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YAGOPEDIAホームページヤゴ図鑑の、
アキアカネ卵~4齢、コノシメトンボ卵~2齢、タイリクアカネ卵~1齢、リスアカネ卵~2齢を、高解像度画像で差し替えました。

中一光学のFreeWalker 4~4.5倍レンズ(一部はOlympus tg-5の顕微鏡モード深度合成)で撮影した画像で、若齢ヤゴ画像を差し替えました。

その際に気付いたのですが、従来掲載していたアキアカネ1齢画像は、2016年7月31日オオヤマトンボ1齢画像と同様で腹面画像でした。またしても、やらかしていたんですねー。

従来の画像は、Olympus35mmMacro+2×TELE CONVERTERで撮影しており約2.4倍程度ですが、アカネの1齢くらいになると小さすぎて勘違いが起こってしまいます。

アキアカネの従来画像をよくよく見ると、複眼は下方からの形になってますし、下顎が頭部を下から覆っているのがぼんやりと写っていました。

アキアカネ
アキアカネ1齢。左が従来掲載分。右が差し替え分。

 

コノシメトンボ
コノシメトンボ1齢

 

タイリクアカネ
タイリクアカネ1齢

 

リスアカネ
リスアカネ1齢

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YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
生息環境の説明と写真に加えて、ヤゴの生息様式の説明と、実際にヤゴがいる微環境の写真を追加しました。

 

キイロヤマトンボのヤゴ調査

YAGOPEDIAホームページに、
モノサシトンボタイワンウチワヤンマオニヤンマベニイトトンボミヤマサナエヒメクロサナエリスアカネマユタテアカネのトンボ画像を追加・更新しました。

ひとつ前の投稿にあるように、web上のヤゴやトンボフォルダーを種別に変更して更新作業が楽になったので、何種類かのトンボ画像を追加・更新してみました。

さて、採卵が成功していない2種、キイロヤマトンボとミヤマサナエは、今年も結局駄目でした。ということで、本日は毎年恒例の来年にそなえてのヤゴ調査。

まず近場の川から始めました。昨年の12月18日より少し上流の場所です。12月18日の場所はキイロヤマトンボの復活をかなり期待させたのですが、6月10日に記載したように護岸工事が始まってしまい結局アウトに。そこから直線距離にして800mほど上流です。

川
川1カ所目

 

こういう感じの場所で、10年くらい前はキイロヤマトンボ、アオサナエ、ミヤマサナエのヤゴが割と見つかり、稀にホンサナエもいるという状況でした。しかし、もう過去形になってしまいました。

キイロヤマトンボ
キイロヤマトンボヤゴ若齢

 

それでも、キイロヤマトンボヤゴは何とかいました。若齢が2頭。これは今年に産卵され孵化したヤゴだと思われます。

キイロヤマトンボ
キイロヤマトンボヤゴ終齢

 

終齢も3頭いました。ここ4年ほど♂のパトロールにすら出会えないのですが、ひっそりと生き残っていて子孫もちゃんと残してますね。ミヤマサナエヤゴは見つかりませんでした。

更に少し上流の支流。

川
川の支流

 

こんな感じで川底の感じはキイロヤマトンボヤゴに最適で、以前からとっても気になっていた場所です。ただ支流で幅も狭く、何段か途中に堰があり、また、これまで見かけた成虫はコオニヤンマとハグロトンボのみ。

特定のヤゴを狙う時は、直感的に一番怪しい場所から網を入れるので1網目から目的のヤゴが入ることも結構あります。1網目。駄目。2網目。駄目。
これは駄目かなー。やっぱり、駄目でした。

ダビドサナエ
ダビドサナエヤゴ亜終齢

 

わずかにダビドサナエの亜終齢が1頭いたのみ。

さらに、本流の上流側に移動。

川
川3カ所目

 

こんな感じで夏はオナガサナエが多く、ここより少し上流側に水が若干よどんで砂・泥がたまる場所があります。

キイロヤマトンボ
キイロヤマトンボヤゴ終齢

 

キイロヤマトンボヤゴはここにも少しいました。終齢が4頭と若齢が2頭。

キイロヤマトンボ
キイロヤマトンボヤゴが潜んでいた場所

 

いた場所はこんな感じで、泥もたまって淀み、どちらかというとコヤマトンボヤゴがいそうな環境ですが、コヤマトンボヤゴは今回は見つかりませんでした。ミヤマサナエヤゴも、ここでも見つかりませんでした。

本日の調査結果はイマイチでしたが、キイロヤマトンボヤゴは2カ所で7頭終齢がいましたが、実際はもっといっぱいいると思います。

来年は何とかして♂のパトロールぐらいには出会いたいものです。

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YAGOPEDIAホームページの、ヤゴやトンボのグループ化された画像をスライド表示する機能を追加しました。ポップアップした画像の左にカーソルを置くと左送りボタンが現れ、右に置くと右送りボタンが現れます。

