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沖縄2日目。リュウキュウルリモントンボなど。

沖縄2日目です。今日は終日快晴でした。
まず、こういった渓流へ。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボの場所

 

いるのはリュウキュウハグロトンボ。緑色の金属光沢を持つ美しいトンボです。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボ♂

 

モノサシトンボ科のリュウキュウルリモントンボ。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ♂

 

リュウキュウベニイトトンボも少しいました。

リュウキュウベニイトトンボ
リュウキュウベニイトトンボの交尾態

 

他に、リュウキュウトンボが1回空中に現れ、オキナワコヤマトンボも1回産卵に現れました。急に現れて飛びまわるトンボを撮影する技術は持ち合わせず、両者とも写真はありません。アマミサナエ(オキナワサナエ)も縄張りを張っていますが、気づくと同時に飛び去るため、これも写真なし。

ヤゴはリュウキュウハグロトンボ、リュウキュウルリモントンボ、チビサナエが少し。あとアマミサナエも1頭いました。リュウキュウトンボとオキナワコヤマトンボヤゴもいるだろうと、枯れ葉の沈下物もしつこく探しましたがこちらは見つかりませんでした。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボのヤゴ
リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボのヤゴ
アマミサナエ
アマミサナエのヤゴ

 

次に行ったのは、ダムから流れ出る川でこういう所。

アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボの場所

 

昨年は、アカナガイトトンボの産卵がありましたが、見つかったのは♂2頭のみでした。ホームページの写真がないので、とりあえず何枚か撮影。

アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ♂

 

他にはベニトンボが非常に多数。
環境写真の後ろの草むらにホソミシオカラトンボが1頭だけいました。

ホソミシオカラトンボ
ホソミシオカラトンボ♂

 

流れが淀んだ所には、コフキヒメイトトンボも。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ♂

 

次は昨年カラスヤンマヤゴがいた渓流へ。

カラスヤンマ
カラスヤンマの場所

昨年は終齢と亜終齢ヤゴが見つかりましたが、今年は終齢より4-5齢くらい前と思われる小さなのが見つかりました。あとはチビサナエが少々。

カラスヤンマ
カラスヤンマの若齢ヤゴ

ここでもオキナワコヤマトンボが現れ目の前で産卵を始めました。しかし、写真を撮る技術も捕獲する網もなくお手上げ。目の前70~80cmくらいを往復打水産卵しているのですがなすすべがありません。
産卵方法自体はコヤマトンボと同じですが、もっと小型で、産卵法もスケールが小さく、比較的流れが速い渓流をチョコマカと動いて打水しています。

最後の場所は湿地状の田園地帯。

ヒメトンボ
ヒメトンボの場所

 

午後の遅い時間だったので、見つかったのはヒメトンボ、コフキヒメイトトンボ、ショウジョウトンボ、コシボソトンボ、コシブトトンボ少々のみでした。

ヒメトンボ
ヒメトンボ♀
ハラボソトンボ
ハラボソトンボの交尾態

お知らせ ヤゴの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
チョウトンボウチワヤンマカラスヤンマヒメクロサナエムカシトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

Olympus tg4を使うと、気楽に水中のマクロ撮影動画が撮れます。
とうことで、ヤゴの水中生態をとりあえず上の5種で記録してみました。
チョウトンボウチワヤンマカラスヤンマの3種は飼育個体です。

ヤクシマトゲオトンボヤゴの修正

お知らせ:YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑のヤクシマトゲオトンボの亜終齢画像が重複記録されていたので修正しました。
ヤクシマトゲオトンボと、カラスヤンマの終齢立体画像を深度合成撮影画像と差し替えました。

ヤクシマトゲオトンボのヤゴ画像で、従来12齢、亜終齢としていたものは別の個体を撮影したものでした。
肢芽の発育具合から両方とも亜終齢の可能性があったのですが、12齢としていたヤゴが脱皮して終齢となりそれが確認出来ました。
よって従来の12齢画像を亜終齢画像とし、その終齢ヤゴ画像を従来の終齢画像と差し替えました。これまでは、14齢=終齢でしたが、この変更により13齢=終齢となりました。

下の画像の円内は、肢芽部分のトーンカーブを補正して見やすくしたものです。

ヤクシマトゲオトンボ
従来12齢としていたヤゴ画像。今回亜終齢に修正

 

ヤクシマトゲオトンボ
従来の亜終齢ヤゴ画像。今回削除

 

さて別の話題ですが、若齢ヤゴの黒バック画像を撮っていたolympus stylus tg-2 toughをtg-4にバージョンアップしました。
tg-4には深度合成モードがあります。これは1回のシャッター押しで、カメラが自動的にフォーカスをずらした画像を撮りそれをソフト的に合成し、シャープな画像を出力してくれるというモードです。
手元にいるヤクシマトゲオトンボとカラスヤンマを深度合成モードで撮ってみました。
上がカラスヤンマの深度合成モードですが、尾端までピントがあっています。
1回の撮影で何回かシャッターを切るため1秒程度撮影に時間がかかりますが、三脚に固定しなくても手持ちで簡単に撮れてしまいます。

カラスヤンマ
カラスヤンマ終齢深度合成画像
カラスヤンマ
カラスヤンマ終齢通常撮影画像

 

どっちかというと、尾端がぼやけている画像の方が実際の見え方に近く好きですが、図鑑画像という点では全体にピントがあっている画像に利点がありそうです。
ということでヤクシマトゲオトンボとカラスヤンマの立体画像を、深度合成モード画像と差し替えました。

