「アオハダトンボ」カテゴリーアーカイブ

今年もキイロヤマトンボ

そろそろキイロヤマトンボのシーズンですが、明日から梅雨の雨に突入するので、会えるなら今日が梅雨前のラストチャンスです。
昨年何回か産卵を確認した場所は、護岸工事が行われて見るからにアウトな環境に変わってしまったので、今日はこういう場所へ。

キイロヤマトンボ
キイロヤマトンボのいる場所

まず着いてすぐに川岸に沿って往復するヤマトンボ系が目に入り、コヤマトンボでしょっ?と撮ってみると、やはりコヤマトンボ。

コヤマトンボ
縄張り飛翔するコヤマトンボ

10:00頃になりコヤマトンボよりやや小型で、川面をグルグルと飛ぶヤマトンボ系が現れて、これはキイロヤマトンボでしょっ?と撮ってみると、やはりキイロヤマトンボ。

キイロヤマトンボ
縄張り飛翔するキイロヤマトンボ♂

今年も無事に会えました。しかし、数分でいなくなってしまいました。
そこから少し待ちに入りますが、その間はヤマサナエ2頭、アオハダトンボが2頭と目に入ります。

ヤマサナエ
縄張りするヤマサナエ♂
アオハダトンボ
アオハダトンボ♀

2009年のゲリラ豪雨ですっかりこの川のトンボは減ってしまいましたが、わずかながですが以前の姿に戻ってきた感じです。
11:00頃になり再びキイロヤマトンボ♂が出現し、今度は15分くらいグルグル飛んでました。そして♂がいなくなったのを見計らったように♀の産卵が登場。少し目を離した間の出来事だったのですが、川の中央部で間欠的に打水産卵してたので、キイロヤマトンボで間違いないでしょう。
キイロヤマトンボは採卵してないトンボのひとつで、昨年は色々とトライしてことごく失敗。今年は何とか別の手でと思いますが、明日からは大雨の予想でしばらくは増水のため川に入ることもできないでしょう。今年こそ何とかしたいものです。

夕方16:00頃にもう一度ここに来てみましたが、キイロヤマトンボ♂の縄張り飛翔はあるものの産卵はなし。
しかし、コヤマトンボの産卵は2回ありました。

コヤマトンボ
コヤマトンボ♀の産卵

♂が縄張りで何度も往復している岸の反対側で、ちゃっかりと産卵してました。

アオイトトンボ、アオハダトンボ、オオイトトンボ、キトンボヤゴの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アオイトトンボアオハダトンボオオイトトンボキトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

アオイトトンボ
アオイトトンボヤゴの生態
アオハダトンボ
アオハダトンボヤゴの生態

アオハダトンボとハグロトンボヤゴはそっくりですが、唯一♀の終齢ヤゴは区別がつきます。アオハダトンボヤゴ♀は、偽縁紋部の気管が下図のように屈曲しています。

アオハダトンボ
アオハダトンボヤゴ♀の偽縁紋部
オオイトトンボ
オオイトトンボヤゴの生態
キトンボ
キトンボヤゴの生態

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページの、
アオハダトンボ卵~1齢、アサヒナカワトンボ卵~2齢、ムカシトンボ卵~2齢、ムカシヤンマ卵~1齢、アオサナエ1~4齢、ホンサナエ1~4齢を高解像度画像で差し替えました。

一部の若齢ヤゴを、中一光学の4.5倍マクロレンズfree walkerで撮り直ししてみました。

明らかに解像度が増している画像と、あまり違いがはっきりしないのがあります。

1齢ヤゴについて比較してみました。左が従来掲載分で右が新たに差し替えた画像です。

アオサナエ1齢ヤゴ
アオサナエ1齢ヤゴ

 

ホンサナエ
ホンサナエ1齢ヤゴ

 

アオハダトンボ
アオハダトンボ1齢ヤゴ

 

アサヒナカワトンボ
アサヒナカワトンボ1齢ヤゴ

 

ムカシトンボ
ムカシトンボ1齢ヤゴ

 

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ1齢ヤゴ

 

アオハダトンボの潜水産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アオハダトンボ♀の潜水産卵(水中撮影)を追加しました。
産卵中のアサヒナカワトンボ♀を連れ去る♂の動画を追加しました。

佐賀まで遠征してきました。
狙っていたトンボは駄目だったのですが、面白い動画が撮れました。

福岡市近郊で見ることが難しくなったアオハダトンボです。
佐賀の川では普通に飛んでいます。

アオハダトンボ
アオハダトンボが普通にいる佐賀の川

アオハダトンボ
アオハダトンボ♂

 

アオハダトンボの産卵風景ですが、水中でもう1頭の♀が潜水産卵しています。

アオハダトンボ
アオハダトンボの産卵

 

深さがちょうど手頃で撮影出来るかも?と、olympus tg-4を水中に沈めてみました。 カメラは20cmくらいしか離れてないのですが、♀は産卵に夢中で逃げません。
うまく撮れました。
水中から撮影したアオハダトンボの潜水産卵です。

アオハダトンボ
アオハダトンボの潜水産卵

 

