yagppedia のすべての投稿

ムカシヤンマヤゴ探し

寒くて長期間引きこもり生活をしていましたが、今日は晴れて暖かくなり出かけてきました。やはりフィールドはリフレッシュ出来ていいです。

目的はムカシヤンマヤゴの動画差し替え。既掲載分はムカシヤンマをツンツンして無理矢理動かしていていかにも不自然。それで、自然な動きの動画を撮りたいな~と(といっても早送りしないと無理でしょうが)。
あと、もう一つの目的は2月5日にチラッと掲載したトンボフィールドレコーダーの実地テストです。

ひとつ目の目的ははずれで、F-4(終齢の4つ前)程度が1頭見つかっただけでした。5-6年前だったら7-8頭は必ずいたのですが・・・。色々な場所で色々なトンボが見られなくなっており、ひとつは農薬の影響なのですが、やはり温暖化も影響しているのでしょうか?

ムカシヤンマは水がしたたる斜面に穴を掘って住んでる変わり者です。上の図の○でかこった部分にいました。下の図の中央にムカシヤンマヤゴが写ってます(左下に切り出した二つの○が複眼です)。

ムカシヤンマ
ムカシヤンマヤゴが潜んでいた空洞
ムカシヤンマ
ムカシヤンマヤゴ

近くの水が染みた落ち葉の下に空洞を作って潜んでいることも良くあるので、そちらも探してみましたがいませんでした。また、今度別の場所でチャレンジしてみよう。

トンボフィールドレコーダーの方は、フィールドでも使いやすく問題ありませんでした。トンボ観察のメモ代わりとして期待通りでした。ただし、トンボ名は確実に判定出来るという前提のアプリなので、上級者向け(←上級者って何!?)です。
しかし、帰ってから問題が出ました。記録地点をマップで開くとかなり実際の地点からズレていました。町中では問題なかったのですが、電波の状態が悪いと代替えロケーション獲得機能に切り替わるためズレが大きくなったと思われます。編集機能を使って正しい位置に補正は出来るものの面倒ですねー。

下はトンボフィールドレコーダーの記録を、整形オンでメールに送ったものです。

オニヤンマ,Anotogaster sieboldii,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:1
コヤマトンボ,Macromia amphigena,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:1
ダビドサナエ,Davidius nanus,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:2
ムカシヤンマ,Tanypteryx pryeri,福岡県:福岡市:油山[5030-2310],2020/02/24,目撃:ヤゴ:1

若齢ヤゴ高倍率撮影

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
アオモンイトトンボ卵~2齢、アジアイトトンボ卵~2齢、ハラボソトンボ卵~3齢、ヒメクロサナエ卵~2齢、マイコアカネ卵~2齢、モノサシトンボ卵~2齢を高倍率撮影画像で差し替えました。

アオモンイトトンボ
左が従来画像、右が高倍率
アジアイトトンボ
左が従来画像、右が高倍率
ハラボソトンボ
左が従来画像、右が高倍率
ヒメクロサナエ
左が従来画像、右が高倍率
マイコアカネ
左が従来画像、右が高倍率
モノサシトンボ
左が従来画像、右が高倍率

モノサシトンボ卵は先端に突起があるのが特徴です。
従来の卵画像でははっきりしていませんでしたが、差し替え画像ではよく見えるようになりました。

モノサシトンボ
モノサシトンボ卵先端の突起

アジアイトトンボ、モートンイトトンボ、ハラボソトンボヤゴの生態動画

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
アジアイトトンボモートンイトトンボハラボソトンボヤゴの動きを記録した動画を追加しました。

アジアイトトンボ
アジアイトトンボヤゴの生態
モートンイトトンボ
モートンイトトンボヤゴの生態
ハラボソトンボヤゴ
ハラボソトンボヤゴの生態

ヤゴペディアアップデート

ちょっと忙しかったのと、ネタもないのでずっと更新をさぼってました。
ボチボチ復活します。

まず一つ目は、”ヤゴペディア”をスマホ対応(レスポンシブデザイン)にしました。
もともと、パソコンで見るのに適している図鑑系ホームページなので、どうやってスマホ画面に落とし込もうかと色々トライ。
ヤゴが1頭ずつ出る縦スクロールバージョンも試作してみましたが、ある程度まとまってヤゴが見られないとやはりきついですね。

ということで図鑑については単純に縦横スクロールして見るようにしました。
スマホではちょっと見づらいですが、以前よりメニューバーは使いやすくなりました。

個々のヤゴページは下図のようで、図鑑部分は縦横スクロールして見ます。スマホを横向けにすると、私の1080×2160pixelのスマホだとちょうどサイズが収まって、縦スクロールのみで見られるようになります。
パソコンで見る時のサイドメニューは、右上のハンバーガーメニューをタップすると現れます。
あと、リストに学名も併記した方が近隣アジア圏の人にとってトンボ名が分かっていいとアドバイスをもらったので学名併記にしました。

