「クロサナエ」カテゴリーアーカイブ

ヤゴ生態動画 クロサナエなど

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
クロサナエオジロサナエミルンヤンマヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

今日もヤゴの生態動画撮影です。
場所は5月22日と同じ場所です。
こういう砂底を中心に探していきます。

クロサナエ
クロサナエの砂底

 

撮影出来たのはクロサナエ。終齢ヤゴですが尾部にクロサナエ♂の特徴(両側にはみ出す突起)が見られます。ダビドサナエ系は10数頭程度いました。

クロサナエ
クロサナエヤゴ

 

オジロサナエ。10頭弱いました。

オジロサナエ
オジロサナエヤゴ

 

ミルンヤンマ。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマヤゴ

 

他にいたのは、ヒメクロサナエが10数頭、アサヒナカワトンボが数頭程度でした。

お知らせとクロサナエ

アサヒナカワトンボのトンボ画像を追加しました。
アサヒナカワトンボの産卵動画追加と、サラサヤンマのホバリング動画を変更しました。

今日も相変わらずホームページの素材集めです。

ダビドサナエの産卵動画がいまいちすぎるので、昨年5月24日と同じ場所で撮影しようという魂胆です。

クロサナエ
クロサナエが生息する源流域

 

今年もクロサナエ♂は少しですがちゃんといました。

クロサナエ
クロサナエ♂

 

昨年と同じ場所、同じ時期、同じ時間帯で産卵動画は楽勝かと思いましたが、残念ながら♀は来ませんでした。
ヤゴも少し調べてみましたが、こういう場所に当然いそうなダビド系、オジロサナエ、ヒメクロサナエのヤゴがそれぞれ数頭という状況でした。下はオジロサナエの終齢に脱皮したばかりのヤゴで、まだ体が固まっていない状態です。

オジロサナエ
オジロサナエ終齢脱皮直後

 

昨年5月31日の場所で今年も無事サラサヤンマ♂が3頭縄張りしていました。ホバリング動画が撮れたので入れ替えました。

お知らせと、ヤゴの♂♀区別

ホームページクロサナエのヤゴ画像で、9~11齢は♀、亜終齢、終齢は♂の画像だったので、9~11齢も♂画像に差し替えました。
ヤゴの♂♀の区別は、♂の副生殖器、♀の原産卵管、肛上片の形の違いなどでつけます。
植物組織内産卵する種は、原産卵管が発達しているのでたいていの場合簡単です。上はグンバイトンボ♂、下は♀ですが、♀の場合腹部末端近くに見える原産卵管が目立ち、簡単に♂♀の区別がつきます。
グンバイトンボ
グンバイトンボ♂
グンバイトンボ
グンバイトンボ♀

 

産卵弁を持つような種は、腹面に見える産卵弁や♂の副生殖器の形態で♂♀の区別がつく場合もありますが、なかなか見えにくく難しいです。
また、肛上片の形に違いがあり区別出来ることもあり、クロサナエの場合もそうです。♂の場合は肛上片に左右に大きく飛び出す突起があり、♀にはありません。
終齢では割と簡単に区別がつきますが、どの程度若齢まで区別出来るか写真を撮って調べてみました。拡大して見ると9齢くらいから何とか区別がつきそうです。
なお、♂の画像は11齢=終齢ー3齢期(F-3)、♀の場合は11齢=終齢-2齢期(F-2)で♀の11齢は亜終齢にあたります。
クロサナエヤゴ
クロサナエヤゴ♂♀の区別

 

 

 

クロサナエ産卵

昨日のクロサナエが産卵しました。今日の所は、得られたのは6卵のみです。ダビドサナエもクロサナエも縦にストライプ模様を持つのが特徴です。

クロサナエ
クロサナエ卵

 

こちらは非受精卵です。最初卵は透明である場合が大部分で、受精卵はそれぞれが持つ色へ1日以内に濃い目に変化していきます。非受精卵は白く濁ってしまいます。

クロサナエ
クロサナエ非受精卵

 

ホンサナエの卵は例外で、産卵直後から非受精卵と勘違いさせるような濁った色調をしています。

ホンサナエ
ホンサナエ卵(本日撮った写真ではありません)

 

流水性トンボの卵は、エアレーションしないと孵化がうまくいかない事がよくあります。すぐにエアレーション開始です。

エアレーション
卵のエアレーション

ついにクロサナエの採卵成功(っか?)

