「オオヤマトンボ」カテゴリーアーカイブ

飛びもの写真

空調服のおかげで炎天下のお出かけが少し気楽になりました。8月19日と同じ池にお出かけ。
実は、昨日と一昨日も同じ池に行ってました。ここにはウチワヤンマの方が多いのですがタイワンウチワヤンマもいます。2日ともタイワンウチワヤンマの産卵が岸間際であり、動画を撮る絶好のチャンスだったのですがカメラの操作を誤ってしまい撮れませんでした。カメラのセッティングも完璧で今日こそのはずだったのですが、残念ながら産卵は現れず不発。

しかし、成果もありました。今まで飛びもの写真はカメラの焦点距離を固定しておいて、右目はファインダー、左目でトンボをとらえつつ適当な距離にきたら連射という方法でやってました。今日は、ファインダーすら見ずに適当~にトンボ方向にカメラを向けて、よさそうな距離で連射という方法を試してみました。なんと、こっちのほうが分だまりがいいですね。トンボの飛びもの写真を撮る人には常識だったのかもしれませんが、下はその方法で撮ったオオヤマトンボ♂とウチワヤンマの交尾です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ♂
ウチワヤンマ
ウチワヤンマの交尾飛翔

実験、空調服

ここのところフィールド活動をすると生命の危険を感じさせる暑さで、対策として空調服を買ってみました。
空調服というのは、服にファンが取り付けられていて服の中に風を流し込むというアイテム。ネットで評価が良かったB社製を購入。Tシャツの上に着ると、デザイン上も違和感は少なめです。

空調服
空調服

製品が届いて家で着てみると、”おお、ちゃんと涼しい”と少しびっくりするレベル。
ファンの音はかなりしますが、騒音の感受性には個人差があるので、慣れる人はすぐに慣れるし、気になる人はずっと気になるかな?という感じ。
これがフィールドでは使い物になるかということで、本日は実験に出かけてきました。
行ったのはこういう池でいかにも暑そう。

池
暑そうな池

多いのはウチワヤンマで10頭以上。交尾態も3-4回見ました。

ウチワヤンマ
ウチワヤンマ♂

あと、オオヤマトンボ♂が最低2頭パトロールしてます。

オオヤマトンボ
パトロールするオオヤマトンボ♂

空調服の方は、涼しいとまではいきませんでしたが実用的なレベルでした。風量が切り替えられて家の中では8V出力(スペック上は13時間作動)で十分でしたが、外では10V出力(7時間作動)でないと少し苦しい感じ。
それでも体が熱くなる場合は、日陰で休んで最大出力の12Vに切り替えると、汗から気化熱が奪われる関係もあり、弱めのエアコン程度の効果がありました。
これを着て水分補給に気をつければ、熱中症の危険性はかなり減りそうです。しばらくの間は、Tシャツの上に空調服というスタイルでフィールド活動をすることに決定。
なお、空調服は色々なメーカーから売られてますが、”安いけど使い物にならなかった”という書き込みもありました。
あと、今日初めて気づいたのですが工事現場で空調服を着てる方も結構いますね。

オオヤマトンボ若齢ヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
オオヤマトンボ卵~7齢を追加・差し替えし、また従来掲載の7齢以後の画像を8齢以後へとずらし変更しました。

8月2日に孵化したオオヤマトンボヤゴが、8月20日に7齢まで脱皮成長しました。
ヤゴの場合1回の脱皮で1.2~1.3倍程度体長増加する事が多いのですが、6回の脱皮の間に1回平均1.4倍ほど体長増加していました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボヤゴ 1齢と7齢

3日に1回のペースで脱皮を繰り返しており、ヤゴの中ではかなり早い方です。ただ羽化までハイペースで脱皮を重ねるウスバキトンボヤゴとは事なり、これからの脱皮ペースはスローダウンし、最終的に終齢になるのは冬~来春になります。

また、従来の掲載画像では2齢が脱落しており、3齢ヤゴが2齢として誤って掲載されていました。その分の補正も行い、従来掲載分の終齢=13齢が、終齢=14齢となりました。

