ヤクシマトゲオトンボ

今日も大分にいます。朝方昨日のポイントにいってみますが、朝だからといって特にミヤマサナエがいる訳ではありませんでした。ここの川への小さな流れ込みがあり、そこでオニヤンマ♀が♂にじゃまされずに伸び伸びと産卵していました。もう少しすると♂がパトロールにやってきて、おちおち産卵していられなくなります。

オニヤンマ
オニヤンマ♀産卵

 

別の場所の池に移動します。オオヤマトンボの産卵狙いで♂は最低3がパトロールしています。しばらく待ち1回だけ♀が産卵に来ましたがごく短時間で捕獲は不可能でした。待機場所に日陰がなく水分補給していても熱中症になりそうです。身の危険を感じギブアップ。池の湿地状になった部分でネアカヨシヤンマの記録があり探してみますが、こちらも見つかりませんでした。こんな感じの場所が結構広がっており、いかにもネアカヨシヤンマがいそうな雰囲気はあります。

ネアカヨシヤンマ
ネアカヨシヤンマ湿地

 

何も収穫がないので、最後に7月26日の場所にヤクシマトゲオトンボの採卵に向かいます。あいかわらず崖崩れの通行止めは続いていますが、大分県側からはアプローチ出来るのです。ヤクシマトゲオトンボはかなり減っていました。最低♂2,♀4はいましたが、♂は後翅が欠けて老化しています。♀は止まっているだけで待っていても産卵開始してくれません。7月5日に訪れた時はまだ産卵には早すぎ、今日は産卵のピークが終わりつつある感じです。♀の尾端には泥がついており、まだ産卵は終わってはないと思うのですが。近くの杉の枯葉と♀を持ち帰り産卵ボックスに入れて採卵を試みる事にします。

ヤクシマトゲオトンボ
後翅が半分とれたヤクシマトゲオトンボ♂
ヤクシマトゲオトンボ
腹端が泥で汚れたヤクシマトゲオトンボ♀

 

ヤクシマトゲオトンボの卵はこんな感じで、先端がサイドに少し片寄ってバナナ型をしています。

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ卵(本日撮った写真ではありません)

 

1齢ですが、尾鰓は特徴的な袋状にはなっておらず普通のイトトンボと同じです。普通のイトトンボと違うのは、水中にいれると死んでしまうことで、適度に水に浸っているような環境で育てる必要があります。今ホームページの飼育法の項を作成中で、もう少しで公開出来そうです。ヤクシマトゲオトンボヤゴの飼育法も記載しています。単純すぎてびっくりな感じですが・・・

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ1齢幼虫(本日撮った写真ではありません)

 

今回の大分への遠征は、ほとんど収穫がなく完全に撃沈でした。