相変わらず今日もターゲットはクロサナエの採卵です。福岡市のいつもの場所です。そろそろ、クロサナエの産卵も始まっているはずです。

10:00頃になると、今日もダビドサナエ、クロサナエの♂が現れます。確認したのは最低3頭で、もう少しいるかもしれませんがやはり少ないです。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♂
クロサナエ
クロサナエ♂

 

アナヒナカワトンボの動きや、一度はシオヤトンボ♀のホバリングにかなりギクッとさせられましたが、他には何も起こらずどんどん時間が過ぎていきます。12:00近くになりました。いつも陣取っている場所は日差しも強く産卵は期待できそうにないので、日陰がある30mほど上流に移動します。ここは通常ダビドサナエが縄張りし、クロサナエは時々いるという程度です。12:10頃になりついにダビド系の♀が産卵に現れました。中央より少し右下の葉上です。

産卵場所
ダビド系産卵場所

しかし、捕獲をミスってしまい、大ショック!でも、この辺に産卵に来るのははっきりしたのでさらに粘る事にしました。そのうち、近くの葉上にサナエが止まります。ヒメサナエの未熟♂です。おそらくいるだろうなとは思っていましたが、やはりいました。

ヒメサナエ
ヒメサナエ未熟♂

 

大型のサナエも現れます。ヤマサナエ♂です。ヤマサナエも渓流から中流までテリトリーが広いですが、このあたりの渓流にいるのは未熟なうちだけかもしれません。

ヤマサナエ
ヤマサナエ未熟♂

14:00少し前になり、岩のコケの上にようやく産卵に現れます。

産卵場所
産卵岩上

 

今回は捕獲出来ました。しかし、ダビドサナエです。残念・・・。

ダビドサナエ
産卵に現れたダビドサナエ♀

 

ところが2-3分後に同じ岩の上にすぐに現れます。今度も、ダビドサナエ・・。やはりね・・、ここはダビドサナエのテリトリーなんだと思いつつ離した途端に、同じ岩にまたまた出現。いい加減しろダビドサナエと、今回は産卵ビデオ撮影に切り替えようかと考えます。しかし、気を取り直してゲット。何と、ついにクロサナエです!それにしても、この岩のコケは人気スポットで10分以内に3回も産卵に現れました。

クロサナエ
産卵に来たクロサナエ♀

 

採卵しようと腹端をカップの水につけますが、ダビドサナエの時の経験と同じで全く産卵しません。プランBに変更です。プランB(というほどのものでもないです)は、しばらく時間をあけてから、なるべく産卵環境をトンボの目に入れながら、腹端を水につけるという方法です。割と成功します。待っている間は、このスポットでダビド系の葉上産卵ビデオ撮影にすることにしました。しかし、今度はなかなか現れません。30分後くらいにようやく撮影に成功しました。まわりが暗く、4K動画(フォト切り出しモード)で取ったのでかなり見にくいビデオですが、前胸部の黄斑がはっきり確認できるシーンがあり、ダビドサナエです。

 

この後プランBを実行してみましたが、クロサナエではやっぱり成功しません。今度はプランCです。プランCは基本的にトンボが死んでしまいます。なるべく避けたい方法ですが・・・。

右下が最初に産卵に現れたスポット、中央のコケのある岩が3回産卵に来たスポット、左の木の葉の下あたりがビデオを撮影した場所です。産卵場所を丁寧に探して葉上やコケ上の卵を持ってかえる方法もありますが、ここはダビドサナエも産卵するので使えないオプションです。

