YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
コシブトトンボを追加しました。
月別アーカイブ: 2017年6月
お知らせ
YAGOPEDIAヤゴ図鑑のカラスヤンマに11~14齢の若齢ヤゴ画像を追加しました。
お知らせ
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
リュウキュウルリモントンボを追加しました。
総齢期数は推定値であり、変更される可能性があります。
キイロヤマトンボ いない・・・
6月18日のオオヤマトンボヤゴがケアレスミスで、キイロヤマトンボヤゴの誤りでした。追記訂正しました。
少し梅雨っぽくなってきて、もうそうそうチャンスはないので、午後キイロヤマトンボの探索に地元の川に行ってきました。
その前にヒメサナエの産卵動画の出来が今ひとつなのでヒメサナエの場所に。

天候はうす曇りくらいであまりよくありませんが、縄張り♂はざっと10頭程度いました。
1時間ほどいて、その間に交尾態形成が2組と、上の場所に産卵が1回来ました。

チョコマカと動く間欠打水産卵で産卵してました。ヒメサナエで良くあるタイプの、じっとホバリングして卵塊を形成後、打水産卵に移る時は動画も撮りやすいのですが、今回は駄目でした。産卵の時期(初期か後期)や、♂の密集具合で産卵方法が違ってくることは良くあると思います。チャンスはまだまだあるので、また出直します。
次に、キイロヤマトンボを求めて6月10日の最後にアウトッ!と判断した場所へ。

昨年12月18日に若齢ヤゴがそこそこいて、昨年ここで産卵があったことは確実です。こうやって一部分だけ切り出すとなかなかいい雰囲気なのですが、結局♂のパトロールすら確認出来ませんでした。
次にやはり6月10日にアオサナエを確認した場所へ。ヤマトンボ系が5-6回パトロールに来ましたが、コヤマトンボだと思います。経験上は、キイロヤマトンボは開放水面上をグルグルパトロールし、コヤマトンボは岸沿いのかなり広い範囲を行ったり来たりのイメージです。
ヤゴは少ないながらも確認出来るので、きっとどこかでパトロールはあるはずなのですが、今の所発見できずじまいです
アオサナエの産卵動画
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アオサナエの産卵動画を追加しました。
ヒヌマイトトンボとチビサナエのトンボ画像を追加しました。
6月17日と18日の活動で、まず17日。
今年の梅雨は今の所晴れ続きです。
ということで、出かけられてしまうのでアオサナエの産卵動画を狙って今年3回目の山口出張です。
6月10日に地元の川にもアオサナエがいるのを確認したのですが、産卵まで狙うとなると個体数も少なく地元では難しそうです。
5月20日と同じ川ですが、もっと足場がいい別のポイントに張り込むことにしました。

中央左側の岩の上でアオサナエ♂が縄張りを張っていたのですが、産卵♀が現れると確実に連れ去られてしまうので、まず追い払います。
待つことしばし、5:15分頃になり、まさに♂が睨んでいたポイントに産卵♀が現れました。

産卵時の、動画撮影イメージトレーニングが不十分で、動画の出来が全く駄目でした。
アオサナエは卵塊を腹端に作り落下させるのですが、その様子は確認不可能。打水産卵もしますが、最後に1回打水する所がピンボケで何とか写っています。
もうしばらく待ったところ、5:50分くらいにすぐ近くの浅瀬に打水産卵に現れました。トンボの日の当たりも良く絶好の撮影チャンスだったのですが、別の作業をやっていてカメラのセットにジタバタしているうちに、トンボは行ってしまいアウト。以後は現れずじまいでした。
また来年の課題ということにして、とりあえずいまいちの産卵動画をホームページにアップしました。
18日はヒヌマイトトンボの産卵があるかもということで、まずヒヌマイトトンボの場所へ。5月21日に羽化を確認しており、羽化後2週間くらいで生殖活動を始めるトンボが多いので、そろそろかなということです。
しかし、ヒヌマイトトンボはもう少し遅いようです。♀は確認した範囲でオレンジ色の未熟なものしか見つからず、交尾態も見つかりませんでした。
とりあえず、♂に外観が似ている♂型の♀がいたので、その撮影を。