ポップアップ画像を表示させるには、jQueryプラグインのFancyBoxという仕組みを使っています。

以前からスライド機能は追加したいと思っていたのですが、同じフォルダにある画像をグループ表示するんだろうと勝手に思いこんでいました。
そこでまず、同一フォルダにほうりこんであるヤゴとトンボ画像を分離することにしました。手動でやると大変ですしミスも起こるので、プログラムを書いて、203種の種別名サブフォルダを自動作成し、画像データも自動移動。
その過程で両者の総画像データ数が一致しないので、原因を調べたり何だので結局半日がかりの作業になってしまいました。

さて、その作業が終わってからFancyBoxのオプションを調べたらグループ化スライド表示は、同一フォルダとは何の関係もありませんでした。FancyBoxに属性を追加するセンテンスを加えるだけの作業で、10秒もかからないくらいでした。
あーっ、時間を損したっ!

ただ、ヤゴやトンボ画像の追加・修正をする時は同一フォルダではデータが多過ぎで見通しが悪く、種別フォルダの方がずっとメインテナンスがやりやすくなったので、結果オーライ(←死語?)ということで納得・・・

アキアカネの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アキアカネの産卵動画を追加しました。

大分の九重にキャンプ&紅葉観光に行ってきたついでに、アキアカネの産卵動画を撮ってきました。

たき火
キャンプ場でたき火

 

この時期のキャンプの醍醐味、たき火。シナモンシュガーとバターを仕込んで熾火の上で作った焼きリンゴが絶品でした。隣のシェラカップはアヒージョで、こちらもずっとグツグツしているのでおいしいです。

吊り橋
夢の大吊橋

 

夢大吊橋の場所も紅葉がピークでした。ここを訪れた後にアキアカネの産卵を撮りに行ったのですが、帰りに大吊橋を通過した12:00頃は駐車場に止まる車が道路をふさいでいて大渋滞でした。

アキアカネ
アキアカネの産卵

 

さて、狙いのアキアカネ産卵。明け方は寒くて氷も張る九重ですが、アキアカネもナツアカネも元気でした。稲刈り後の田んぼは乾燥気味で滞水部も少なく、大部分のアキアカネは田んぼ傍の川岸の水たまりで打泥産卵していました。

ナツアカネ
ナツアカネの産卵。下に落下中の卵が見える。

 

ナツアカネも多く、こちらは田んぼで打空産卵していました。

アオサナエヤゴの生態動画 フィールド活動は空振り

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アオサナエヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

今年の秋は秋雨や台風の影響で3週連続週末が雨で活動停止していました。
11月3日の祝日は久々に晴れたので、2015年10月25日と同じ島に行ってきました。オナガアカネやタイリクアキアカネなどの飛来種が目的。

気持ちのいいフェリー旅で20分ほどで島に着きますが、少し時期的に遅いこともあり完全に空振りでした。

いたのはナツアカネが10頭程度。

ナツアカネ
ナツアカネ♂

 

ナツアカネ
ナツアカネ♀

 

他は、マユタテアカネ、タイリクアカネ、ノシメトンボ、カトリヤンマが少々。

何の収穫もないので、福岡市に戻ってから毎秋恒例の飛来種が来る池にも寄ってきました。今年はスナアカネが日本に数多く飛来しているみたいなので。

こちらも空振りでした。スナアカネは例年通り、数頭を見るのみでした。

スナアカネ
スナアカネ♂

 

トリミングして拡大したスナアカネ♂ですが、複眼下半分のライトブルーと胸部のワンポイントがなかなか綺麗です。

5月20日に採取したアオサナエヤゴが終齢になったので、セット内での撮影ですが生態動画を撮ってみました。

アオサナエ
アオサナエヤゴ

 

9月24日に採卵したメガネサナエは、2齢になりました。

メガネサナエ
メガネサナエヤゴ2齢

 

1齢の時にあった背棘横に2列にならぶ突起は脱落しています。まだヤマサナエと同じような紡錘形の体型ですが、どの齢期から特徴的な細長い体型になるんでしょうか?