産卵
産卵場所

 

今日は、ダビドサナエ+クロサナエで♂最低3、ダビドサナエ産卵4回、クロサナエ産卵1回、アサヒナカワトンボ7-8頭、クロスジギンヤンマ1、ヒメサナエ♂1,ヤマサナエ♂1、シオヤトンボ♀1でした。

家に帰り、プランCを実行です。産卵環境っぽいボックスにトンボを入れて放置しておきます。中に草と水が入れてあります。この方法はかなり成功しますが、たいてい死にかけた頃になってようやく産卵してくれます。比較的早めに産卵した場合でも、採取した場所に戻ってトンボを逃がしてやるのは日程的に無理で、そのまま飼い殺しになってしまいます。出来るだけ現場で採卵したいのですが、しょうがないです。

産卵箱
産卵箱の内部
産卵箱
産卵箱

しつこくクロサナエ採卵

今日のターゲットはサラサヤンマと、またまたクロサナエの採卵です。場所は福岡市です。

サラサヤンマ探しは、4月25日の1番目の池と同じです。湿地状になっている部分が少しあり、2010年には最低5-6頭をみかけました。その時に採卵も終わっているのですが、ホームページ用にOlympus TG2顕微鏡モードで再撮影するためです。作成中のホームページも枠組みはだいぶ出来てきましたので、近日中にプロトタイプは公開出来そうです。

湿地
サラサヤンマが以前いた湿地状部分

サラサヤンマは昨年はいませんでしたが、今年もやっぱりいませんでした。さらに、オツネントンボも探してみましたが駄目、ざっとみた範囲ではオオシオカラトンボ♂1のみで、イトトンボ系すらいませんでした。この池は、もうアウトな感じです。サラサヤンマは別の場所にしましょう。

サラサヤンマ
サラサヤンマ♂(2010年に撮った写真です)

15:00頃になり、こりもせず5月17日と同じ場所に行きます。相変わらず、♂のクロサナエは1頭縄張りしています。

クロサナエ
クロサナエ♂

こういう湿地状の部分もあり、ヒメクロサナエが産卵にこないかと期待させます。

湿地
渓流の湿地部

渓流の途中で、ムカシトンボ♂がクモの糸にかかっていました。捕まえると羽が綺麗で、羽化後あまり日にちがたってない感じです。離してやると弱々しいながら飛んでいきました。クモに捕まって弱ったというより、未熟すぎて飛び方がまだヘタという印象です。

ムカシトンボ
クモの糸にひっかかったムカシトンボ♂

ここで見たのは、クロサナエ♂1、シオヤトンボ♀2、アサヒナカワトンボ10程度、クロスジギンヤンマ1(上空で捕食中、ここの山頂に生息出来る環境があります)、でした。

再びクロサナエの産卵を求めて

昨日の夕方から左足首が痛かったのですが、今日の朝になると赤く腫れてきました。久しぶりの痛風の発作です。そういえば3日前にごちそうを食べて、オマールエビをミソまでおいしくいただいてしまったな~・・・。しかし、狙っているトンボの活動は時期が限られています。がんばって、薬を飲んで出かけることにしました。

今回もターゲットはクロサナエの産卵です。場所は、5月10日と同じです。9:30頃に到着しましたが、すぐに葉上のサナエ♀が目に飛び込んできました。ヒメクロサナエの♀でした(写真は誤って消してしまいました)。羽はまだ新しく、まだまだ未熟な感じです。ここは標高が高いので、平地より羽化が遅れ気味なのでしょう。ここには、5月10日の場所2のようなポイントや、川が分かれてチョロチョロと湿地状に流れている場所もあり、運がよければヒメクロサナエの産卵も記録できそうです。
5月10日と同じ場所で待っていると、10:00過ぎになりクロサナエの♂が現れました。

クロサナエ
クロサナエ♂

 

