YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキイロトンボの連結産卵動画を追加しました。
沖縄4日目です。沖縄は晴れが続いてます。
まず午前中は、オオキイロトンボの産卵があるはずの7月7日と同じ池に。
朝からオオキイロトンボ♂1が摂食飛翔してるのが目につきました。また、池の周囲の林道をブラブラしてるとリュウキュウギンヤンマ♂も1頭。
リュウキュウギンヤンマ♂
実はリュウキュウギンヤンマの採卵は簡単だと思ってましたが、これまで訪れた場所で♂は見かけるものの産卵には出会えていません。
林道の奥の浅めの池(立ち入り禁止になってました)には、オオハラビロトンボもいました。
9:00頃になるとオオキイロトンボの♂♀連結が現れ産卵が始まりました。
オオキイロトンボ♂
オオキイロトンボ♀
7月6日に川で見つけた時は、なかなか近寄れなかったのですが、産卵を始めて数も多めだと容易に近寄らせてくれます。
最初は連結した状態で飛び回り、♀は尾端に卵塊を作ってそれを水草上に産み付けます。
連結して産卵している状態を動画にしてHPにアップロードしました。
オオキイロトンボ♂♀連結産卵
そのうち連結を解き、その後は♀の単独産卵開始。
オオキイロトンボ♀単独産卵
単独産卵している♀に♂2頭がからむ姿もよく見られました。
オオキイロトンボ♂♂♀
卵はトラフトンボ同様ゼリー状物質に閉じ込められた卵紐として、水草上に産み付けられます。
オオキイロトンボの卵紐
オオキイロトンボ卵
12:00少し前にこの池を離れましたが、それまでオオキイロトンボの産卵は続いていました。
次の場所はダム。ここにはウミアカトンボがいる可能性があります。
ウミアカトンボのいるダム
浅い人工的な川があり、米軍家族を含んだ川遊び客もちらほらいるため邪魔しないように周囲をウロウロ。
そのうちウミアカトンボ♂が見つかりました。高めの木の枝先に止まってるワンパターンなので、慣れてくると探すのは容易になってきました。
ウミアカトンボ♂
♀も少し見つかりましたが、かなり高い枝先にいるので手が出せません。しつこく探すうちに、低木に降りてきた♀が1頭。
ウミアカトンボ♀
♂♀ともかなり敏感で2m以内に近づくとすぐに枝先を飛び立ちます。遠くには飛んでいかなかったので、何回かトライした末になんとか♀をキャッチ。
尾端を水のカップにつけてみましたが産卵はしません。♂♀干渉せずに高い枝先に止まっているので、産卵タイムが終了して休んでいるのか、まだ産卵前の未熟な個体群なのかはっきりしません。外見上はそこそこ成熟しているので持ち帰ったところ、翌日産卵してくれました。
ウミアカトンボ卵
これで沖縄4日目も終了で、明日は最終日になります。