最後は筑後川に足を伸ばしました。ナゴヤサナエヤゴの生態動画を撮ろうかな~と。
2015年8月23日の場所で、その時はあっさりゲット出来たのですが、今回はかなり探しましたが駄目でした。そう甘いもんではないですね。
いたのはコヤマトンボヤゴが数頭と、あとはオオヤマトンボ2頭。
川なのですが、ここでは毎年オオヤマトンボがパトロールしています。


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2017年6月22日追記
上記ヤゴの下顎の特徴は、キイロヤマトンボのヤゴですね。オオヤマトンボの下顎は平坦でギザギザです。どこかの時点で、特徴に関する記憶がすり替わってました。キイロヤマトンボヤゴに訂正します。最低2頭はいたので、支流から流れ込んできた以外に、実際に大河のこの部分で産卵があった可能性もあると思います。
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5月20日のアオサナエの産卵を見張っていた場所の砂を少し持ち帰っていたのですが、帰宅するとその砂にアオサナエとホンサナエの1齢ヤゴ(アオサナエは2齢も)が孵化しているのが確認出来ました。
4.5倍撮影が出来る中一光学のfree walkerレンズで撮影してみました。今、少しずつですが孵化後ヤゴの4.5倍レンズでの撮影を進めています。


上がfree walkerレンズで撮った画像で、下が従来の画像です。
アオサナエは孵化後すぐの時期は5日くらいの間隔で脱皮を繰り返しますが、腹腔内の卵黄も目立たたなくなっており、腹部も伸びているので、2齢になる直前くらいの状態のヤゴだと思います。
なおホームページにアップしたチビサナエ♀は、飼育ヤゴから羽化したトンボを、セット上に置いて撮影したやらせ画像です。
今年もキイロヤマトンボ探し
今年もキイロヤマトンボの採卵を狙っての第1ラウンドです。
地元の川の期待していた場所が6月10日に確認するとアウト状態だったので、午後だけですが佐賀まで行ってきました。
まず、昨年6月11日と同じ場所。この林道でヤマトンボ系が摂食したり休んだりするので最初にブラブラと探索。

これなんか細身で小型だったので、キイロヤマトンボを期待したのですが、写真に撮ってみるとコヤマトンボでした。

他は、コオニヤンマが出始めてました。

この階段の側面に見えるのは全てオナガサナエの羽化殻です。この傍だけでざっと30くらいの羽化殻がありました。いろんなトンボが減少している中で、全く減っているように見えないオナガサナエ。さすがです!。
対岸には植生もあり、そこの水面に羽化中に落下したっぽい羽化不全の♂も浮いており、ここ1-2日に羽化が始まったのではないかと思います。

しばらく居ましたが川面をパトロールするヤマトンボ系の影もないので、次の場所に移動。

岩の間を下る早い流れに点々と打水産卵するヤマトンボ系♀が1頭いて種類は確認できませんでしたが、これまでの経験ではこういう流れが早い場所に産卵するのはきっとコヤマトンボです。
次の場所。

10年前はここにはキイロヤマトンボのヤゴがザクザクいたのですが、今はわずかにいる程度です。しかも、最近の晴れ続きで水量も減っており、見るからに駄目駄目な雰囲気・・・でっ、実際駄目でした。
福岡の地元の川は、明らかに2009年のゲリラ豪雨がトンボ減少の原因ですが、佐賀でも激減しているのは一体なぜでしょう?
というわけで、今年も第1ラウンドはあっけなく敗退です。
幸い、梅雨にもかかわらず好天続きで調査はしやすいので、次は地元の川を調べてみようと思います。こうなると、何とか♂のパトロールだけでも確認したいもんです。
お知らせ リュウキュウハグロトンボ
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リュウキュウハグロトンボを追加しました。
総齢期数はハグロトンボから推定した数値で、変更される可能性があります。
地元の川のアオサナエ
今でも地元でアオサナエに出会えるか?をテーマとして、出かけてきました。
行き先の川は、福岡市街地から車で30分程度にもかかわらず、かつては流水性のトンボがたくさん見られた場所です。しかし、2009年のゲリラ豪雨で川砂も砂州の植生もゴッソリ流され、さらに護岸工事の追い討ちもあり、今ではトンボ相は貧弱になってしまいました。
まず第一地点。以前はアオサナエがヤゴも含めて普通に見られ、ホンサナエも少しいました。双眼鏡で探しますが、・・いません。

