「ヒメハネビロトンボ(コモンヒメハネビロトンボ)」カテゴリーアーカイブ

リュウキュウギンヤンマの産卵

沖縄3日目です。
7月に沖縄に来た時はスケジュールに無理がありリュウキュウギンヤンマの採卵が出来なかったので、今日はリュウキュウギンヤンマの場所へ。こういう池です。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマギンヤンマがいる池

9:30頃に着き最初はいませんでしたが、そのうち♂のパトロールが始まり10:00頃になり連結態も現れ産卵が始まりました。


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2020年10月20日追記
上記産卵動画のトンボは、ギンヤンマの間違いでした。
下の卵もギンヤンマ卵の誤りでした。
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産卵植物を採取して無事採卵も成功。

リュウキュウギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマギンヤンマ卵

途中でタイワンウチワヤンマ♀が現れこちら産卵もしてましたが、飛び回りながらなので動画にするのは難しく、出来ませんでした。福岡ではタイワンウチワヤンマは、ほぼ終わりですが沖縄ではまだまだ元気です。

タイワンウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマ♀

次は7月7日、2カ所目と同じ池。7月に全盛期だったベッコウチョウトンボやアオビタイトンボは大部減っていました。オオキイロトンボはわずかに1頭のみ。逆にタイリクショウジョウトンボは少し増えていました。

タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ♀

本土のショウジョウトンボと見た目はほとんど同じですが、腹部の背面に黒いスジがあるのが違いです。

頻回にホバリングするヒメハネビロトンボ♂がいて、飛翔ショットが楽に撮れました。

ヒメハネビロトンボ
(コモン)ヒメハネビロトンボ♂

飛ぶスピード自体は遅いのですがクイックイッと飛翔方向を変えるので、意外に難しいベッコウチョウトンボの飛翔ショット。”焦点距離固定+ファインダーも覗かず適当にカメラで連射”法で撮れたベッコウチョウトンボ♀です。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ♀

トビイロヤンマの産卵(未遂)など

沖縄2日目です。
7月に沖縄に来た時に採卵は大体終わってしまったので、今回は前回撮れなかったトンボショットを色々と撮ってます。

まず、7月6日1カ所目の川に。相変わらずベニトンボがうじゃうじゃいます。
♀の産卵中に、♀を他の♂に盗られてたまるかと警護する♂。

ベニトンボ
♀を警護するベニトンボ♂

その川上流部のダムの人工池。ヒメハネビロトンボ(コモンヒメハネビロトンボ)の産卵がうまく撮れました。♂は♀を一瞬放して♀は下降し単独で打水、すぐに♀は上昇し、さらに♂は♀を一瞬の早業で再キャッチします。

ヒメハネビロトンボ
♀をリリースする♂
ヒメハネビロトンボ
♀が産卵
ヒメハネビロトンボ
♀を再キャッチ

ヒメトンボも同じ人工池にいて普通は近づくと逃げるのですが、簡単に近づける♂がいたのでolympus TG-5で顕微鏡モード撮影。

ヒメトンボ
ヒメトンボ♂

ヒメトンボの産卵も1回あったのですが、うじゃうじゃいるベニトンボがちゃっかいを出しまくりですぐに消えてしまって撮影は出来ませんでした。

2カ所目は滝の下流にある川で初めてくる所です。
前回撮れなかった、リュウキュウハグロトンボの交尾。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボの交尾

ヤゴも探してみましたが、アマミサナエのヤゴがかなりいました。

最後は、トビイロヤンマのいる7月8日と同じ湿地帯。最低2頭の♀がいたのですが、近くまできて撮れたのはこのショット1枚のみでした。産卵体勢に入ったのですが、産卵基質が気にくわなかったみたいで産卵せずにすぐに離れて行ってしまい、産卵未遂ショットになってしまいました。

トビイロヤンマ
トビイロヤンマ♀

ヒメハネビロトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ヒメハネビロトンボを追加しました。

ヒメハネビロトンボのヤゴは、頭部前方をおおう下唇が三角形状に突出する、第8、9節の側棘が非常に長い、脚に毛が密生して目立つ、など他のトンボ科のヤゴと明らかに異なり、なんというんでしょうか・・・異形のヤゴです。同属のハネビロトンボのヤゴはそっくりで、基本的に見分けがつきません。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ終齢ヤゴ

1齢ヤゴの時から既に頭部は特徴的で、ハネビロトンボ属と分かります。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ1齢ヤゴ

オオキイロトンボも似た感じの恐ろしげなヤゴですが、複眼は後側部に突き出しており、その点で容易に鑑別がつきます。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ終齢ヤゴ

こちらの1齢ヤゴは意外におとなしいイメージです。何の変哲もないトンボ科の1齢といった印象です。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ1齢ヤゴ

なお、ヒメハネビロトンボには翅の斑紋の違いで、日本にはヒメハネビロトンボとコモンヒメハネビロトンボの2つの亜種がいますが、ホームページに掲載したトンボはコモンヒメハネビロトンボの方になります。