同時に産卵された兄弟ヤゴでも、成長の過程で羽化までの脱皮回数は1~2齢変化することがあり、終齢までの総脱皮回数は絶対的なものではあくまで目安です。ただ、1~3齢程度のごく若齢のうちは脱皮後のサイズ変化は割とコンスタントで、脱皮回数変化は中期から主に後期に起こります。

オオヤマトンボの孵化

7月28日に採卵したオオヤマトンボ卵が孵化しました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ1齢ヤゴ

採卵後5日目の孵化で以前の経験でも5日でした。卵が孵化するまでの期間は気温に左右(高いと早くなる)されますが、早い方のグループに入ると思います。
極端に早いのが今日本中をフワフワ飛び回ってるトンボ会のフロントランナー、ウスバキトンボ。3日もあれば孵化し、その後短期間で脱皮を重ね(へたをすると1日で次の齢期に脱皮してしまいます)あっという間に成虫になってしまいます。

成虫になるとコヤマトンボやキイロヤマトンボより大型のトンボになりますが、1齢の段階ではコヤマトンボの方が大型です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ1齢(左)とコヤマトンボ1齢(右)

オオヤマトンボの採卵

九州も梅雨明けし、猛暑の季節がやってきました。
今日は7月7日と同じ池で、再度オオヤマトンボの採卵にチャレンジすることにしました。
夏真っ盛りで色々なトンボの♂がバトルを繰り広げています。

コシアキトンボ
コシアキトンボ♂のバトル
ウチワヤンマ
ウチワヤンマ♂のバトル

9:00くらいになりオオヤマトンボの産卵♀が現れました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ♀

他のヤマトンボ科のコヤマトンボやキイロヤマトンボとは異なり、やはりオオヤマトンボでは尾端をカップの水にチョンチョンするだけで簡単に採卵出来ました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ卵

成虫のオオヤマトンボは、他のヤマトンボよりも大型ですが、卵や1齢幼虫は逆に他のヤマトンボより小さめです。
以前の経験では、オオヤマトンボは孵化までが早く5日程度だったので、8月2~3日には1齢幼虫に孵化すると思います。

さて、ここからは追跡しているミヤマサナエ過剰終齢幼虫の話題。
6月26日に過剰脱皮してから32日後になりますが、本日7月28日に死んでいるのが分かりました。
定期的に撮影していたのですが、下は7月25日に撮影したヤゴの複眼の切り出し画像。成虫の複眼を思わせるような構造が現れてきています。

ミヤマサナエ
7月25日のミヤマサナエ過剰終齢ヤゴの複眼

これは、もしかしたら羽化までいけるかもと思いましたが、本日撮影しようとしたらすでに死んでいました。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエ過剰終齢ヤゴ、7月28日に死亡

ミヤマサナエのヤゴはずっと泥の中に潜っているので、十分に採餌して栄養がとれているかどうか分からないところがあります。
単に餌不足でエネルギー切れで死んでしまったのか、それとも過剰脱皮するような個体は遺伝子に異常があり羽化まではいけないのか?
う~ん、どうなのでしょうか?

オオヤマトンボの交尾

採卵困難種キイロヤマトンボへのチャレンジは、今年もどうも失敗に終わりそうです。
1回のみですが、同じヤマトンボ科のオオヤマトンボでは通常の方法(産卵♀の尾端を水入りカップにチョンチョンする方法)で採卵成功しています。
採卵再現性の確認と若齢ヤゴの高解像度画像が欲しいので、本日はオオヤマトンボにアタック。場所はこんな感じでオオヤマトンボが好む大きめの池です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボの池

1回♀が産卵に来ましたが、岸から少し離れた場所のため捕獲断念。
しばらくするとかなり離れた場所で、オオヤマトンボ♂が♀をつかまえて森の方へと去って行くのが見えました。物欲しげに眺め続けていると、森の方から止まり場所を求めて再びオオヤマトンボの交尾態が現れ、わりと近くの枝に止まるというラッキー。
ということで、運も味方しないと撮れないオオヤマトンボの交尾態。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボの交尾

