「ムカシヤンマ」カテゴリーアーカイブ

ムカシヤンマの1齢ヤゴ

5月27日にムカシヤンマ産卵撮影時に採卵もしておいたのですが、孵化が始まりました。下はホームページに掲載している1齢ヤゴです。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ1齢ホームページ掲載分

高倍率で撮影してもモアッとしたディテールがはっきりしない淡黄色のヤゴで、実際に肉眼的にもこの通りで白いちっちゃいのがモゾモゾ動いているという感じです。しかし、あまりにも解像感が悪いのでヤゴの背後から明かりを入れる方法で撮影してみました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ1齢、今回撮影分

細部が分かると、頭部から胸部に背側でつながる板状のジョイント部があり、この構造は他の1齢ヤゴでは見たことがないものでした。
動画も撮影してみました。

コヤマトンボの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
コヤマトンボの産卵動画を追加しました。

ヤマサナエの採卵目的で、5月27日と同じ場所へ。
今日もムカシヤンマの♂と♀がちゃんといました。木や電柱にセミのようにペタッと貼りつく止まり方は、ムカシヤンマではありがちな光景です。
あと、歩いている人にも良くペタッと止まってきます。虫嫌いの人には恐怖体験ですね。

ムカシヤンマ
木の止まるムカシヤンマ♂
ムカシヤンマ
木に止まるムカシヤンマ♀

こういう人工的な流れですがヤマサナエがいます。

ヤマサナエ
ヤマサナエがいる護岸された流れ

♂をまず探しますが、わずか2頭しか見つからず同じ所で縄張りしてました。

ヤマサナエ
ヤマサナエ♂

ヤマサナエも減少しつつあるトンボの例外ではなく、やはり昔よりだいぶ減ってます。ただし、産卵場所を探すには縄張り♂が少ない方が好都合で、ここで待ってればほぼ間違いなく♀が産卵に現れます。予想通り13:00頃に♀が現れ捕獲。しかし、カップに尾端をつける方法では産卵してくれずお持ち帰りして産卵させることにしました。

コヤマトンボも2頭の♂が縄張り飛翔で近くを何回も往復してました。カメラの焦点距離を固定しておいて、両眼視でトンボを捕らえつつ適度な距離で連射しまくると、こういうショットが何枚かに1枚は撮れるのですが、最近少しうまくなってきました。

コヤマトンボ
縄張り飛翔するコヤマトンボ♂

コヤマトンボもきっと産卵が来るだろうと待ってると、やはり13:10頃に産卵に現れ、ビデオで記録しホームページにアップロードしました。流れの上を高速で往復しながら打水産卵します。

コヤマトンボ
コヤマトンボの産卵

途中でダビドサナエも2回産卵に現れましたが、シーズンも終わりで♀も最後の力を振り絞ってる感じです。短く産卵してはすぐに止まるのを繰り返してました。

ムカシヤンマ確認

5月23日の場所に再び行ってきました。
ちゃんといました、ムカシヤンマ。いなかったのは見に行った時期が少し早かっただけかもしれないです。今年は暖冬でトンボの出現は早かったのですが、その後は春先に寒い期間が続き、トンボの出現は結局遅れた印象があります。
最低♂2が縄張りしてました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♂の縄張り場所

赤丸の部分で縄張りしてて、矢印のあたりに産卵にくる可能性が高く、しばらく見張ってました。予想通り14時過ぎに産卵に現れました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♀産卵

ムカシヤンマも減少はしてますが、少なくとも2カ所で今年も無事確認出来ました。
他のヤンマほど敏捷ではありませんが、そこは大型のトンボです。ダビドサナエ♀が捕食されてしまいました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♂がダビドサナエ♀を捕食

ムカシヤンマ探し

ムカシヤンマ。この時期になると一度は会いたくなるトンボなのです。
かっての昆虫少年にとっては、魅力満点。まず、いかにも怪しげなネーミングに加えて、無骨な外見と怪しげな真っ黒の複眼。ヤンマと名前がついているのに体が重たげで、飛び回らずにすぐにベタっと止まってしまいます。それになんといってもデカい。
ということで、3月20日の場所に探しに行ってきました。

結局、この♀1頭しか見つかりませんでしたが、今年も無事に会えました。でもトンボが全般的に減っており、来年はいったいどうなるでしょうか?

