リスアカネ産卵

今日も元気に(懲りずに)トンボ活動で、場所は福岡市の近場です。

最初のターゲットはホームページ用のリスアカネ産卵ビデオ撮影です。昔ほどはいませんでしたが、なんとか撮影出来ました。こんなふうに打空産卵で、連結して空中から池の回りの地面に卵をふりまきます。

池の周りをぶらつくとカトリヤンマもいました。

カトリヤンマ
カトリヤンマ♂

 

カトリヤンマも産卵ビデオが欲しいのですが、時期的にはもうちょっと先でしょう。
そういえば大事なトンボアルアルをひとつ忘れていました。
「今の時期クモの糸がちょーーウゼーッッ!!」。

次に昨日の場所に寄って、持ち帰ったミルンヤンマを逃がします。その前にやらせ写真撮影。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♀

 

ミルンヤンマの産卵ビデオも欲しいのですが、ここだと時間がかかりそうなので、別の山の渓流に移動することにします。
こんな感じで、急流の渓流の途中に何カ所か流れが緩やかになる場所があります。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ産卵場所

 

到着してすぐに♂が来、引き続き♀が来ました。昨日はあんなに苦労したというのに。でも、ここは動植物の採取は禁止で網を持ってうろつく訳にはいきません(捕虫網を持ってうろつく子どもはよく見ますが)。

その後も3-4回♀が来ますが、ヒトの存在が気になるようで落ち着かず、結局産卵ビデオは撮れませんでした。トンボが止まってすぐに撮影しようとするのがいけないのです。動き出すのは、トンボが産卵に集中し始めてからが基本です。でも、どうしても気がせいてしまします。
まあ、もう少し産卵シーズンは続くので、この場所でいずれ撮影できるでしょう。

ところで、同じ流水性のヤンマでも、コシボソヤンマは太い倒木への産卵を好み、ミルンヤンマは細めの枝への産卵を好む気がします。

ミルンヤンマ採卵

今日はミルンヤンマの採卵狙いで近場の渓流です。福岡市中心部からでも車で20~30分です。

ちなみに、福岡市は転勤属に最も人気のある都市で、アンケートを取ると「都会と田舎が近くてちょうどいい感じ」だそうです。ところがこれを福岡市民にアンケートすると「田舎といわれて嫌」だそうです。

さて、ミルンヤンマの産卵は何回か遭遇してきましたが、いざ探すとなると大変でした。渓流のいたる所が産卵ポイントといった感じで狙い場所を絞る事が出来ません。とりあえず過去に産卵を見た事がある何カ所かで粘りますが、♂がたまにパトロールで通るくらいで個体数も少なそうです。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♂パトロール

 

なかなか来ないので、渓流の道を歩き回って、産卵中の♀が飛び出すのを見つけることにします。こういう所をのぞき込みながら歩いていると、♂と行動が違う個体がいました。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマのいる源流

 

思った通り産卵を始めました。今までは、渓流にある枯れ木に産卵するのを目撃してきましたが、この個体は結構上の方に落ちている木にも止まります。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ産卵スポット

 

産卵ビデオを撮影して、産み付けた産卵木を回収するつもりでしたが、どうもヒトの気配が気になるみたいで、ビデオを撮ろうとするとすぐに転々と移動します。そうこうする内に、トンボアルアルの5番のせいで、見失なってしまいました。
しょうがないのでこのポイントを中心に渓流をうろつき回り、最終的に♀をゲット出来ましたが4時間近くかかってしまいました。去年なんてあやうく腕に産卵されそうになってあわてて追い払ったというのに・・・。かなり痛いそうです。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♀

 

こういう所にも産卵していましたが、結局産卵ビデオは撮影できませんでした。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ産卵スポット

 

適当な産卵容器を持ってきていなかったので、持ち帰ってキチンペーパーに産卵させることにします。すぐに産卵してくれ、今日はなんとかミッション終了です。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ産卵直後卵

 