コモンヒメハネビロトンボ
コモンヒメハネビロトンボ♀

沖縄産ヤゴその後

7月6日~10日に採卵した沖縄産ヤゴは順調に脱皮を繰り返しています。
アオビタイトンボ、アカナガイトトンボ、オオハラビロトンボ、ヒメハネビロトンボ、ベッコウチョウトンボは既に終齢。

アオビタイトンボ
アオビタイトンボ終齢
アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ終齢
オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ終齢
ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ終齢
ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ終齢

リュウキュウカトリヤンマは亜終齢。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマ亜終齢

ウミアカトンボとオオキイロトンボは、おそらくF-2(終齢から2つ手前)まで進んでいます。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボF-2
オオキイロトンボ
オオキイロトンボF-2

沖縄産ヤゴの脱皮

沖縄産のヤゴが順調に脱皮を重ねています。

アオビタイトンボが、7月11日に孵化し現在6齢で体長約4.3mm。

アオビタイトンボ
アオビタイトンボ6齢ヤゴ

チビサナエは、7月22日(産卵後15日)に孵化し現在2齢で体長約1mm。

チビサナエ
チビサナエ2齢ヤゴ

リュウキュウハグロトンボは、7月23日(産卵後16日)孵化で現在3齢で体長約2.3mm。

リュウキュウハグロトンボ
リュウキュウハグロトンボ3齢ヤゴ

リュウキュウルリモントンボが、7月25日(産卵後16日)孵化で現在4齢で体長約2.4mm。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ4齢ヤゴ

リュウキュウカトリヤンマが、7月27日(産卵後20日)孵化で現在4齢で体長約6.5mm。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマ4齢ヤゴ

ウミアカトンボは現在4齢で、体長約2.1mm。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ4齢ヤゴ

オオキイロトンボは現在5齢で、体長約3.6mm。オオキイロトンボは終齢になると複眼が後側方に突き出しますが少しその片鱗が出てきました。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ5齢ヤゴ

オオハラビロトンボは現在6齢で、体長約4mm。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ6齢ヤゴ

カラスヤンマは現在2齢で、体長約1.4mm。

カラスヤンマ
カラスヤンマ2齢ヤゴ

ヒメハネビロトンボは現在7齢で、体長約5.2mm。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ7齢ヤゴ

ベッコウチョウトンボは現在5齢で、体長約2.8mm。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ5齢ヤゴ

沖縄採卵ヤゴ

沖縄で採集したトンボ卵が、次々に孵化しています。

まず、7月 15日にヒメハネビロトンボ。産卵後7日で孵化。
他のトンボ科と比べて頭部が5角形ベース状で特徴があり、サイズも今回の他のトンボ1齢と比べて大きめです(以下画像の縮尺は同じにしてあります)。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ1齢ヤゴ

7月19日には早くも2齢に脱皮。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ2齢ヤゴ

次にオオハラビロトンボで7月17日孵化で産卵後9日。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ1齢ヤゴ

7月18日には、オオキイロトンボ(産卵後9日)、ベッコウチョウトンボ(産卵後9日)。
オオキイロトンボヤゴは、終齢になるとハネビロトンボヤゴに似てますし、成虫もハデな色彩で似かよってますが、1齢の時点ではトンボ科ヤゴとしてありがちな割と平凡なヤゴでした。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ1齢ヤゴ
ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ1齢ヤゴ

カラスヤンマも7月18日に孵化し採卵後12日ですが、砂礫から採卵した時にすでに卵が褐色で先行産卵されてたと思われる分が混ざっていたので、そっちが先に孵化したと思われます。カラスヤンマは成虫になると大型のトンボになりますが、1齢の時点では今回のヤゴの中で最も小型な方でした。

カラスヤンマ
カラスヤンマ1齢ヤゴ

さらに、7月19日にはウミアカトンボ(産卵後9日)、アカナガイトトンボ(産卵後13日)も孵化しました。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボ1齢ヤゴ
アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ1齢ヤゴ

ヒメハネビロトンボなどの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ハラボソトンボヤゴの産卵動画を追加しました。

沖縄最終日です。
飛行機が午後の便でフィールド活動は午前中のみです。
沖縄滞在中のトンボ写真はキャッチしてからのものが多かったので、飛翔写真も撮ろうかということで7月8日と同じダムの人工池に行くことにしました。

ヒメハネビロトンボ♂1頭がパトロール中で、時折もう1頭現れますがすぐに占有トンボに追い払われてしまいます。時々ハネビロトンボ♂も現れますが、こちらには寛大で少し追う程度。また、オオキイロトンボの連結態も時々現れますがすぐにいなくなります。
肝心の飛翔写真はトンボが左右だけでなく前後にも移動するため全くお手上げ状態。ハネビロトンボの方はやや動きが遅いためかろうじて1枚。