沖縄ヤゴ探索

4月29日、30日と沖縄旅行に行ってきました。30日は美ら海水族館観光なので、トンボ&ヤゴを探索出来るのは29日の1日のみです。

ということで事前に、google検索、google earth、google streetをフル活用して良さそうな場所を調査です。いくつかの情報を得られましたが、特にあるポイントでは沖縄の山中をgoogle streetで歩き回ってピンポイントで特定出来ました。ちょっと感激です。結局、5カ所に絞ってみましたが1日で回るのは無理かもしれません。

まず朝早くに最初のポイントの湿地です。その前にポイント近くの小規模な滝に寄り道。

オキナワサナエ場所
湿地近辺の滝

 

沖縄にはヤマイトトンボ科でオキナワトゲオトンボとヤンバルトゲオトンボが分布しており、このあたりはヤンバルトゲオトンボの分布域なのでいないか探索です。朝早く天気が悪いこともありトンボの影は全くありませんでした。川岸の砂をすくってみるとオキナワサナエ(アマミサナエの亜種、沖縄個体群)の亜終齢ヤゴがいました。ヤマサナエ同様岸すぐ近くの砂に潜んでいました。

オキナワサナエ
オキナワサナエが潜んでいた砂床
オキナワサナエ
オキナワサナエ亜終齢

 

湿地の方に移動しますが、その頃から少しずつ晴れてきました。こういう感じの場所でgoogle earthで見た時には、湿地???という感じでしたが確かに休耕田に水がたまっていい感じの湿地になっています。

ヒメトンボ
沖縄の休耕田と湿地

 

まず足元にはコフキヒメイトトンボがちらほらと見られます。ヒメイトトンボもいるかもしれませんが、粉を吹いてない♂の交尾態があればヒメイトトンボでしょ!?くらいの認識しかないので鑑別断念。

コフキヒメイトトンボ
コフキヒメイトトンボ♂

 

あと目立つのはショウジョウトンボの原名亜種タイリクショウジョウトンボ。未熟な個体ですが腹部の背面黒条が目立ちます。

タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ

 

福岡の近辺では、別府近辺にしかいないハラボソトンボもいくらでもいます。

ハラボソトンボ
ハラボソトンボ♂

 

歩き回っているうちにヒメトンボを見つけました。ヒメサナエよりも小さく、ハッチョウトンボよりは大き目くらいの超小型トンボです。交尾態もいて♀をゲットし腹端を水につけてみますが産卵してくれません。トンボ科は普通簡単にこの方法で産卵してくれますがうまくいきません。コフキトンボみたいに卵を浮遊物に貼り付ける習性がある種は簡単には産卵しませんが、ヒメトンボは打水産卵する種なのでちょっと意外でした。♀を1頭家に持ち帰りし、産卵習性に近い環境で再トライしてみたら何とか産卵してくれました。

ヒメトンボ
ヒメトンボ♂
ヒメトンボ
ヒメトンボ♀
ヒメトンボ
ヒメトンボ卵

 

2カ所目のダムの下流の川に移動。

アカナガイトトンボ
ダムの下流の川

 

狙い通りアカナガイトトンボがいて産卵植物を採集。他はベニトンボがたくさんと、オオシオカラトンボが少しいました。

アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ連結産卵
ベニトンボ
ベニトンボ♂
ベニトンボ
ベニトンボ♀

 

3カ所目の山の中の渓流。

カラスヤンマ
カラスヤンマ渓流

 

ここではリュウキュウルリモントンボ狙いでしたがいませんでした。
カラスヤンマはいかにもいそうなので砂をすくってみました。成書に岩の下に潜むという記述もあったので見つけるのは結構難しいかと思いましたが、普通にオニヤンマがいそうな岸辺の砂の中で見つかりました。

カラスヤンマ
カラスヤンマが潜んでいた砂床
カラスヤンマ
カラスヤンマ終齢

 

他にいたのは、オキナワオジロサナエ(チビサナエの亜種、沖縄個体群)。

オキナワオジロサナエ
オキナワオジロサナエ終齢

 

山の下りの沢にはオキナワトゲオトンボもいました。ヤゴも探してみましたがこちらは見つかりませんでした。一応ハブにも気をつけながらなので、あまり大胆には探せません。福岡ではよくマムシを見かけますが、基本的にマムシは臆病でむこうからすぐに退散してくれるので気にしないのですが、ハブの習性はどうなんでしょうか?

オキナワトゲオトンボ
オキナワトゲオトンボ♂

 

4カ所目の池に移動しましたが、ここでトラブル発生。レンタカーの前輪を駐車場の縁石に乗り上げてしまい見事にパンク。すぐにJAFを呼んでスペアタイヤと交換し、運転上の支障はないのですが、レンタカー会社の規定で2万円のエキストラの出費です。痛いっ!。でも、JAFのおじさんが沖縄なまりののんびり屋さんで、和んでしまってちょっとした救いでした。

この池では期待した種はいず、ハネビロトンボ、ベニトンボ、タイリクショウジョウトンボくらいでした。

ハネビロトンボ
ハネビロトンボ♂

 

5カ所目も予定していたのですが、パンクのトラブルで時間がなくなってしまい断念。季節的に少し早い事もあり期待どおりにはいきませんでしたが、とりあえずヤゴ3種類、卵2種類をゲットしました。

まあ、急に増えると飼育と写真撮影が大変すぎるのでちょうどいい感じです。データ処理が終わったら、ホームページにもヤゴをアップしていきます。

最後に美ら海水族館の定番、ジンベイザメ。

ジンベイザメ
ジンベイザメ