さらに20mほど上流にいくと、今日はダビドサナエ♂も縄張りしていました。昨年も、両サナエ♂は同じような場所で棲み分けしていました。世代を越えても、全く同じような行動をとるのが人間にとっては本当に不思議です。しかし、単純な行動パターンの組み合わせが積み重なって、こういう現象になっていくんでしょうね~。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♂

 

小型サナエの交尾態が横切っていきましたが、すごいスピードで飛び去り残念ながら着地点も確認できませんでした。そうこうする内に、すぐ目の前に♀体型のトンボがゆっくり現れました。今日見た中では少し大きめです。フキの茂みの中に入っていきましたがやっぱりあのトンボでした。ムカシトンボのフキに対するの産卵は良く知られていますが、私は見るのは初めてです。相変わらず人がいるのに気にもせず産卵していました。

まだ羽が綺麗な未熟なサナエ♀がいました。クロサナエです。川岸の草地で過ごしているようで、成熟して産卵するまではもう少し時間がかかりそうです。

クロサナエ
クロサナエ♀

 

昼になり太陽も高くなり産卵は期待出来ないので、いったん移動して山頂に近い湿地状の場所を探索しました。サラサヤンマを少し期待したのですが、何もいませんでした。

2:30頃に元の場所に戻ってくるとすぐにサナエ♀が横切って葉上に止まりました。とりあえず捕獲すると、ダビドサナエ♀でした。すでに成熟しています。これまで産卵行動をしているダビドサナエを捕まえて、産卵させようとしても一筋縄ではうまくいきませんでした。しかし、この♀はすぐに卵塊を作り出しました。少なくとも、ダビドサナエの産卵は、ここでももう始まっていると確認出来ました。

ダビドサナエ
ダビドサナエ♀

その後さらに粘りましたが、今日も結局クロサナエの産卵には出会えませんでした。少しずつターゲットに迫りつつはあるのですが、もう1~2週後になりそうな感じです。また来ないといけません。

今日見たのは、クロサナエ・ダビドサナエ♂♀各1,小型サナエ交尾態1、アナヒナカワトンボ10程度(ここにはアサヒナカワトンボしかいません)、ムカシトンボ♀1,シオヤトンボ♀1、でした。

クロサナエ産卵を求めて

5月10日の活動です。場所は福岡市です。

クロサナエの採卵がまだ終わっておらず、この時期の最優先ターゲットです。ただ、成虫でクロサナエがいる場所は1カ所しか知らず、しかも少数しかいないため採卵難航中です。

まず、朝方は4月29日と同じ池に行き、ホームページの材料用としてヨツボシトンボとクロスジギンヤンマの産卵ビデオ撮影です。これは、30分くらいで無事終了。
ここでは、ヨツボシトンボ多数、クロスジギンヤンマ♂max3パトロール・♀産卵2回、シオヤトンボ♂2、ハラビロトンボ未熟♀1でした。

次にクロサナエの場所に向かいます。結構標高が高く、昨年の同日付の頃は♀の未熟がいたのみで空振りに終わるかもしれません。貴重な晴れなので、とにかく出かけます。渓流の堰の手前で流れが少しゆるやかになる場所です。下の写真もすぐ側の同じような環境です。

クロサナエの場所1
クロサナエの場所1
クロサナエの場所2
クロサナエの場所2

クロサナエを見つける上でやっかいなのが、ダビドサナエです。中流域~源流域まで生息域が広く、こんな所にまで進出しています。遠目では見分けがつきません。しばらく探していると、下の写真の葉上でサナエ♂が2頭縄張りしていました。今回は、2頭ともクロサナエでした。相当鈍感で、すぐ側まで寄っても逃げず、写真は撮り放題です。ここに陣取り産卵が来ないか待機します。しかし、待てども待てども現れません。今日はギブアップ、後日また出直しになりました。

ここでは、クロサナエ♂2頭、アサヒナカワトンボ10頭程度でした。

クロサナエ
クロサナエ♂斜め
クロサナエ
クロサナエ♂側面