ヤゴペディア
ヤゴペディアスマホ画面

二つ目は、トンボバカ専用スマホアプリ、”トンボフィールドレコーダー”というのを作ってみました(ただし、android版のみでiPhoneでは使えません)。
日本中のトンボマニア(バカは失礼ですね・・)をかき集めても、使う人はほとんどいないと思いますが、もう少し試用した後にPlayストアにアップしようかと思います。
マニュアルは先行して、
http://yagopedia.com/fieldrecorder_manual.php
に掲載しましたで、興味ある方は覗いてみて下さい。

オオギンヤンマ?(写真なし)

今年からトンボの写真にも力を入れようということで、九州ではこの時期、この場所でしかみられないオオキトンボの撮影に10月14日と同じ大分の池へ出張。
天気も終日晴れの予報。しかし、近づくにつれ雲が増えてきました。スマホのWetherNewsでも現時点晴れているはずなのですが、実際は雲で日が遮られてトンボが出てきません。時々日が照る(日が照ると11月目前なのに暑いくらいです)のでそのスキに何とか撮影しました。今回は産卵は1回のみでした。

オオキトンボ
オオキトンボ♂ホバリング
オオキトンボ
オオキトンボ連結産卵
オオキトンボ
オオキトンボ産卵の瞬間

午後になって天気が安定した晴になってきたので、もう1カ所のオオキトンボで有名な池も覗いてきました。
時間も少し遅めで、オオキトンボ3頭、キトンボ1頭しか見つけられず、いずれも活動を終えてお休みモード。

キトンボ
池から離れてお休みモードのキトンボ♂

最初”このトンボ何?”と迷ったトンボ。正解が出るともうそれにしか見えないのですが、やや成熟し始めたショウジョウトンボ♂。

ショウジョウトンボ
やや成熟したショジョウトンボ♂

あと1回だけオオギンヤンマと思われるトンボが現れました。
ギンヤンマ系、しかし、クロスジギンヤンマよりさらに大型、腹部は細く長い、上下動しながら池を猛烈なスピードで周回。
3周だけして離れていったので、私の腕では写真撮影は不可能でしたが、まず間違いないと思います。
飛来種なのでどこに現れても不思議はないのですが、今年はどうなんだろうとネットで検索してみました。室蘭で20年振りに採集という記事は見つかりましたが、そうそう目撃されている訳ではないようです。

オオキトンボの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオキトンボの産卵動画を追加しました。

昨年10月28日と同じ場所にオオキトンボの採卵に行ってきました。

オオキトンボ
オオキトンボのいる池

10月半ばとはいえ、まだ日光に照らされると暑いくらいで半袖で十分OKな日です。オオキトンボといえばいつも寒い中で見ている印象があり、いるかどうか半信半疑で出かけてきましたが、活発に活動してました。

オオキトンボ
ホバリングするオオキトンボ♂

11:00頃に最初の産卵があり、11:40までに気づいた範囲内で連結産卵が最低6回、単独産卵が1回ありました。ホームページにアップロードした動画は前半が連結産卵、後半が単独産卵です。

オオキトンボ
オオキトンボの連結産卵

採卵も成功しました。

オオキトンボ
オオキトンボ卵

この場所にはマイコアカネも多くいるのですが、まだ暑すぎるせいか少数はいるものの産卵は見かけませんでした。昨年はキトンボの産卵も見ましたが、今日は♂が1頭いるだけでした。

キトンボ
キトンボ♂

10月半ばですが、まだオオヤマトンボ♂のパトロールもあり、タイワンウチワヤンマも♀1頭のみでしたがいました。 温暖化進んでますね。

タイワンウチワヤンマ
摂食中のタイワンウチワヤンマ♀

福岡のベニトンボ

3週間ほど秋雨で出かけられませんでしたが(本来なら夏真っ盛りのはず)、本日は久しぶりに晴れの休日になりました。ということで、特にあてはありませんが行きつけの池へ。こんな感じの池です。

池
本日の池

最初ショウジョウトンボかと思いましたが少し小型の真っ赤なトンボが。ベニトンボ♂でした。

ベニトンボ
ベニトンボ♂

福岡でも所々で目撃されているようですが、個人的には福岡で見るのは始めてです。九州北部でもいる所にはどっさりいますが、この池では今後どうでしょうか?
下は同じ池にいたショウジョウトンボ♂。