オオルリボシヤンマ、ハラボソトンボ

シルバーウィークは大分に遠征に行ってきました。最大の目標はハネビロエゾトンボの顕微鏡モード(黒バックの写真ですね)撮影のための採卵です。
結論として大した収穫もなかったので、まとめてアップします。
普通の問題は全て解き終わって難問しか残ってないので、収穫がないのはしょうがないです。

9月19日の午後遅くと、9月20日の午前中は最後のオオヤマトンボ採卵へのトライです。こんな大きな池です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ環境

 

オオヤマトンボは息が長く、6月に現れてから9月後半の今でも♂が元気にパトロールしています。ただ産卵はもう終盤かと思われ基本的に期待薄です。確認出来た範囲で最低4♂がパトロール中。他にウチワヤンマ♂2、ギンヤンマ7-8頭がいます。
ギンヤンマの交尾は頻繁にあり、それ以外で、交尾後池から出て行くのが2回ありました。1回は何とか見えてウチワヤンマっぽく(♀が体を二つ折りにしていて全体がハート型でなく矢印型)、もう1回は遠方でよく見えませんでしたが、キャッチしたのはグルグル回っていたオオヤマトンボだったと思います。産卵は1回も見られませんでした。

1度、オオヤマトンボにはたき落とされたトンボが水面でジタバタしたので、キターッと思いましたが、はたき落とされたのはウチワヤンマでした。ということで収穫はなく、とりあえずオオヤマトンボのホームページ用の写真がないので、捕獲してやらせ写真撮影です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ正面。前額の白条が2本。
オオヤマトンボ
オオヤマトンボ側面

 

その後エゾトンボの産卵ビデオ撮影しようとして、ある湿地に行きますが、時期は終わっているようで、ヒメアカネが元気なくらいでした。

次にハラボソトンボのまともな写真がないので、別府に行きます。福岡ではハラボソトンボは稀に報告がある程度ですが、別府ではシオカラトンボより普通種といった感じです。

ハラボソトンボ
ハラボソトンボ♂
ハラボソトンボ
ハラボソトンボ♀

 

9月20日の最後は、いよいよハネビロエゾトンボの場所です。2009年のシルバーウィークに訪れた時は、エゾトンボもハネビロエゾトンボも割と楽に採卵できました。ところが昨年来てみると整地されてしまい、川と湿地が半分なくなっていました。住宅が出来るのかと思いきや、整地部はメガソーラ施設になっていました。メガソーラは田舎のエコ環境は結構破壊していますね。

ここに着いた途端面白い事がありました。田んぼに向かってカメラを構えてる、10人くらいの集団がいたのです。同好の士のはずはないし、バードウォッチャーっぽくないしで何だろうと思いながら通り過ぎ、近くの線路沿いに駐車させます。その途端、集団の中の二人が手を振りながら血相を変えて駆け寄ってきます。「すぐに車を動かしてくださーい。ずっと待ってて、すぐにでも来るんです」。撮り鉄の人たちでした。絶好のアングルに、無粋な車が入ってしまったら台無しですよね。車を移動させて2-3分後に、なにやらアンティークな列車が通過していきました。あと2-3分遅れで到着していたら、大勢の恨みを買うところでした。

さて、林沿いのチョロチョロした流れを探し回り、1回だけ流れから枝に飛び上がり止まるトンボを目撃しました。どうせハグロトンボだろうと思い、いい加減に確認にいったのが失敗でした。明らかに違う、やや大きめのトンボが枝から離れます。一瞬見失いましたが、再び現れ20秒程度そのあたりをウロチョロします。しかし薄暗い場所なので、種別も確認出来ず捕獲も出来ずで、結局見失いました。ハネビロエゾトンボの可能性も0ではありませんが、悔しいのでコシボソヤンマだったってことにしました(もう少し小さい気もしましたが・・・)。これで9月20日は終了。

