YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ホソミイトトンボ、ホソミオツネントンボの産卵動画とトンボ画像、ショウジョウトンボ、フタスジサナエ、ベニイトトンボ、キイトトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。
いくつか重なっていた仕事もかたづき、天気も良くなったので大分県まで遠征してきました。
3月19日と同じ池でオツネントンボの採卵が目的だったのですが、全然いません。九州北部でオツネントンボを探すのは大変ですし、減ってるような気もします。
ホソミオツネントンボはたくさんいました。産卵も盛んです。

ホソミイトトンボも4-5頭いて、産卵もありました。

昼前の時間帯だったのですが、フタスジサナエが岸辺で次々に羽化していました。直立型の羽化で、足の下にヤゴの抜け殻が見えます。

フタスジサナエヤゴの動き。家のセットで撮影したものです。

あとはショウジョウトンボヤゴも少しいました。側棘がほとんど目立たないヤゴなので慣れると他種と簡単に区別できます。こちらも家のセットで撮影。

あと家で飼育中のベニイトトンンボとキイトトンボヤゴの動画もアップしました。そっくりのヤゴですが、中央鰓上縁鋸歯列の基部からの割合が異なるので、終齢では何となく区別がつきます。


2017年5月25日追記:
上記のベニイトトンボヤゴの生態動画としてアップしていたものは、実際はキイトトンボヤゴの誤りでした。
上記の2種類のヤゴは、ベニイトトンボ、キイトトンボが共生する池で採取したものです。中央鰓上縁鋸歯列の基部からの割合の違いをざっと見て、ベニイトトンボ、キイトトンボと判定しましたが、羽化させたところ両者ともキイトトンボでした。

厳密な測定をしなかったために起こったミスですが、両者の鑑別は簡単ではないということですね。
今回、ベニイトトンボしかいない池で採取してきたヤゴを使って、ベニイトトンボヤゴの生態動画を差し替えました。

中央鰓はこういう感じです。
