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リュウキュウギンヤンマの産卵

沖縄3日目です。
7月に沖縄に来た時はスケジュールに無理がありリュウキュウギンヤンマの採卵が出来なかったので、今日はリュウキュウギンヤンマの場所へ。こういう池です。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマギンヤンマがいる池

9:30頃に着き最初はいませんでしたが、そのうち♂のパトロールが始まり10:00頃になり連結態も現れ産卵が始まりました。


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2020年10月20日追記
上記産卵動画のトンボは、ギンヤンマの間違いでした。
下の卵もギンヤンマ卵の誤りでした。
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産卵植物を採取して無事採卵も成功。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマギンヤンマ卵

途中でタイワンウチワヤンマ♀が現れこちら産卵もしてましたが、飛び回りながらなので動画にするのは難しく、出来ませんでした。福岡ではタイワンウチワヤンマは、ほぼ終わりですが沖縄ではまだまだ元気です。

タイワンウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマ♀

次は7月7日、2カ所目と同じ池。7月に全盛期だったベッコウチョウトンボやアオビタイトンボは大部減っていました。オオキイロトンボはわずかに1頭のみ。逆にタイリクショウジョウトンボは少し増えていました。

タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ♀

本土のショウジョウトンボと見た目はほとんど同じですが、腹部の背面に黒いスジがあるのが違いです。

頻回にホバリングするヒメハネビロトンボ♂がいて、飛翔ショットが楽に撮れました。

ヒメハネビロトンボ
(コモン)ヒメハネビロトンボ♂

飛ぶスピード自体は遅いのですがクイックイッと飛翔方向を変えるので、意外に難しいベッコウチョウトンボの飛翔ショット。”焦点距離固定+ファインダーも覗かず適当にカメラで連射”法で撮れたベッコウチョウトンボ♀です。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ♀

ハネビロエゾトンボ

昨日ハネビロエゾトンボだったかも?というトンボの正体を確かめに同じ場所へ。

10:20頃になり、草地の中の細い流れの上をしつこくパトロールする♂が出現しました。
下図のような流れの上をパトロールしてました。

流れ
明るい草地の中の流れ

近くに寄っても逃げずにグルグル飛んでるので、比較的大きめのショットをゲット。

ハネビロエゾトンボ
ハネビロエゾトンボ♂

ハネビロエゾトンボは上付属器の下面が張り出して太くなる、腹部第2節の耳状突起が大きく黒色である、などが鑑別点なのでこのトンボはハネビロエゾトンボでいいのでは?

これで♂はエゾトンボ、ハネビロエゾトンボとも確認できました。
さて、今度は♀の産卵をということで、昨日の暗めの浅い流れと、今日の草地の流れを行ったり来たり見張りましたが残念ながらタイムアップ。
12:40頃に荷物をまとめて、さて帰ろうと暗い流れの横を歩いていると、ラストのタイミングでエゾ系のトンボが現れました。長年トンボ観察をやっているとこういうラッキーもたまにはあります。昨日は写真を撮る間すらなくいなくなったので、とにかくまず捕獲。エゾトンボの♀でした。

エゾトンボ
エゾトンボ♀

1枚の羽の1/2くらいが欠け、脚も2本の一部が欠けたボロボロの老熟♀でしたが、カップに腹端を浸すと産卵もしてくれました。
羽は欠けているもののリリースすると、それなりにしっかりと飛んで行き一安心です。

とりあえず両種とも確認出来ましたが、数は明らかに減っており、さらに開発が進んでこの湿地までなくなってしまわないことを祈るばかりです。

ヤクシマトゲオトンボの採卵

ヤクシマトゲオトンボの採卵目的で、5月17日と同じ場所へ行ってきました。
過去に梅雨明けの時期に行って、目的地直前で土砂による全面交通規制で引き返した経験があり、行く前に色々とネットで調査。交通規制は何カ所かでありますが、たどり着けそうです。