第2地点。ここもいません。昔たくさん飛んでいたアオハダトンボも、全くいません。

第3地点。うーん、いません。川岸に座れる場所なので、30分ほど待ってみましたが、その間コヤマトンボ♂が1頭横切ったのみ。普通種のコヤマトンボですら、わずかしか見られなくなりました。

第4地点。以前はこの時期キイロヤマトンボ♂がここをグルグル回っていましたが、それもいません。

もし、アオサナエが縄張りを張るなら、流れが少し急で、産卵に適したこのポイントに違いない・・と、ここでかなり粘りますが来ません。

5時近くなりあきらめて帰ろうとした時に、ようやく上流側から川面スレスレを飛んできて見張っていた場所に着地するトンボが現れました。

ようやく見つけました。アオサナエ♂です。なんとか生き残っていたようです。
もう1頭、岩の上にも現れました。こちらは1mくらいしか離れていなかったので、ズームアップし一部切り出してみました。フォーサーズ規格のGH5ですが、体毛の1本1本まで解像されていて、今年発売のカメラは本当にすごいです。

何とかアオサナエを確認でき、帰り道に若齢キイロヤマトンボヤゴがかなりいた昨年12月18日の場所に寄ってみました。
今年はここでキイロヤマトンボが期待出来るのではないかと思っていましたが、見事に裏切られました。
新たな護岸工事と川岸に何か建造されるようで、左側の竹藪もゴッソリとなくなっており、完全にこの場所はアウトです。

さて、5月5日のオキナワコヤマトンボヤゴが亜終齢になりました。成虫はコヤマトンボに較べてかなり小さい印象でしたが、ヤゴは個体差にもよると思いますがあまり大きさは違っていませんでした。上がオキナワコヤマトンボ亜終齢、下がコヤマトンボ亜終齢です。

アオハダトンボの潜水産卵
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アオハダトンボ♀の潜水産卵(水中撮影)を追加しました。
産卵中のアサヒナカワトンボ♀を連れ去る♂の動画を追加しました。
佐賀まで遠征してきました。
狙っていたトンボは駄目だったのですが、面白い動画が撮れました。
福岡市近郊で見ることが難しくなったアオハダトンボです。
佐賀の川では普通に飛んでいます。


アオハダトンボの産卵風景ですが、水中でもう1頭の♀が潜水産卵しています。

深さがちょうど手頃で撮影出来るかも?と、olympus tg-4を水中に沈めてみました。 カメラは20cmくらいしか離れてないのですが、♀は産卵に夢中で逃げません。
うまく撮れました。
水中から撮影したアオハダトンボの潜水産卵です。

潜水産卵中のトンボは銀色に見えます。
これは翅の間などに空気がたまっているためで、潜水中の酸素をここから得ているといわれています。
もうひとつの動画は、産卵中の♀を無理矢理引き剥がして連れ去る♂。
アサヒナカワトンボの産卵動画を撮影していたら、♂がつかみかかってきました。
よく見る光景ですが、たまたま記録出来たので動画に残しました。

このアサヒナカワトンボ♂が産卵♀のすぐ傍で見張っていたのですが、あっさりと連れ去られてしまいました。

オオアオイトトンボヤゴの生態動画
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オオアオイトトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。
2015年10月3日の池に少し行ってきました。
オオアオイトトンボは、晩秋に池面に張り出した木の細い枝に産卵します。
翌春孵化した幼虫は池面に落下成長し、ちょうど今くらいの時期に羽化します。
枝の下の落ち葉が積もったあたりに、何頭かのヤゴがいました。
羽化したてのオオアオイトトンボもちらほらいます。
ヤゴは肢芽がパンパンで羽化直前といった感じです。
まわりが暗いのでピントがきたりハズしたりで、動画としてはいまひとつの出来でした。
