YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アジアイトトンボの産卵動画を追加しました。
4月6日と同じ池に、またまた出動。
こんな感じの場所です。
オツネントンボがいる環境
前回撮れなかった写真を撮るのが目的ですが、そのひとつのオツネントンボ♀の単独ショット。olympus tg-5の顕微鏡モードで寄り寄りの食事中の一コマを撮ってみました。
多くのトンボでは、摂食中はかなり寄ることが出来ます。
摂食中のオツネントンボ♀
♂も接写で深度合成。上の写真と比べると尾端まではっきり写っています。
オツネントンボ♂
ホソミオツネントンボは福岡でもいる所にはかなりいますが、この池ではこの1ペアのみでした。
ホソミオツネントンボの連結産卵
今日はアジアイトトンボの産卵もありました。
アジアイトトンボ♀の単独産卵
池を1周しても、ヒトの目で探す限りは♂2♀1しか見つからないのですが、ちゃんとこの広い池で出会って交尾して産卵している不思議。ただ、そういう仕組みがないと、この池ではとっくに絶滅しているでしょうね。
トンボの産卵行動を見ていると親の記憶が引き継がれているとしか思えないことがよくあります。遺伝子には環境によって遺伝子の発現を変える仕組みがあるので(エピジェネティクス)、実際に引き継いでるんじゃないかな~と妄想中。
オツネントンボ探しに福岡市の池に行ってきました。
2008年に記録が残っており、2018年11月1日と同じ池です。
あまり期待はしていなかったのですが、♂が1頭いました。すぐに見失ってしまい写真は撮れませんでしたが、福岡では近年なかなか見られないので収穫でした。
他にはアジアイトトンボの♂1と未熟♀1。♂もきっと未熟なんでしょうが、♀は外見ですぐにわかります。下の1枚目が羽化直後の♀で胸部はまだ少し緑色で腹部は少しオレンジ色。すぐに2枚目のように全体的にオレンジ~赤色に変化しますが、成熟すると3枚目のように再度緑色へと戻ります。
アジアイトトンボ♀羽化直後
アジアイトトンボ♀未熟
アジアイトトンボ♀成熟
他には羽化したばかりのシオカラトンボ♂。♀の未熟と区別がつきにくいですが、♀は腹部第8節が横に少し広がります。アジアイトトンボはこの時期に見られても不思議はないのですが、シオカラトンボの羽化もそろそろ始まっているのですね。
シオカラトンボ♂羽化直後
お知らせ:YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ハネビロトンボと、
アジアイトトンボのトンボ画像を追加しました。
9月24日と同じ池に行ってきました。目的はアジアイトトンボの産卵動画だったのですが、思わぬ収穫がありました。2014年にアジアイトトンボが5-6頭集まっている一角があったので、9月24日は見かけませんでしたが再度見に行ってきました。
少ないですねー。この♂1頭しか見ませんでした。周りにはアオモンイトトンボも何頭かいて生き延びるのも大変そうです。アオモンイトトンボがアジアイトトンボを捕食するシーンは時々見かけます。
アジアイトトンボ♂
さてアジアイトトンボを探している時から、近くを飛ぶハネビロトンボには気付いてましたが、どうも産卵しているようです。
ビデオから起こした画像で見にくいですが、尾端の形状は♀です。
ハネビロトンボ♀
これまでハネビロトンボの産卵は、♂と連結→連結解除降下産卵→再度連結→これの繰り返し、というタッチアンドゴー方式しか見た事がなかったので、♀の単独産卵に最初は面食らいましたがすぐに捕獲作戦に移行です。近くの浅瀬でも産卵してくれたのでうまく捕獲出来ました。
♀のハネビロトンボ。
ハネビロトンボ♀
カップの水にも簡単に産卵してくれました。
他のトンボ科とくらべ、何の変哲もありませんがハネビロトンボの卵。
ハネビロトンボ卵
♂も他に最低2頭はいました。
ハネビロトンボ♂
スナアカネもいて前回より増えていました。まぎらわしいアカネもいて正確ではありませんが、植物先端に止まって池をにらんでいるそれっぽいのが7-8頭いました。残念ながら午後の時間帯だったので産卵は見られませんでした。経験上は午前中の遅い時間帯に産卵することが多いのではと思います。
スナアカネ♂
他にいたのは、ショウジョウトンボ少し。
ショウジョウトンボ♂
タイワンウチワヤンマ少し。
タイワンウチワヤンマ♂
他はギンヤンマが数頭。台風後であり、大きめで腹部が黒っぽく、ウロウロせずに池沿いを通過していくヤンマもいて、風に乗ってきたオオギンヤンマかも?とは思いましたが全く確認できませんでした。
yagopedia blog版(ヤゴペディアブログ)