ヤクシマトゲオトンボは最低♂7、♀5頭がいました。

ヤクシマトゲオトンボ
腹部をクリーニング中のヤクシマトゲオトンボ♂
ヤクシマトゲオトンボ
摂食中のヤクシマトゲオトンボ♀

しかし産卵はもう終盤のようで、♂は縄張りを張ってはいますが、♀は♂から離れた場所で摂食しているのみでそこから動こうとしません。たまに♂が♀につかみかかりますが、あっさりと放してしまいます。結局、交尾も産卵もなし。

♂がじっと見ている場所のゼニゴケに産卵痕があったので、採卵は出来ました。ここではほとんどスギの枯れ葉に産卵するので、ゼニゴケに卵が見つかったのはラッキーでした。

ヤクシマトゲオトンボ
ゼニゴケ内のヤクシマトゲオトンボ卵

オオキイロトンボの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキイロトンボの連結産卵動画を追加しました。

沖縄4日目です。沖縄は晴れが続いてます。
まず午前中は、オオキイロトンボの産卵があるはずの7月7日と同じ池に。
朝からオオキイロトンボ♂1が摂食飛翔してるのが目につきました。また、池の周囲の林道をブラブラしてるとリュウキュウギンヤンマ♂も1頭。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマ♂

実はリュウキュウギンヤンマの採卵は簡単だと思ってましたが、これまで訪れた場所で♂は見かけるものの産卵には出会えていません。
林道の奥の浅めの池(立ち入り禁止になってました)には、オオハラビロトンボもいました。
9:00頃になるとオオキイロトンボの♂♀連結が現れ産卵が始まりました。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ♂
オオキイロトンボ
オオキイロトンボ♀

7月6日に川で見つけた時は、なかなか近寄れなかったのですが、産卵を始めて数も多めだと容易に近寄らせてくれます。
最初は連結した状態で飛び回り、♀は尾端に卵塊を作ってそれを水草上に産み付けます。
連結して産卵している状態を動画にしてHPにアップロードしました。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ♂♀連結産卵

そのうち連結を解き、その後は♀の単独産卵開始。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ♀単独産卵

単独産卵している♀に♂2頭がからむ姿もよく見られました。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ♂♂♀

卵はトラフトンボ同様ゼリー状物質に閉じ込められた卵紐として、水草上に産み付けられます。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボの卵紐
オオキイロトンボ
オオキイロトンボ卵

12:00少し前にこの池を離れましたが、それまでオオキイロトンボの産卵は続いていました。

次の場所はダム。ここにはウミアカトンボがいる可能性があります。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボのいるダム

浅い人工的な川があり、米軍家族を含んだ川遊び客もちらほらいるため邪魔しないように周囲をウロウロ。
そのうちウミアカトンボ♂が見つかりました。高めの木の枝先に止まってるワンパターンなので、慣れてくると探すのは容易になってきました。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ♂

♀も少し見つかりましたが、かなり高い枝先にいるので手が出せません。しつこく探すうちに、低木に降りてきた♀が1頭。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ♀

♂♀ともかなり敏感で2m以内に近づくとすぐに枝先を飛び立ちます。遠くには飛んでいかなかったので、何回かトライした末になんとか♀をキャッチ。
尾端を水のカップにつけてみましたが産卵はしません。♂♀干渉せずに高い枝先に止まっているので、産卵タイムが終了して休んでいるのか、まだ産卵前の未熟な個体群なのかはっきりしません。外見上はそこそこ成熟しているので持ち帰ったところ、翌日産卵してくれました。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ卵

これで沖縄4日目も終了で、明日は最終日になります。

ヤンバルトゲオトンボなどの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
リュウキュウルリモントンボヤンバルトゲオトンボの産卵動画を追加しました。

沖縄3日目です。
朝1番は7月6日午前と同じ川へ。
ベニトンボは相変わらずたくさん活動していましたが、ホソミシオカラトンボ未熟♀が1頭のみですがいました。ホソミシオカラトンボはなかなか見つからず、他には昨日の池で成熟♂を1頭見たのみです。