どれくらいの時間で交尾が解けるかじっと見てましたが何の動きもなく10分くらいでギブアップ。池岸にチェアをセットして座り、交尾態をチラチラ確認しながら♂の飛びモノ写真にチャレンジすることにしました。
交尾態の♂以外に2頭の♂がパトロールしています。面白いもんでトンボにも個性があり、人間にとって分かりやすいのは用心深い個体とそうでない個体。1頭は私のそばに近づくと離れてから通過していきますが、もう1頭は一切おかまいなしにスレスレを通過します。快晴ではないためシャッタースピードはかせげず写真の出来はいまいち。

オオヤマトンボ
パトロール中のオオヤマトンボ♂

1時間30分程度たったところで交尾態をチラ見したところいなくなってました。残念ながら交尾を解いて離れていくところは目撃出来ず。トンボも種によって交尾が一瞬で終わるものと時間単位の長いものがありますが、1時間半はかなり長い方です。
その後、大型の明らかに♀体型(腹部基部がキュッとしまっておらず太い)のトンボが池岸近くで怪しげな動き。黄色すぎるのでオオヤマトンボじゃないだろうと思いつつもキャッチ。ウチワヤンマ♀でした。ウチワヤンマもオオヤマトンボ同様、大きな深めの池が好きな種です。

ウチワヤンマ
ウチワヤンマ♀

結局オオヤマトンボの採卵は成功しませんでしたが、今回は運もないと撮れないショットをゲット出来たのでOKです。

タイワンウチワヤンマヤゴの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
タイワンウチワヤンマヤゴの動きを記録した動画を追加しました。
オオヤマトンボヤゴの生態動画と、クロイトトンボの産卵動画を変更しました。

天気もいいし、花粉症のシーズンもようやく終了です。今年は花粉の飛散がひどかった~。

まず、昨年12月25日の池でタイワンウチワヤンマヤゴの生態動画を撮影。

タイワンウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマヤゴの生態

 

オオヤマトンボヤゴの昨年12月25日の生態動画は真冬で動きがにぶすぎたので、新しく撮り直し更新しました。翅芽はパンパンに膨らんでいて、羽化ももうすぐです。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボヤゴの生態

 

池には、ヨツボシトンボ10頭程度、クロイトトンボが多数いました。クロイトトンボの産卵動画もクローズアップで撮れたので、過去の分を破棄し入れ替えました。

クロイトトンボ
クロイトトンボの産卵

 

次に、4月27日の場所にムカシトンボの確認にいってきました。ちょうご正午頃の時間帯です。産卵痕は増えていたのですがパトロールする♂は見当たりません。

 

渓流
渓流

 

今年はムカシトンボが多いかもと期待していましたがハズレでしょうか?もう少し日をあけてさらに観察が必要でしょう。他の、この時期のトンボは出始めていました。アサヒナカワトンボ。

アサヒナカワトンボ
アサヒナカワトンボ

 

ダビドサナエ。♂の縄張りがあり少し待ちましたが、♀の産卵は見られませんでした。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♂

 

ヤゴの生態動画 オオヤマトンボなど

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
クロスジギンヤンマオオヤマトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

冬の間は、せっせとヤゴの生態動画撮影ということで今日は池に行ってきました。

まず、5月15日の池でクロスジギンヤンマヤゴ。本来は敏捷なヤゴですが、冬の低温で動きが極めてゆっくりです。この池ではクロスジギンヤンマしか見たことがないのですが、一応下唇の内葉片の先が尖っているのを確認。ギンヤンマはここが尖らず四角っぽくなっています。

クロスジギンヤンマ
クロスジギンヤンマヤゴの生態

クロスジギンヤンマ
クロスジギンヤンマ下唇

 

次に、昨年7月20日の池でオオヤマトンボヤゴ。体長40mm程度の大型ヤゴで、初めて見た時は迫力にびっくりしました。どうも、ここの池は2年前から夏に水を落としているようで、トンボがかなり減ってしまいました。若齢は何とか7頭見つかりましたが、終齢を見つけるまでかなり時間がかかりました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボヤゴの生態