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♀

続ムカシヤンマのヤゴ探し

2月24日の続きでムカシヤンマのヤゴ探しに行ってきました。
3月8日にも別の場所で探して見つからなかったので、今日は3カ所目です。

いるにはいたのですが、終齢1頭のみでした。10年くらい前には、3頭同時に産卵なんていう光景も拝めた場所なのですが。
ジャゴケが固まってぶら下がっているのを裏返したら、そこにくっついていました。少し水が浸っている穴というのが代表的な住まいですが、こういう所にもいます。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマが潜んでいた場所

動画撮影が目的なので、それっぽい穴のそばに移して撮影を開始しますがピクリとも動きません。計1時間近く撮ったのですが、ずっと脚をたたんだままの警戒姿勢は変わらず、動画はトホホな結果となり結局あきらめました。
まあ、この外見で生息場所を考えると動かないことが、生き抜くためにはベストなのですが。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマの終齢ヤゴ

今回もトンボフィールドレコーダーの実地テストも兼ねてました。地点が正確に収得されないことがあり電波の受信状況のせいかと思っていましたが、google mapを開いた時に自分の場所がすぐには特定されないのと同じ現象でした。
mapに現在地アイコンが表示されるようして、アイコンのタップで現在値を正確に収得するように仕様変更しました。他には問題なさそうなので、そろそろPlayストアにアップロードしようかと思います。

トンボフィールドレコーダー
mapに追加したアイコン

ムカシヤンマヤゴ探し

寒くて長期間引きこもり生活をしていましたが、今日は晴れて暖かくなり出かけてきました。やはりフィールドはリフレッシュ出来ていいです。

目的はムカシヤンマヤゴの動画差し替え。既掲載分はムカシヤンマをツンツンして無理矢理動かしていていかにも不自然。それで、自然な動きの動画を撮りたいな~と(といっても早送りしないと無理でしょうが)。
あと、もう一つの目的は2月5日にチラッと掲載したトンボフィールドレコーダーの実地テストです。

ひとつ目の目的ははずれで、F-4(終齢の4つ前)程度が1頭見つかっただけでした。5-6年前だったら7-8頭は必ずいたのですが・・・。色々な場所で色々なトンボが見られなくなっており、ひとつは農薬の影響なのですが、やはり温暖化も影響しているのでしょうか?

ムカシヤンマは水がしたたる斜面に穴を掘って住んでる変わり者です。上の図の○でかこった部分にいました。下の図の中央にムカシヤンマヤゴが写ってます(左下に切り出した二つの○が複眼です)。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマヤゴが潜んでいた空洞
ムカシヤンマ
ムカシヤンマヤゴ

近くの水が染みた落ち葉の下に空洞を作って潜んでいることも良くあるので、そちらも探してみましたがいませんでした。また、今度別の場所でチャレンジしてみよう。

トンボフィールドレコーダーの方は、フィールドでも使いやすく問題ありませんでした。トンボ観察のメモ代わりとして期待通りでした。ただし、トンボ名は確実に判定出来るという前提のアプリなので、上級者向け(←上級者って何!?)です。
しかし、帰ってから問題が出ました。記録地点をマップで開くとかなり実際の地点からズレていました。町中では問題なかったのですが、電波の状態が悪いと代替えロケーション獲得機能に切り替わるためズレが大きくなったと思われます。編集機能を使って正しい位置に補正は出来るものの面倒ですねー。

下はトンボフィールドレコーダーの記録を、整形オンでメールに送ったものです。

オニヤンマ,Anotogaster sieboldii,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:1
コヤマトンボ,Macromia amphigena,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:1
ダビドサナエ,Davidius nanus,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:2
ムカシヤンマ,Tanypteryx pryeri,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:1

ムカシヤンマ

やっとフィールド活動を開始出来たと思ったら、今度は3回目の痛風発作を発症してしまいました。今回が最悪の発作で、さすがに尿酸下降薬を開始しなきゃーと決心。
さて、禁酒&野菜生活でしばらくおとなしくしてましたが、ようやく痛みがひいてきました。ということで、さっそくフィールド活動を再開。

とくにあてもなく、市街地から車で20分ほどの近場にあるムカシトンボの渓流に行ってきました。渓流入り口のアパートなどが立ち並ぶ場所になにやら大型のトンボが。よくよく見るとムカシヤンマ♂でした。
ここで見るのは始めてですが、山裾なのでどこかに幼虫がいる水がしたたる斜面があるのかもしれません。
場所が場所だけに縄張りではなく、お休みと摂食中の個体。
警戒心がうすい個体でいつも通り寄りまくり撮影し深度合成してみました。ご覧のようにほぼ町中といってもいい場所です。
福岡は市街地からの近場といっても、なかなかあなどれないですね。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♂

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページの、
アオハダトンボ卵~1齢、アサヒナカワトンボ卵~2齢、ムカシトンボ卵~2齢、ムカシヤンマ卵~1齢、アオサナエ1~4齢、ホンサナエ1~4齢を高解像度画像で差し替えました。