ホソミシオカラトンボ
ホソミシオカラトンボ♀未熟

前回オオキイロトンボ交尾態をこの川で見たのですが、似た雰囲気のトンボ交尾態が川の上を通過してすぐに消えてしまいました。どうも少し上流にあるダムが怪しいということでダムに移動。

予想はビンゴでダムには人工的な小さな池があり、そこでヒメハネビロトンボ(コモンヒメハネビロトンボ)が産卵してました。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボがいた人工の池

ハネビロトンボのように、20~30cm上空から♂が連結を解いて♀が降下、打水産卵、♀を♂が再キャッチという方式で産卵してました。いかにも動画に撮りやすそうな産卵だったのですが、採卵を優先しまず捕獲。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ♂
ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ♀

簡単に産卵もしてくれました。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ卵

今日もさい先良く採卵出来、次に2016年5月3日と同じ湿地に移動。ここには夕方にまた来る予定なので下見のみです。
2016年5月に来た時と比べ、休耕田の植物の背丈はだいぶ伸びており、簡単にはアプローチ出来なくなってました。
ベッコウチョウトンボの交尾態が葉先に止まってました。通常は飛びながら交尾でなかなか写真を撮りづらいので、すかさずパチッと1枚。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボの交尾

すぐに次の目的地である山奥に移動。国定公園内で、特に林道など特別保護区では動植物の採集は禁止で、採集する場合はポイントに注意が必要です。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボがいる場所

目的は、リュウキュウルリモントンボとヤンバルトゲオトンボ。2種とも薄暗い所にいて目が慣れないとなかなか見えてきません。また少々近寄っても飛ばないので、普通のトンボと逆で探す場合はそーっとではなく、草むらをガサガサと揺らして刺激する必要があります。
まずリュウキュウルリモントンボが段々見えてきました。最低♂4、♀2がいて、そのうち交尾や産卵も見つかりました。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボの交尾
リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボの産卵

産卵した枯れ葉を持って帰り採卵。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ卵

ヤンバルトゲオトンボも最低♂3,♀1。こちらは、かなり時間がかかりましたが交尾と産卵も発見。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボの交尾
ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボの産卵

やはり、産卵した枯れ葉を持って帰り採卵。トゲオトンボ卵は少しバナナ型をしています。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボ卵

大量の蚊や、時にブヨに刺されながらも何とか目的を達成し、昼に訪れた湿地に戻りました。
ここで夕立に遭遇してしまいましたが、寝不足がたまっていたので車の中で仮眠。目が覚めたら5時頃過ぎで天候は曇り時々小雨。ヤンマの黄昏飛翔を期待してましたがどうも無理そうです。しかし、せっかく来たので粘ることに。
18:30頃になりカラスヤンマ♀4頭の飛翔のみが見られました。

カラスヤンマ
カラスヤンマの黄昏飛翔

さらに、19:20頃になり畑の上やあぜ道上を飛ぶヤンマが2頭見えました。すでに少し暗いのではっきりしませんが、時折なんとなく見える胸部の黒条や、夕方から活動するパターンから考えるとトビイロヤンマ♂でいいのではと思います。
秋になったら明るい時間帯から活動するようなので、秋に再度来縄して探す予定です。

そろそろ疲れがたまって来ましたが、沖縄3日目終了です。

ベッコウチョウトンボなどの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
リュウキュウハグロトンボの産卵動画を追加しました。

沖縄2日目です。
午前中は昨日と別の渓流へ。

チビサナエ
2日目に行った渓流

こちらでもカラスヤンマのヤゴ自体は見つかるのですが、渓流にいた時間内はカラスヤンマは出てきませんでした。
リュウキュウハグロトンボがいますが数は少なめ。産卵♀は見つかったので動画を撮りHPにアップロードしました。動画の後半は潜水産卵です。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボの産卵