ショウジョウトンボ
ショウジョウトンボ♂

かなり似ていますが、ベニトンボより少し大型で胸部には目立った斑紋はありません。
他には、ホバリングを繰り返すギンヤンマ♂がいたのでその写真を撮ったり。

ギンヤンマ
ギンヤンマ♂

秋雨が終わった途端、またまたの猛暑になってしまい本日は早々と引き上げました。

オオヤマトンボ若齢ヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
オオヤマトンボ卵~7齢を追加・差し替えし、また従来掲載の7齢以後の画像を8齢以後へとずらし変更しました。

8月2日に孵化したオオヤマトンボヤゴが、8月20日に7齢まで脱皮成長しました。
ヤゴの場合1回の脱皮で1.2~1.3倍程度体長増加する事が多いのですが、6回の脱皮の間に1回平均1.4倍ほど体長増加していました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボヤゴ 1齢と7齢

3日に1回のペースで脱皮を繰り返しており、ヤゴの中ではかなり早い方です。ただ羽化までハイペースで脱皮を重ねるウスバキトンボヤゴとは事なり、これからの脱皮ペースはスローダウンし、最終的に終齢になるのは冬~来春になります。

また、従来の掲載画像では2齢が脱落しており、3齢ヤゴが2齢として誤って掲載されていました。その分の補正も行い、従来掲載分の終齢=13齢が、終齢=14齢となりました。

同時に産卵された兄弟ヤゴでも、成長の過程で羽化までの脱皮回数は1~2齢変化することがあり、終齢までの総脱皮回数は絶対的なものではあくまで目安です。ただ、1~3齢程度のごく若齢のうちは脱皮後のサイズ変化は割とコンスタントで、脱皮回数変化は中期から主に後期に起こります。

オオサカサナエ羽化他

フィールド活動は続けているものの、ここの所目立った成果はなく、まとめてアップデートします。

今年からトンボ写真も少し力を入れて撮ろうということで、8月3日に撮影したウチワヤンマの交尾飛翔写真。7月28日と同じ場所です。

ウチワヤンマ
ウチワヤンマの交尾飛翔

♀の腹部の折りたたみ方が独特で、航空力学的にも効率良さげで、大型の連結体が飛び回る姿はなかなかの迫力です。

次は、お盆旅行中に立ち寄った琵琶湖でのオオサカサナエ♂の羽化。

オオサカサナエ
オオサカサナエの羽化

時間は16:30頃です。近くのテトラポッド上で、メガネサナエ属が他にも2頭羽化してました。他に羽化殻も十数ヶ程度。
翌朝、水遊び客が占拠していないわずかな砂浜スペース(夏休みの琵琶湖は水遊びの人でごったがえしており、また周囲の交通渋滞も半端ないです)で、縄張り中のメガネサナエ♂を数頭見ましたが、活動が本格化するのはまだまだこれからって感じでした。

あとは、8月18日のミヤマサナエ採卵チャレンジ(不発)。
ミヤマサナエは採卵自体は困難ではないと思いますが、なにしろ成虫が見つからずいまだに採卵が成功していません。山頂で避暑中のトンボは時々見かけて、下は8月1日撮影の背振山山頂のミヤマサナエ♂。

ミヤマサナエ
背振山山頂のミヤマサナエ♂

キイロヤマトンボの時期に川でお会いしたトンボ撮影のMさんから、昨年N川某所でミヤマサナエの産卵を見たとのことで、まずそこへ。1時間ほど粘ってみましたが、いたのはハグロトンボ数頭、コオニヤンマ数頭のみ。下流に移動して6月29日に報告したミヤマサナエ過剰終齢ヤゴを採集した場所へ(写真の右横あたりで採集)。ここは2014年に縄張り中のミヤマサナエ♂を1回だけ見かけた場所でもあります。

ミヤマサナエ
ミヤマサナエヤゴがいた場所

ここでも、オナガサナエ♂を1頭見たのみで不発。他にいたのは、狩りをしているカワセミ夫婦(?)。

カワセミ
カワセミ

曇りに近い天気で、♂のトンボのやる気をそぐような天候ではあるものの、いったいミヤマサナエ成虫はどこにいるのでしょうか?ヤゴは見つかるので、成虫もどこかにいるはずなのですが・・・。

オオヤマトンボの孵化

7月28日に採卵したオオヤマトンボ卵が孵化しました。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ1齢ヤゴ

採卵後5日目の孵化で以前の経験でも5日でした。卵が孵化するまでの期間は気温に左右(高いと早くなる)されますが、早い方のグループに入ると思います。
極端に早いのが今日本中をフワフワ飛び回ってるトンボ会のフロントランナー、ウスバキトンボ。3日もあれば孵化し、その後短期間で脱皮を重ね(へたをすると1日で次の齢期に脱皮してしまいます)あっという間に成虫になってしまいます。

成虫になるとコヤマトンボやキイロヤマトンボより大型のトンボになりますが、1齢の段階ではコヤマトンボの方が大型です。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ1齢(左)とコヤマトンボ1齢(右)