一部の若齢ヤゴを、中一光学の4.5倍マクロレンズfree walkerで撮り直ししてみました。

明らかに解像度が増している画像と、あまり違いがはっきりしないのがあります。

1齢ヤゴについて比較してみました。左が従来掲載分で右が新たに差し替えた画像です。

アオサナエ1齢ヤゴ
アオサナエ1齢ヤゴ

 

ホンサナエ
ホンサナエ1齢ヤゴ

 

アオハダトンボ
アオハダトンボ1齢ヤゴ

 

アサヒナカワトンボ
アサヒナカワトンボ1齢ヤゴ

 

ムカシトンボ
ムカシトンボ1齢ヤゴ

 

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ1齢ヤゴ

 

ムカシヤンマの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ハグロトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。
ムカシヤンマの産卵動画を追加しました。
ハラビロトンボの産卵動画を差し替えました。

昨日同様、山口県です。
まずヒヌマイトトンボの場所。

先週より、成熟が進んでおり個体数も増えていました。交尾や産卵はまだなく、あと1~2週先でしょう。

ヒヌマイトトンボ
ヒヌマイトトンボ♂

 

次に北九州まで戻り、オグマサナエの場所。
今日は♀も見つかりましたが、産卵はやはりなし。

オグマサナエ
オグマサナエ♀

 

アオヤンマも♀が木に止まったので撮影。

アオヤンマ
アオヤンマ♀(側面から見ると♀です)

 

トンボの場合、一般的に♀は産卵の時にしか現れず遭遇が難しいのですが、私の場合なぜかアオヤンマは♀しか撮影出来ていません。
アオヤンマはフワフワと不規則に飛んで、すぐに葦原に潜りこむので、止まってくれないと撮影が難しいです。
産卵はやはりなく、先週に続きここまで産卵動画は全敗です。

かわりにハラビロトンボの産卵があり、ホームページの産卵動画がしょぼすぎたので、撮影して差し替えました。

ハラビロトンボ
ハラビロトンボの産卵

 

最後に福岡に戻り、昨年6月2日の場所でムカシヤンマ。

最近天気がいい日が続いており、一番産卵がありそうな昨年のA地点は水が少し滴ってますが涸れ気味で、♂の縄張りもありません。
B地点にいたっては完全にカラカラになっていました。春先にここで若齢ヤゴを確認してましたが、おそらく助かっていないでしょう。

さらに奥の林道にかなり進んだ地点に道路脇まで水がしみでている場所がありました。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマの場所

 

♂もちゃんと分かっていて縄張りしています。また懲りずに飛翔写真。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ飛翔1

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ飛翔2

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ飛翔3

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ飛翔4

 

しばらく待ちますが産卵♀がこないため、A地点まで戻り、再びここに戻ってきた時に♂が斜面で他のトンボにつかみかかっています。
すぐに♂は離れていきましたが、暗い斜面をよくよく見ると居残った♀が産卵していました。ラッキー。あきらめの早い♂のおかげで発見できました。
少々近づいても♀は産卵に夢中で、動画も写真も撮り放題でした。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♀の産卵

 

最後に何とか新しい産卵動画をひとつゲット出来ました。
ちなみに帰り道でA地点を横切った時に斜面からムカシヤンマが出てきました。
ここでも♂が縄張ってたのか~っと写真を撮ったみたら♀でした。水は涸れ気味ですがここでもちゃんと産卵してたんですね。
おまけに尾端に付着した卵まで写っています。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマ♀

 

さて別の話題です。
山歩きする人は分かると思いますが、この時期林道を歩く時に一番うっとおしいのが通称メマトイ(目纏い)という小さいハエ。
目を標的に飛んできて、手で追い払ってもすぐに戻ってきて目の周りをブンブン飛ぶし、少しでも隙を見せると目に侵入してきます。
今日の最後の場所でもかなり纏わりつきました。

まず対策に買ったのが花粉症用の眼鏡。ウーン、隙間があるし視野が少しゆがみ、いまひとつ。

眼鏡
花粉症用の眼鏡

 

最も実践的だったのが百均で買ったこのかわいい座布団。

座布団
百均の座布団

 

フィールドで座わりこむことも多いので買ったのですが、これが役立ちます。
メマトイが現れたらすかさずこれを自分の顔に向かってバシッとな。
さすがのメマトイも退きます。
もしかしたらつぶれたメマトイが顔に貼りついてるかもしれませんが、原始的な武器が一番効果的です。

お知らせ ムカシヤンマのヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ムカシヤンマヤクシマトゲオトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

11月23日と同じ場所でムカシヤンマヤゴの動画を撮影してきました。ほっとくとじっとしたままで全く動かないので、前半部は後から刺激してむりやり動かしてます。

ヤクシマトゲオトンボは飼育ヤゴを撮影したものです。

急に冷え込んだこともあり、今日はミルンヤンマの成虫は見ませんでした。