ハネビロトンボ
ハネビロトンボ♂

ヒメハネビロトンボの産卵はなかなか現れず11:00頃に連結態が現れましたが、しばらく池の周りをグルグルして枝先に止まりその後どこかに行ってしまいました。

ヒメハネビロトンボ
枝先に止まったヒメハネビロトンボの連結♂♀

途中でハラボソトンボの産卵があったので動画にしてHPにアップロード。

ハラボソトンボ
ハラボソトンボの産卵

12:00頃に再びヒメハネビロトンボの産卵が現れましたが、7月8日と違って♀の単独産卵で激しく動き回るため撮影が難しく、見にくい動画になってしまいました。

♀の産卵飛翔写真はなんとか1枚ゲット。

ヒメハネビロトンボ
産卵中のヒメハネビロトンボ♀

ということで最終日はあまり成果はありませんでした。

沖縄滞在中を通じると、採卵は順にアカナガイトトンボ、カラスヤンマ、リュキュウカトリヤンマ、リュウキュウハグロトンボ、チビサナエ、ベッコウチョウトンボ、アオビタイトンボ、オオハラビロトンボ、ヒメハネビロトンボ、リュウキュウルリモントンボ、ヤンバルトゲオトンボ、オオキイロトンボ、ウミアカトンボの13種で出来としては上々ですね。
リュウキュウギンヤンマの採卵が出来なかったのちょっと残念。

あと薄暗くならないと活動を始めないオオメトンボ、アメイロトンボ、トビイロヤンマは、居場所の確実な情報がないと採卵は難しそうです。

ヤンバルトゲオトンボなどの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
リュウキュウルリモントンボヤンバルトゲオトンボの産卵動画を追加しました。

沖縄3日目です。
朝1番は7月6日午前と同じ川へ。
ベニトンボは相変わらずたくさん活動していましたが、ホソミシオカラトンボ未熟♀が1頭のみですがいました。ホソミシオカラトンボはなかなか見つからず、他には昨日の池で成熟♂を1頭見たのみです。

ホソミシオカラトンボ
ホソミシオカラトンボ♀未熟

前回オオキイロトンボ交尾態をこの川で見たのですが、似た雰囲気のトンボ交尾態が川の上を通過してすぐに消えてしまいました。どうも少し上流にあるダムが怪しいということでダムに移動。

予想はビンゴでダムには人工的な小さな池があり、そこでヒメハネビロトンボ(コモンヒメハネビロトンボ)が産卵してました。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボがいた人工の池

ハネビロトンボのように、20~30cm上空から♂が連結を解いて♀が降下、打水産卵、♀を♂が再キャッチという方式で産卵してました。いかにも動画に撮りやすそうな産卵だったのですが、採卵を優先しまず捕獲。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ♂
ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ♀

簡単に産卵もしてくれました。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ卵

今日もさい先良く採卵出来、次に2016年5月3日と同じ湿地に移動。ここには夕方にまた来る予定なので下見のみです。
2016年5月に来た時と比べ、休耕田の植物の背丈はだいぶ伸びており、簡単にはアプローチ出来なくなってました。
ベッコウチョウトンボの交尾態が葉先に止まってました。通常は飛びながら交尾でなかなか写真を撮りづらいので、すかさずパチッと1枚。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボの交尾

すぐに次の目的地である山奥に移動。国定公園内で、特に林道など特別保護区では動植物の採集は禁止で、採集する場合はポイントに注意が必要です。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボがいる場所

目的は、リュウキュウルリモントンボとヤンバルトゲオトンボ。2種とも薄暗い所にいて目が慣れないとなかなか見えてきません。また少々近寄っても飛ばないので、普通のトンボと逆で探す場合はそーっとではなく、草むらをガサガサと揺らして刺激する必要があります。
まずリュウキュウルリモントンボが段々見えてきました。最低♂4、♀2がいて、そのうち交尾や産卵も見つかりました。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボの交尾
リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボの産卵

産卵した枯れ葉を持って帰り採卵。

リュウキュウルリモントンボ
リュウキュウルリモントンボ卵

ヤンバルトゲオトンボも最低♂3,♀1。こちらは、かなり時間がかかりましたが交尾と産卵も発見。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボの交尾
ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボの産卵

やはり、産卵した枯れ葉を持って帰り採卵。トゲオトンボ卵は少しバナナ型をしています。

ヤンバルトゲオトンボ
ヤンバルトゲオトンボ卵

大量の蚊や、時にブヨに刺されながらも何とか目的を達成し、昼に訪れた湿地に戻りました。
ここで夕立に遭遇してしまいましたが、寝不足がたまっていたので車の中で仮眠。目が覚めたら5時頃過ぎで天候は曇り時々小雨。ヤンマの黄昏飛翔を期待してましたがどうも無理そうです。しかし、せっかく来たので粘ることに。
18:30頃になりカラスヤンマ♀4頭の飛翔のみが見られました。

カラスヤンマ
カラスヤンマの黄昏飛翔

さらに、19:20頃になり畑の上やあぜ道上を飛ぶヤンマが2頭見えました。すでに少し暗いのではっきりしませんが、時折なんとなく見える胸部の黒条や、夕方から活動するパターンから考えるとトビイロヤンマ♂でいいのではと思います。
秋になったら明るい時間帯から活動するようなので、秋に再度来縄して探す予定です。

そろそろ疲れがたまって来ましたが、沖縄3日目終了です。