9月21日は、既にホームページにアップ済みのオオルリボシヤンマの写真が1枚もないので撮影です。久住高原の由緒ある公園の池です。池といっても川の流れの途中にあったりしますが、ほとんど流れはなく本当に静謐といった感じです。

オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマ環境

 

オオルリボシヤンマはどうしても飛びもの写真になってしまいます。今までトンボの写真はいい加減にしか撮ってなかったので、飛びものはほぼ初挑戦です。あれやこれやと工夫して少しコツが分かってきましたが、写真はこの程度です。お粗末っ。

オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマ♂

 

ここで飛びものに夢中になり、予定時間を大幅に超過して2時になってしまいました。8月8日の場所でナツアカネやアキアカネの産卵ビデオを計画していたのですが、時間的にはもう無理でしょう。一応行って見ますが、やっぱり午前中に来ないと無理ですね。アカネ類は休息態勢に入っています。
一番にぎやかだったのはハグロトンボです。

ハグロトンボ
ハグロトンボ

 

オオアオイトトンボもチラホラといます。ここにあるのは川と、そこへの緩い流れ込みと(8月9日にオニヤンマが産卵していた部分です)、シオカラトンボが集まっているほとんど流れのない水たまりくらいです。近くに知らない池があるのでしょうか?

オオアオイトトンボ
オオアオイトトンボ連結

 

さて、これで大分遠征は終わりですが、あまりに収穫が少ないので脱線してアルアル話です。ヤゴのアルアルは、理解出来る人がほぼいないと思うので、トンボのアルアルです。こんなブログを訪れてくれるような人は、きっとアルアルといってくれると思います。

(1)この趣味を始めた当初は、全てが新しく、出かけるたびに色々あって楽しかった。でも・・・。段々マニアック路線にはまっていき、最近では、疲労感>楽しみになることもしばしば。

(2)きれいなトンボの写真をブログに掲載しているが、実はとっても汚い臭い池でゲットした1枚。あるいは、熱中症寸前に九死に一生を得てゲットした1枚。

(3)珍しい種類のトンボをブログに掲載していて、きっと秘密の産地にいけばいっぱいいて簡単に写せるんですねー。いえいえ、そうそうはいないんです。苦労の末にゲットした1枚なんです。

(4)きれいな飛びもの写真。すごいっ。いえいえ、その裏に大量のすてゴマ写真があるんです。連射機能は勿論使ってますけどね。

(5)目の老化で、薄暗い場所ではトンボの種別を判別できず、追跡も出来ず、すぐに見失ってしまう(若い人には関係ないですね)。

(6)産地から産地への車での移動が大変すぎるので、映画ジャンパーの超能力が欲しいと一度は思った事がある。

(7)最近いろんな場所で、いろんなトンボが減っている気がする。そのくせ、トロくてすぐに捕食されそうな連中が幅をきかしている。今の時期ならハグロトンボ。

今年は残暑がないので、(2)はありませんでしたが、今回の大分遠征では他はほぼ全てクリアー。きびしいですね。

ちなみにヤゴアルアルとしては、「ダビドサナエめっ!!」ですね。とにかく川であれば、どこにでもいる感じで、かって網に入ってくる。

 

ムカシトンボヤゴの摩擦音

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
コオニヤンマと、
ナツアカネ
を追加しました。

9月12日の活動です。曇りのさえない天気でトンボの活動はあまり期待できないので、またまた9月5日のムカシトンボの場所に行ってきました。

ムカシトンボのヤゴは捕まえると、腹部を動かしてシャカシャカと音をたてます。ホームページ素材用に、その撮影です。
終齢に近いヤゴが必要なので、9月5日の場所より100mくらい下流を探します。大きめのヤゴはこの辺の方が探しやすいのです。ムカシトンボは流れ下る渓流で5-6年間ヤゴ時代を過ごすので、なんだかんだで成長中流下してしまうことも多いようです。
すぐに終齢2頭と若齢4頭が見つかりました。終齢1頭だけ撮影用に持ち帰ります。こんなふうに音をたてます。

