場所も、狙っているトンボも見る人が見れば分かるでしょ?というこういう所に出張。
琵琶湖
メガネサナエがいっぱいいる予定でしたが、極端に少ないですねー。
湖岸をかなりウロウロしたのですが見られたサナエトンボは、せいぜい5-6頭のみでした。
まず最初に見つかった唯一のオオサカサナエ♂。
オオサカサナエ♂
似ているメガネサナエとの鑑別は、①が環状、②が後ろに伸びない、③の上部付属器がずんぐりしててどんくさい、なのでオオサカサナエでいいと思います。
オオサカサナエ鑑別点
こちらはメガネサナエの♂。
メガネサナエ♂
あとはメガネサナエ♀の産卵。
メガネサナエ♀の産卵
他にも、産卵を2回見ましたがいずれのトンボかは不明でした。
暇すぎるので、いくらでもいるウスバキトンボの飛翔写真を撮ったりしました。不規則に飛ぶので意外に撮るのが難しく、フォーカス固定で適当~っにカメラを向けてという方法でのショット。
ウスバキトンボ♀
ほとんど惨敗の遠征でしたが、オオサカサナエを初めて(羽化直後を除く)見られたのと、Go To Travelで35%割引になったので、”まっ、いっか”ということで。明日の午前中も一応行ってみますが。
スナアカネの採卵目的で、2週間前と同じ池を訪問。
今日は、スナアカネ♀も割と簡単に見つかりました。
到着時は少し風が強めでしたが、葦の群生がちょうど風をブロックするようになる草地があり、そこで多めに見つかりました。♀は最低2頭、おそらく3頭はいたと思います。♀もolympus-tg5で寄りまくって撮影。最近この撮影法に凝りすぎです。
スナアカネ♀
スナアカネ交尾態もいました。
スナアカネ交尾
採卵も成功しました。下は何の変哲もありませんが、スナアカネ卵。
スナアカネ卵
同所にいたウスバキトンボ♂も、寄りまくり撮影。
ウスバキトンボ♂
2週間前とは異なるポイントに、オナガアカネ♂が1頭いました。
オナガアカネ♂
縄張りを張っている雰囲気で、そのそばには♀が産卵しそうな葦がはえる浅い水場もあったので、周辺の草地を含めてオナガアカネ♀がいないか探してみましたが、こちらは見つかりませんでした。飛来種なので、少数しかいない場合は♂しかいないということもありです。
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ウスバキトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。
ウスバキトンボヤゴの生態
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ギンヤンマ、ウスバキトンボ、ヤブヤンマの産卵動画を追加しました。
最近フィールドに出かけても、本命のターゲットをはずしてばかりでこれといった成果なしですが、いくつか本命外の動画が撮れましたので、ホームページにアップしました。
まずは今の時期、日本中の空を飛んでいるんじゃないかと思われるウスバキトンボ。
ウスバキトンボ
春先に南方から飛来して繁殖し、夏には空一面にあふれ出しますが、越冬不能のヤゴはいったん全滅し日本から消え去り、翌年春になるとまた飛来してくるというサイクルを繰り返しています。
寒冷地を除いて、ほぼ世界中に分布する最も進化したトンボ界のフロントランナーです。
あふれかえっている割には交尾態を見るのは時々で、産卵場面はめったに出会えません。あまりに普通種で気をつけてないのも一因でしょうが、水たまりに産卵しているのを見たのが1回、車体からの偏光を水面と勘違いしてボンネットに産卵しているのを5~6回見た程度です。
今回、干上がりかけたため池に立ち寄ったところウスバキトンボが連続して産卵していたので動画をホームページにアップしました。♂♀連結して産卵していますが、♀単独でも産卵します。
他の小ネタですが、ヤンマの♀は成熟してくると翅が黒褐色に煙ってくる種が結構あり、ギンヤンマもその傾向があります。
ギンヤンマの産卵
かなり翅が黒褐色になったギンヤンマ♀の産卵が撮れたので動画をホームページにアップしました。
画質は悪いですが、ヤブヤンマの産卵動画もアップしました。
YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオイトトンボと
ウスバキトンボ
を追加しました。
yagopedia blog版(ヤゴペディアブログ)