産卵した葉も持ち帰って採卵しました。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボ卵

他には、チビサナエの♂が渓流にちらほら。10:30頃になり交尾した♂♀が頭の高さくらいの葉上に乗っかりました。

チビサナエ
チビサナエの交尾態

捕獲し♀の尾端をカップにつけたら簡単に産卵してくれました。

チビサナエ
チビサナエ卵

リュウキュウルリモントンボもいることにはいますが♂2のみ。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ♂

この場所を去る時に少し開けた場所の森を見上げると、オオキイロトンボ8頭が葉上をフワフワ、グルグルと飛んでいました。

2番目の場所は、ダム湖に隣接している植生の豊かな池で昼過ぎに到着しました。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボがいる池

まず目に飛び込んできたのがベッコウチョウトンボ。
先ほどのオオキイロトンボもそうですが、亜熱帯の日差しが似合う色彩のトンボです。
これがヒラヒラ飛んでいるのを見ていると、沖縄だな~と。
本土のチョウトンボより少し大型。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ♂

産卵もあったので動画にしました。

もちろん採卵も。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ卵

他には、ベニトンボ、アオビタイトンボが多かったのですが、産卵は行った時間帯には見られませんでした。アオビタイトンボは、水面上の葉に産卵して卵を貼り付けるのですがいくつか見つかったので採卵してきました。もう、かなり発生が進んでいて今にも孵化が始まりそうです。

アオビタイトンボ
アオビタイトンボ♂
アオビタイトンボ
葉上のアオビタイトンボ卵集合
アオビタイトンボ
アオビタイトンボ卵、孵化直前

オオキイロトンボもここにいるはずなのですが見当たらずで、また午前中に再訪する予定です。

最後の場所は、昨日の3番目の場所と同じ。
オオハラビロトンボの採卵が出来なかったので何とかしようと再訪しました。産卵は現れませんでしたが、池の周りをグルッとしてみると奥の方に♂といっしょに枝先に止まっている♀を発見。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ♀(背後にいるのは♂)

♂はこの♀に軽くちょっかいを出すものの、すぐに2頭とも同じ枝先に戻ってしまいます。♀をキャッチして採卵。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ卵

これで沖縄2日目は終わりです。沖縄は天気がいいのですが、九州は相変わらず大雨のようです。

カラスヤンマなどの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
カラスヤンマ♂のパトロール飛翔と♀の産卵動画を追加しました。

沖縄も遂に梅雨が開けただろう(沖縄は今年、記録的に早く梅雨明け宣言がありましたが外れたみたいです・・・)ということで、今日から家族を残し単独で沖縄入り。
ところが、地元福岡は記録的豪雨になってしまいました。幸い我が家には問題ないみたいですが、最近の梅雨にはシトシト降る季節という印象は全くなくなってしまいました。

さて、時間的余裕はたいしてないので南にも北にも移動しやすい中央部の名護市に宿泊し、知ってるところを回り出来れば採卵もしようという日程です。

朝1番はダム湖の直下でこんな所。

アカナガイトトンボ
ベニトンボとアカナガイトトンボの川

ベニトンボがうじゃうじゃいます。朝8:00頃に着きましたが、その後交尾・産卵も頻繁にあります。ベニトンボは温暖化に伴い北上中のトンボですが、繁殖力が強いみたいで九州北部でもいる場所では多産してます。

ベニトンボ
ベニトンボの交尾態

あとはアカナガイトトンボ。こちらは目についた範囲で♂が10頭程度、♀が数頭。こちらは採卵もしました。

アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ卵

オオキイロオンボの交尾態も何度か横切り、1回は産卵もしたのですが警戒心が強く近寄らせてくれませんでした。

2番目の場所は山の頂上付近の渓流。

カラスヤンマ
カラスヤンマが産卵していた渓流

カラスヤンマ♂のパトロール飛翔がすぐに見つかりました。オニヤンマとは異なり2~3mの狭い範囲を行ったり来たりせわしなくパトロールしています。動画にしてHPにアップロードしました。