ちなみに同様の体型のナゴヤサナエヤゴは3齢から細長くなりました。

メガネサナエヤゴの孵化

9月24日に採取したメガネサナエ卵が孵化しました。
産卵後18日で孵化です。

olympus tg-5で4倍深度合成撮影してみました。

メガネサナエ
メガネサナエヤゴの1齢

 

終齢は極端に細長い紡錘形の体型を特徴とするヤゴですが、孵化直後はサナエ系の1齢にありがちなヤゴです。
背中に感覚器官と思われる、三角形状の背棘が並んでいます。

ホンサナエヤゴの生態動画

AGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ホンサナエヤゴの生態動画を追加しました。

今年の5月20日にアオサナエやホンサナエの産卵がないかと山口県の川を見張ったのですが、そこの砂を少々持ち帰りました。
持ち帰ったのは、産卵された卵がいかにも沈下しそうな岸沿いの少し流れが緩い部分でこんな感じです。

砂
採取した砂場の状況

 

結果として、そこから5-6頭のホンサナエのヤゴと10頭程度のアオサナエヤゴが発生しました。
7月9日に掲載した1齢ヤゴもその中の1頭です。
その内1頭が終齢になったので、自宅のセット内で撮った動画ですがホームページに掲載しました。

ホンサナエ
ホンサナエヤゴ

 

ホンサナエヤゴはよく成書にミヤマサナエヤゴと似ると書いてありますが、個人的にはあんまり似てないなー、どっちかというとヤマサナエにも似ている?といった印象です。

対馬で飛来種探し

2015年10月12日に続き2回目の対馬探索に行ってきました。
狙いはタイリクアキアカネの採卵。対馬には飛来種であるタイリクアキアカネとオナガアカネが定着しているかも?ということなので。

まずググッてヒットしたこの場所へ。

対馬
対馬の岬

 

google mapで見る限り、近くに田んぼや水場もなく期待薄なのですがとりあえず行ってみました。ウスバキトンボがたくさんいるだけで秋に活動するアカネ類は全くいません。ということで早々と第2地点へ。
しかし、後から考えるに「定着している」情報にまどわされていたかも?です。海辺近くを十分に探す飛来種探し姿勢に欠けていました。もっと海辺近くまでアプローチしとけば良かった。

さて第2地点。ここは海辺の近くで田んぼもあります。

対馬
スナアカネがいた草地

 

今や福岡でも毎秋コンスタントに見られ、ありがたみは半減しているのですが、飛来種のスナアカネがいました。♂が10頭くらいで♀が6-7頭。

スナアカネ
スナアカネ♂

 

スナアカネ
スナアカネ♀

 

これだけの数の♀が草に止まっているのを見たのは初めてなので、一応遠征の収穫はありです。動いた♀を♂がキャッチして交尾態が1回見られたのですが、着地地点は特定出来ず残念ながら撮影は出来ませんでした。

ナツアカネ
ナツアカネの田んぼ

 

いかにもナツアカネ、アキアカネの産卵に適した田んぼも近くにあるのですが、ナツアカネとマユタテアカネが少々いる程度でアカネ類は予想を裏切る少なさです。

ナツアカネ
ナツアカネ♂

 

ところで、対馬は幹線道路もすれ違いが大変な狭い道路が多いですねー。運転が結構大変でした。そのせいか、あるいは高速道路がないせいなのか、軽車両が圧倒的に多いです。普通車を見るのが稀といった感じです。

第3地点。最初からあまり期待できそうにない少し内陸に入った川沿いの公園です。枝先に小さめのアカネ♀が何頭かいたのですが、全部ナツアカネの♀でした。

ナツアカネ
ナツアカネ♀

 

その少し先の道路沿いの草地。

対馬
ヒメアカネがいた草地

踏み込んでみると意外に湿地状になっていました。顔が白い小さいアカトンボが何頭かいて、「オナガアカネきたかっ!」と思いましたがヒメアカネ。

ヒメアカネ
ヒメアカネ♂

 

最後の地点です。内陸部の田んぼ。

対馬
対馬内陸部の田んぼ

 

時間の許す限り徹底的に探してみましたが大部分はナツアカネで数も少ないです。
何とか1頭いたアキアカネ♀。

アキアカネ
アキアカネ♀

 

アキアカネの方がナツアカネより大きめという印象を持っており一見した時の区別はサイズを目安にしているのですが、フィールドガイド「日本のトンボ」によると、アキアカネ♀全長33~45mm、ナツアカネ♀35~42mmで一概には言えなさそうです。
ノシメトンボも多いのかな?と思っていましたが、ノシメ斑があるのは全てリスアカネでした。

リスアカネ
リスアカネ♀

 

田んぼの傍の川沿いの草地。

対馬
田んぼそばの川沿いの草地

 

ここのロープ状の柵には小型のアカネ♀がたくさん止まっていました。いちいち撮影して確かめるのは大変なので全部捕獲チェック。計20頭くらいはキャッチ。

ナツアカネ
ナツアカネ♀

 

全てナツアカネの♀でした。時々草地で捕獲する小型♀で、胸部の斑紋が目立たないのがいて「タイリクアキアカネかっ!」とドキッとさせられるのですが、顔に立派な斑紋がありマユタテアカネ♀。

結局飛来種で見つかったのはスナアカネのみでした。

今回の遠征は「定着しているかも?」イメージで探したのが敗因かもしれません。来年以降チャンスがあれば「飛来種探しイメージ」、つまり「海辺の田んぼや湿地を徹底攻撃」でいったほうがいいかも?です。