潜水産卵中のトンボは銀色に見えます。
これは翅の間などに空気がたまっているためで、潜水中の酸素をここから得ているといわれています。

もうひとつの動画は、産卵中の♀を無理矢理引き剥がして連れ去る♂。
アサヒナカワトンボの産卵動画を撮影していたら、♂がつかみかかってきました。
よく見る光景ですが、たまたま記録出来たので動画に残しました。

アサヒナカワトンボ
♀を連れ去るアサヒナカワトンボ♂

 

このアサヒナカワトンボ♂が産卵♀のすぐ傍で見張っていたのですが、あっさりと連れ去られてしまいました。

アサヒナカワトンボ
アサヒナカワトンボ♂

お知らせとアオハダトンボ

アオハダトンボのトンボ画像を更新しました。また、交尾行動と産卵動画を追加しました。
コヤマトンボのトンボ画像を追加しました。

アオハダトンボとキイロヤマトンボ狙いで隣県の佐賀まで行ってきました。
数年前までは福岡市でも近郊の川で見ることが出来た両種ですが、今はほぼノーチャンスです。佐賀までは1時間少々かかります。
こういう場所です。

アオハダトンボ
アオハダトンボの川

 

アオハダトンボは一杯いて、産卵もしています。♂のメタリックグリーンの体がとてもきれいなトンボです。

アオハダトンボ
アオハダトンボ産卵

 

♂の交尾行動の動画も撮れましたのでホームページにアップしました。♂は♀の偽斑紋(上の♀写真の白い部分)を目印にして♀をキャッチするようです。成書には白い偽斑紋を塗りつぶすと、♂はうまく♀を捕まえられなくなると書いてあるものもあります。まず♀の翅端に止まり、前縁に沿って降りていって尾部付属器で♀をつかみます。その後、移精(腹端性器の精子を腹部基部の副性器に移動させる行動)、交尾と行います。動画には、その行動をうまく記録できました。

さて、残念ながらキイロヤマトンボは見つかりませんでした。砂底が透けて見える川面をグルグル回っているヤマトンボを2回見かけたので、パターンとしてはキイロヤマトンボと思いますが確認は出来ませんでした。最終的な狙いは採卵ですので、これはきびしい状況です。

川に隣接する林道を行ったり来たりしているヤマトンボがいました。

林道
隣接する林道

 

いつものことながら高速で飛ぶトンボを撮し取る技術はないので、捕獲して確認。コヤマトンボ♂でした。ホームページに画像がないのでとりあえず追加です。

コヤマトンボ
コヤマトンボ♂

 

他に、この林道で捕食活動していたのはヤナサナエ♀。

ヤマサナエ
ヤマサナエ♀

 

活動終盤に近づいているダビドサナエ♀も最近良く見かけます。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♀

 

夏に向かいコオニヤンマも出始めていて、ざっと10頭程度見かけました。まだ、川には現れず林縁や草地でせっせと栄養補給中のようです。大食漢で有名なトンボで、他のトンボを襲っている姿を良く見ます。

コオニヤンマ
コオニヤンマ

ミヤマサナエ探索

夏の間の課題、ミヤマサナエ採卵目的で大分県の九重まで出張です。ヤゴはちゃんと見つかるのですが、いまだにミヤマサナエの成虫が確実に縄張りをはる場所が発見できません。九重でもミヤマサナエの成虫は発見出来ていないです。こんな場所で、少なくともヤゴはいるのですが、トンボはいません。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエヤゴの場所

 

この場所の前後の川岸も調査してみますが、理想的なポイントは見つからずミヤマサナエも発見できません。理想的なポイントのイメージとしては、早い流れが終わり緩やかな瀬になり、あまり深くなく、両岸が開け、川や岸に岩がゴロゴロと飛び出しているポイントです。特に堰や橋の下なんかで、こういうポイントがあればベストです。川の前後を調べていると、場所によっては牛の臭いがしてきます。川岸で放牧したり洗ったりしているのでしょうか?九重まで来たなーという感じです。

理想的なポイントは見つからず、ここで待つ事にします。ここは自然環境は最高で、福岡ではなかなかお目にかかれなくなった、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボがいたる所にいます。福岡では局地的にしか見られないミヤマアカネもうじゃうじゃ飛んでいます。

アキアカネ
アキアカネ♀

ナツアカネ
ナツアカネ♂

ノシメトンボ
ノシメトンボ♀

ミヤマアカネ
ミヤマアカネ♂

 

今はハグロトンボが全盛ですが、アオハダトンボもまだかなり残っています。

アオハダトンボ
アオハダトンボ♀

アオハダトンボ
アオハダトンボ♀

 

17時頃に川面をすばやく移動しホバリングするサナエがいました。尾端の方に黄色い部分が目立たず、きっと違うだろうと思いながら一応捕獲。オナガサナエの♀でした。記念撮影だけして逃がし、産卵業務に戻ってもらいます。

オナガサナエ
オナガサナエ♀

 

途中で黒い雲が出始め、遠くでカミナリの音もしてあまり長い時間粘れませんでした。結局、ミヤマサナエとは出会えずでした。ウーン、ミヤマサナエはなかなかきびしい。