カラスヤンマ
カラスヤンマ♂のパトロール飛翔

14:00頃になり♀の産卵が現れこちらも動画に。産卵は流れのほとんどない湿った砂礫上に尾端を垂直に打ち付ける方法で行ってました(HP動画の最後の方にその様子が映ってます)。

カラスヤンマ
カラスヤンマ♀の産卵

尾端を打ち付けたあたりの砂礫を採集し卵もゲット。大型のトンボですが卵はあまり大きくありませんでした。なお卵は全て4.5倍で撮影してますので、他の卵と大きさを比較できます。

カラスヤンマ
カラスヤンマ卵

他には、チビサナエが♂3♀1いて1回は交尾もありましたが産卵は見られませんでした。

3番目の場所は公園内の小さな池。

リュウキュウカトリヤンマ
3番目の小さな池

目につくのはオオハラビロトンボで♂5頭がバトルしながら縄張ってます。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ♂

16:00頃に♀が1回産卵に来て、迫り来る♂たちをかわしながら何回か打水産卵して去っていきました。
あと、この池はリュウキュウギンヤンマの産卵場所でもあるようで、♂が近くを頻繁に横切ります。飛翔写真を撮る時間的余裕はないので、捕まえてモデルになってもらいました。沖縄滞在中のトンボ写真はキャッチ写真が増えると思います。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマ♂

通常のギンヤンマよりかなり大きめのヤンマです。♂で全長83~99mm(日本のトンボより引用)。

17:00頃になり大型の黒い影が池面を横切りました。2018年にこの池でオオメトンボのヤゴを採集してたのですが、オオメトンボにしては大きすぎる気がします。まもなく、正体が分かりました。
池の奥の部分は水がほとんどなく湿った地面になっており、その部分でリュウキュウカトリヤンマ♀3頭が産卵を始めました。
通常のカトリヤンマに比べかなり褐色味が強く、暗い場所でみると黒っぽいトンボに見えます。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマ♀

産卵を動画にしてみました。

産卵用の容器を持ち合わせていなかったので、1頭はキャッチして持ち帰ったところ、翌日キッチンペーパーに産卵してくれました。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマの卵

1日を目一杯使って沖縄のフィールドを駆け巡り、これでようやく初日終了です。

ミヤマサナエの産卵動画と採卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ミヤマサナエの産卵動画を追加しました。

何度も言ってるような気もしますが、何が何でも採卵する当ブログで未採卵の種が二つあります。
ひとつがキイロヤマトンボで、もうひとつがミヤマサナエ。
キイロヤマトンボは産卵に出会うチャンスが少なかったのと、採卵が難しい種であるのが原因でしたが、採卵方法は見いだしたのであと一息になってきました。
ミヤマサナエは単純にトンボ自体を中々見つけられないのが理由でした。
しかし、先日川で出会ったトンボ愛好家の方から、あるポイントで昨年ミヤマサナエの産卵を観察し、しかもそこではキイロヤマトンボもパトロールするとの情報を得ました。
ということで今日は両方の採卵を狙って、このポイントへ。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエがいた場所

10時頃に着いたのですが、到着するなりいきなり岸から葉上に舞い上がるトンボが。さらに遠くに飛んでいってしまって見失ないましたが、一瞬見えた尾端黄斑と体型とサイズ感から、ほぼミヤマサナエ♀で間違いないでしょう。こんなに簡単に会えるとは思っていなかったので、心の中で一言。”マジすか?”。
少し離れた場所で待っていると、水際に再度現れました。まず、写真を撮ろうと接近したところ、岸辺でポシャッと打水産卵していずこへか。ちょっと落胆したものの、また産卵に来るだろうということで、その後は待ち体勢に。しばらく待ちましたが、今度は11:20に出現。採卵を優先してまず捕獲し、無事採卵も成功しました。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエ卵