 

9月13日も色々活動したのですが、全てハズレでした。よくあることですが、King of ハズレの日で写真すらなしです。

ムカシトンボ5齢幼虫

今日は曇りで、いつ雨が降るかもしれない天候です。トンボの活動は期待出来ないので、昨日と同じ場所にムカシトンボ5齢幼虫探しに出かけました。
昨日より50mほど上流の場所を探してみます。

ムカシトンボ
ムカシトンボ色々な齢期と、ミルンヤンマヤゴ

 

最若齢は体長5mm程度で8~9齢相当、昨年孵化したヤゴと思われます。ムカシトンボと同じで石にしがみついた状態で見つかるミルンヤンマのヤゴもいました。他の場所も少し探しますが、計ムカシトンボ14頭、ミルンヤンマ3頭、カワトンボ2頭で、ムカシトンボの5齢幼虫は見つかりません。

途中1回ミルンヤンマが産卵に来てビデオ撮影しようとしましたが、もたもたしているうちに気に入った産卵木もなかったようで行ってしまいました。

ほとんどあきらめかけてましたが、ダメ元で昨日と同じポイントをもう一度チェック。いました。明らかに昨日のヤゴより小さく、また4齢幼虫より複眼が発達していて、おそらく5齢幼虫と思われます。帰って撮影してみると、まちがいなく5齢幼虫でした。

これでようやくムカシトンボもホームページ用の素材が全て揃いました。いずれアップしようと思います。

ムカシトンボ
ムカシトンボ4齢幼虫

 

ムカシトンボ
昨日見つけたムカシトンボ6齢幼虫

 

ムカシトンボ
今日見つけたムカシトンボ5齢幼虫

オニヤンマ孵化、ムカシトンボ5齢幼虫探し

7月25日のオニヤンマ卵が9月4日に孵化しました。産卵後41日目です。オニヤンマは孵化までにかなり時間がかかります。

オニヤンマ
オニヤンマ孵化直前卵

 

オニヤンマ
オニヤンマ1齢幼虫

 

秋雨前線の影響で河川は増水気味なので、影響が少ない源流域に行ってきました。
7月26日のムカシトンボのヤゴが結局4齢までしか育たなかったので、ホームページ素材用にフィールドで5齢幼虫を探そうという魂胆です。飼育していたヤゴが7月下旬に4齢になったので、フィールドではそろそろ5齢が見つかるのではないでしょうか?5齢が見つかれば、ムカシトンボのヤゴ記録もコンプリートです。目安としては体長3mm弱くらい。
場所は、産卵がよく見られる4月23日のポイントの100mほど下流。水が流れ落ちるている地点の下、2m×3m程度の範囲内を調べてみました。

ムカシトンボ
ムカシトンボヤゴの場所

 

石をゆっくり動かし、熱帯魚用ネットで流れてくるものをキャッチします。20分ほどで8頭が見つかりました。

ムカシトンボ
ムカシトンボ色々な齢期

 

ムカシトンボはトンボの中で幼虫期間が最も長く、5-6年かかります。そのため同時に色々な齢期のヤゴが見つかります。一番小さいのは目的の約3mmほどのヤゴ(赤丸内)。大きいのはF-2(終齢の2つ手前)です。この場所でムカシトンボは細々と生きのびている印象ですが、簡単にこれくらい見つかるので、まだ当面は大丈夫でしょう。一番小さいの以外はリリースします。

帰って写真をとってみると、残念ながら6齢ヤゴ(推定)でした。上が4齢で、下が本日フィールドで見つけたヤゴ。飼育下で確実な1~4齢ヤゴの頭幅変化から推定していくと、この間にもうひとつ入るはずなのです。う~ん。もう一度探しに行かねば。

ムカシトンボ
ムカシトンボ4齢幼虫

 

ムカシトンボ
ムカシトンボ推定6齢幼虫