 

通常は泥に潜りこんで、複眼だけを外に出しエサを待ち伏せするヤゴですが、寒くて動きがにぶくなかなか潜ってくれませんでした。

お知らせとヤクシマトゲオトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の
オオヤマトンボの1齢幼虫が腹面画像だったので、背面画像と差し替えました。
ヤクシマトゲオトンボの2齢幼虫画像を追加しました。

7月31日に川を探索してきましたが特に成果はありませんでした。日記代わりに一応記録しておきます。

今年も、ミヤマサナエ採卵の挑戦を始めました。
場所は3月21日にヤゴを調べた筑後川です。

筑後川
筑後川

 

朝の8時台ですが、もう既にかなりの暑さです。まず、転石がゴロゴロしている河原沿い200~300mの範囲を♂の縄張りがないか探すことにします。サナエトンボは全くいません。この時点で既に90%は負けた感じです。
川岸から遠い水面上の植物先端に何か止まっています。コフキトンボかな~と、一応写真を撮ってみましたが、やはり(ただの)コフキトンボでした。

コフキトンボ
コフキトンボ

 

以前から川岸にアオモンイトトンボはよくいたのですが、セスジイトトンボもいました。

セスジイトトンボ
セスジイトトンボ

 

ヤゴがいたこのあたりで少し粘ってみましたが、 何も出てきません。

筑後川
筑後川

 

少し場所を移動して、ナゴヤサナエが出てきてないかも確認することにしました。

筑後川
筑後川

 

葉上を移動する腹端が広がったトンボを1回見かけ、おそらくナゴヤサナエだと思いますが、川面をパトロールする♂は1回も見ませんでした。あと川面すれすれを猛烈な勢いでさかのぼっていくサナエがいましたが、オナガサナエでしょうか?
オオヤマトンボが1頭パトロールしていました。大河で流れも緩くて泥底もあり、このあたりは大きな池と同じような環境です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ

 

おびただしい数が舞っているのはウスバキトンボです。置きピンで1回連写しただけで、そこそこピントがあった画像が撮れます。

ウスバキトンボ
ウスバキトンボ

 

さらに支流に移動。

筑後川
筑後川支流

 

ここにもいません。多いのはハグロトンボ。

ハグロトンボ
ハグロトンボ

 

ここは公園内なので、スマフォを見ながらウロウロしている人も大勢います。

ポケモン
ポケモンGOピープル

 

日光の暑さになれてない人が多いと思うので、そのうちポケモン熱中症が報道されそうですね。

ミヤマサナエはヤゴはそこそこ見るのですが、あいかわらずトンボは見つからずやっかいな奴ですねー。実は7月28日にもヤゴがいる川を調べて見つからなかったので今年既に2連敗です。google earthを見ながら怪しい場所を調べ続けるしかないでしょうね。

さて、ホームページのオオヤマトンボ1齢幼虫が誤って腹面の画像になっていました。1齢は小さすぎるし、解像度悪すぎるしで、よくやらかすミスなのですが今まで気がつきませんでした。7月17日のオオヤマトンボ採卵に失敗した池で、悔しまぎれにすくってきた泥中にいた1齢幼虫画像を確認して、初めてミスに気付きました。

オオヤマトンボ
従来掲載していたオオヤマトンボ1齢画像

オオヤマトンボ
今回差し替えたオオヤマトンボ1齢画像

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ1齢黒バック画像

 

7月17日ヤクシマトゲオトンボ卵が孵化し2齢幼虫まで育ちました。2齢幼虫画像は欠番だったので、新たに加えました。1齢幼虫の尾鰓は普通のイトトンボと同じですが、2齢幼虫になると早くも袋状になっています。孵化まで20日程度はかかるので、この時点で2齢幼虫がいるということは7月17日以前に産卵されていた卵も混ざっていたものと思われます。

ヤクシマトゲオトンボ
ヤクシマトゲオトンボ2齢幼虫