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2020年8月17日追記
上記画像はヤマサナエ卵の間違いでした。
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午後に、同じ場所に来た時に産卵動画も撮れたのでホームページにアップロードしました。最後の方のアップ画面では、ミヤマサナエが尾端に卵塊を作っているのが確認できます。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエの産卵

ミヤマサナエに関して有益な情報を教えていただいたU(T?)さん、どうもありがとうございました。

さて、ミヤマサナエは未熟なうちは遠く離れた高山に移動し、成熟したら水場に戻って活動をするトンボとして知られています。当ブログでは、標高1000mの背振山山頂で7~8月にミヤマサナエを見つけています
しかし、この時期に産卵となると、羽化水域を離れずそのまま成熟していくというパターンもあるのかもしれないですね。
残念ながらもうひとつのターゲット、キイロヤマトンボは15:30から10分程度♂のパトロールはありましたが、今日も産卵♀は現れませんでした。明日からは梅雨空が戻ってくるので、こちらは今年中に採卵できるか微妙になってきました。

コヤマトンボの採卵

ヤマトンボ科のコヤマトンボとキイロヤマトンボは採卵困難種で、これまではコヤマトンボ卵を川砂の中から見つけた経験があるのみでした。
キイロヤマトンボに関しては昨年色々と試しましたが全て撃沈。
しかし、今年は極めてシンプルな力業で、しかもうまくいきそうな方法を思いつきました。
そこでキイロヤマトンボの採卵を目指して6月10日と同じ場所へ。
まずコヤマトンボの産卵がきたので試したところ、あっさり採卵をクリアー。
卵の比重を考えるとすぐには沈下するとは思えず、しばらくは打水産卵した波紋近くに浮いて流れているはずです。そこで下のように波紋の下から熱帯魚ネットですくいあげるという作戦。ただ、卵の径は0.6mm程度なのですり抜けないような目の細かいネットが必要です。

コヤマトンボ
コヤマトンボ卵採集方法

コヤマトンボは産卵を始めると少々近づいても逃げないので、簡単に目的が達成できました。予想外だったのはコヤマトンボ卵の粘着性が意外に強く、卵がネットから剥がれずはりついたままだった事。

コヤマトンボ
ネットに貼りついたコヤマトンボ卵

ネットから剥がす時にかなりの卵が壊れてしまいましたが、とりあえずこれまでの採卵困難種から11卵を採集出来ました。こんな単純な方法、もっと早く思いつけよ!俺!ですね。

コヤマトンボ
コヤマトンボ卵

さあ、あとはキイロヤマトンボの産卵さえ来てくれれば採卵はほぼ確実です。キイロヤマトンボは結構な距離間を往復打水産卵するので、今度は柄の着いた捕虫網を使います(目の細かい本絹ネット)。
しかし、残念ながら肝心な産卵自体が現れず駄目でした。♂のパトロールも15:40から20分程度の1回のみ。

キイロヤマトンボ
パトロールするキイロヤマトンボ♂

はたして、今年はキイロヤマトンボの採卵はうまくいくのでしょうか?

サラサヤンマの採卵

5月11日と同じ北九州の池まで遠征。
サラサヤンマが飛んでましたが、見つけることが出来たのは♂最大2,♀最大1~2頭と少しのみでした。ただ、近隣のいつもの場所ではまだ見つけらておらず、今年の初物です。
サラサヤンマは警戒心低めで、けっこう人の側でもホバリングしてくれるので飛びものが撮りやすいトンボのひとつです。

サラサヤンマ
ホバリングするサラサヤンマの♂

交尾は2回ありましたが1回は運良く近くで、写真も撮ることが出来ました。

サラサヤンマ
サラサヤンマの交尾

採卵も行いました。

サラサヤンマ
サラサヤンマの卵