがいた林道

 

 

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ♀

 

楽勝かなと思いましたが以後は見つけられず、どうも♀2-3頭しかいないようです。途中で水場に1回飛んできましたが、産卵はせずにすぐに高い梢に止まり消えてしまいました。目的の採卵は達成出来ず。
明日もう1回来てみよう。

水場にはリュウキュウベニイトトンボが数頭いて産卵もしていました。
♂の移精(交尾の前に腹端にある性器から腹部の副性器に精子を移動させる)行動が撮れました。

リュウキュウベニイトトンボ
リュウキュウベニイトトンボの移精行動

 

ホームページには産卵動画もアップしました。

リュウキュウベニイトトンボ
リュウキュウベニイトトンボの産卵

 

他にはリュウキュウギンヤンマ♂と思われる2頭が、公園広場の上空を飛んで摂食活動をしていたり、タイリクショウジョウトンボとベニトンボ♀が少しいました。

次に行ったのはリュウキュウギンヤンマの産卵が期待出来る池。

ハネビロトンボ
ハネビロトンボの池

 

いたのはベニトンボ多数、タイリクショウジョウトンボ10頭程度、ヒメトンボ♂7-8頭で、リュウキュウギンヤンマは♂1頭が上空で摂食飛翔していたのみでした。リュウキュウギンヤンマの採卵も達成出来ず。

ヒメトンボ
ヒメトンボの♂

 

ハネビロトンボも2-3頭いて産卵が1回ありました。産卵様式は独特で、♂は連結飛翔の途中で♀をドロップ、♀が打水産卵すると同時に再キャッチ。連結したまま移動してドロップ&キャッチを繰り返すという形です。うまく動画が撮れたのでホームページにアップしました。タイムラプス編集して1/5倍速にしています。トンボの♂は腹端の付属器で、♀の頭部ないし前胸部をつかみますが、こうしてスロー動画にしてみると一瞬でつかむ凄技が見られました。

ハネビロトンボ
ハネビロトンボの産卵

 

その後は大きめのビオトープ池や渓流部などに移動しましたが、午後の遅めの時間になったこともありとりたてて収穫はありませんでした。おまけに最後にアカナガイトトンボ狙いで向かった場所は崖崩れで車両侵入禁止になっていました。

沖縄の地理には慣れてきましたが、色々なトンボの色々な形態を1日でゲット出来るほど甘くはないですね~。もっともっと沖縄での活動時間とトンボ情報が欲しい。

ヤゴの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アキアカネコノシメトンボサラサヤンマタイリクアカネナツアカネミヤマアカネリスアカネヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

いずれも飼育個体をセットで撮影したものです。上のうち、6種はアカネのヤゴなのでよく見ると側棘などに違いはあるものの、ほぼ同じような動画です。

 

アキアカネ
アキアカネヤゴ

 

コノシメトンボ
コノシメトンボヤゴ

 

サラサヤンマ
サラサヤンマヤゴ

 

タイリクアカネ
タイリクアカネヤゴ

 

ナツアカネ
ナツアカネヤゴ

 

ミヤマアカネ
ミヤマアカネヤゴ

 

リスアカネ
リスアカネヤゴ

ネアカヨシヤンマヤゴの脱皮

飼育中のネアカヨシヤンマヤゴに脱皮直前のサインが現れました。 腹部が伸び、体色が薄く見え、翅芽が斜めに立ってきたら脱皮直前です。

olympus tg-5を水中に沈めて待ち構えていたらやはり脱皮が始まりました。無事水中動画が撮れましたが、完全にヤゴが抜け出す直前で残念ながら撮影終了になっていました(カメラの仕様)。
動画はタイムラプス編集して、5倍速にしています。実際は10分間強かかっています。

メガネサナエ4齢ヤゴ

昨年11月18日に3齢まで育ったメガネサナエヤゴですが、その後は越冬態勢に入ってしまいました。
冬期が近づくとヤゴはほとんど摂食しなくなり、脱皮して齢期を進めることもなくなります。飼育ヤゴの経験では、九州北部だと11月になると越冬態勢に入ってしまうヤゴが多いようです。

ある程度齢期が進むと冬を生き残る可能性が高くなるのですが、若齢ヤゴは越冬能力が低く、はたして3齢メガネサナエヤゴは冬を乗り切れるのか?という状況でした。

予想はされましたが、100頭以上いた若齢ヤゴはほぼ死に絶えてしまいました。
しかし、数頭はなんとか生き残り一部4齢になりました。

メガネサナエ
メガネサナエ若齢ヤゴ。左が4齢、右が3齢

 

さて、暖かくなっては来ましたが生き残ったわずかのヤゴは終齢まで育つでしょうか?

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページヤゴ図鑑の、
ミヤマアカネ卵~4齢、ナツアカネ卵~2齢、ノシメトンボ卵~2齢、オオルリボシヤンマ卵~2齢を、高倍率撮影画像で差し替えました。

中一光学のFreeWalker 4~4.5倍レンズ(一部はOlympus tg-5の顕微鏡モード深度合成)で撮影した画像で、若齢ヤゴ画像を差し替えました。左が従来の画像で、右が差し替えた画像です。

ミヤマアカネ
ミヤマアカネ1齢

 

ナツアカネ
ナツアカネ1齢

 

ノシメトンボ
ノシメトンボ1齢

 

下のオオルリボシヤンマ1齢はOlympus tg-5の3.0倍顕微鏡モード深度合成で撮った画像です。複眼を拡大していますが明らかに解像度が違います。

オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマ1齢

 

tg-5の顕微鏡モードは最高で4.0倍まで拡大出来ますが、ヤンマの1齢くらいの大型ヤゴになると4.0倍で撮ると画面からはみ出してしまいます。
昔はマクロレンズとテレコンバーターでなんとか倍率をかせいて撮影していたのが、今はコンパクトカメラで更にいい画像が撮れてしまうのでデジカメの進歩はすごいです。

ただし、最高倍率で撮る場合は被写体がレンズのごく直前になるため、正規品のFD-1などのディフューザーでは近寄り切れないため、どうしても照明セットを自作する必要があります。

オツネントンボ

暖かくなってきました。フィールド活動再開です。
といっても、この時期成虫は越年する種に限られるので、オツネントンボの採卵を目的としました。福岡では、確実に見られる場所を知りませんので大分まで出張です。

昨年3月19日と同じ場所で、トンボ愛好家にとっては(他の種で)有名な池です。

オツネントンボ
オツネントンボの池

 

10時くらいに着きましたが、ホソミオツネントンボは多数いて産卵も活発です。
写真は、片腕を伸ばしてOlympus-TG5を近づけ、顕微鏡モードで液晶も見ずに適当にシャッターを切ったものです。ピントもばっちりで、♂の尾部付属器が♀の前胸をがっちりとつかんでいるのが写っていました。イトトンボ系は、♂♀の交尾態を捕獲してもなかなか連結が解けませんが、これを見ると納得です。

ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボの連結産卵

 

オツネントンボは残念ながら昨年と同じく、一定の場所で縄張る♂1頭のみでした。細々と生き延びているのか、時期によってはもう少し見られるのか、遠方なので確認しようがありません。オツネントンボ♂の本能を信じて、ここに♀が現れるかもとしばらく粘りましたが来ませんでした。
写真はOlympus-TG5で同様の撮り方をしたものです。

オツネントンボ
オツネントンボ♂