ミルンヤンマの産卵

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
ミルンヤンマの産卵動画を差し替えました。

ホームページに掲載中のミルンヤンマ産卵動画が不鮮明だったので、昨日と同じ場所で鮮明な動画を撮影し、差し替えました。
撮りに行ったのはこういう渓流です。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマのいる渓流

以下、防備メモも兼ねて経過を。
最初に現れたのは♀で10:00と10:30に摂食飛翔。飛翔写真にトライしましたが環境が暗くシャッタースピードをかせげず出来はいまいちです。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♀

10:45から♂のパトロール開始。パトロールを見たのは計6-7回のみでした。パトロールしつつも餌を見つけると、しっかり捕食してました。口元に小昆虫をくわえています。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♂

12:00から産卵開始。12:40まで計3回の産卵がありました。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♀の産卵

以前に比べるとミルンヤンマの数はかなり減ってますが、とりあえず産卵動画は撮影出来、目的達成できました。

秋のトンボの産卵

近場の池と渓流に出かけてきました。
つい先日まで猛暑日で苦しんでいたのに、トンボ界は秋になってました。

池では、マユタテアカネが3組、リスアカネが3組産卵してました。いずれも福岡では最も普通に見られる種です。リスアカネの尾端のかなり前方にある白点は、打空産卵で前方に放り出された卵です。

マユタテアカネ
マユタテアカネ♂♀連結産卵
リスアカネ
リスアカネ♀の単独打空産卵

渓流にはミルンヤンマ♂2,♀3がいて、滞在時間内に産卵も6回見られました。

ミルンヤンマ
ミルンヤンマ♀の産卵

福岡は、突然秋に突入してしまいました。

ヒメハネビロトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ヒメハネビロトンボを追加しました。

ヒメハネビロトンボのヤゴは、頭部前方をおおう下唇が三角形状に突出する、第8、9節の側棘が非常に長い、脚に毛が密生して目立つ、など他のトンボ科のヤゴと明らかに異なり、なんというんでしょうか・・・異形のヤゴです。同属のハネビロトンボのヤゴはそっくりで、基本的に見分けがつきません。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ終齢ヤゴ

1齢ヤゴの時から既に頭部は特徴的で、ハネビロトンボ属と分かります。

ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ1齢ヤゴ

オオキイロトンボも似た感じの恐ろしげなヤゴですが、複眼は後側部に突き出しており、その点で容易に鑑別がつきます。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ終齢ヤゴ

こちらの1齢ヤゴは意外におとなしいイメージです。何の変哲もないトンボ科の1齢といった印象です。

オオキイロトンボ
オオキイロトンボ1齢ヤゴ

なお、ヒメハネビロトンボには翅の斑紋の違いで、日本にはヒメハネビロトンボとコモンヒメハネビロトンボの2つの亜種がいますが、ホームページに掲載したトンボはコモンヒメハネビロトンボの方になります。

コモンヒメハネビロトンボ
コモンヒメハネビロトンボ♀

ベッコウチョウトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
ベッコウチョウトンボを追加しました。

ベッコウチョウトンボは、本土のチョウトンボと体型自体は同じですが、それよりやや大型のトンボです。ただし、翅は橙黄色と濃褐色のまだら模様で、それがひらひらと陽光の中できらめき、ずっとハデないでたちです。本土から訪れてベッコウチョウトンボを見ると、南国に来たな~、と思わずバケーション気分になってしまいます。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ♂

ヤゴもチョウトンボとそっくりで細部を観察しないことには区別がつきませんが、ベッコウチョウトンボが生息する奄美諸島以南にはチョウトンボはいないので、分布域は重なりません。

ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ終齢ヤゴ

琵琶湖のサナエトンボ

琵琶湖2日目です。
昨日は強風だったのですが、今日は風がおだやかになりトンボの出も良くなりました。
午前中のみですが主に2カ所に陣取り、メガネサナエは♂18、♀3が見られました。

何事もそうですが、オオサカサナエも一度実物を見てしまうと、もう鑑別で迷わなくなりました(♂のみ)。ただ、遠目のみでは分からないので、いちいち写真確認が必要で少々厄介です。頑張っていちいち写真を撮った結果、オオサカサナエも♂3頭がいました。

オオサカサナエ
オオサカサナエ♂

また、途中でサナエトンボの交尾1、産卵1も見かけましたが、メガネサナエかオオサカサナエかは不明でした。

下図は、上がメガネサナエ、下がオオサカサナエの飛翔カットです。近縁のナゴヤサナエ同様後脚を進展してます。

メガネサナエ
メガネサナエ♂の飛翔カット
オオサカサナエ
オオサカサナエ♂の飛翔カット

ただ、必ずしもという訳ではなく、下図は全ての脚を折りたたんでいるオオサカサナエの飛翔カット。

オオサカサナエ
オオサカサナエ♂の飛翔カット

昨日は、琵琶湖のサナエトンボは激減したかと思いましたが、今日はそこまででもない事が確認出来ました。でも減っているのは間違いないですね。

オオサカサナエ

場所も、狙っているトンボも見る人が見れば分かるでしょ?というこういう所に出張。

琵琶湖
琵琶湖

メガネサナエがいっぱいいる予定でしたが、極端に少ないですねー。
湖岸をかなりウロウロしたのですが見られたサナエトンボは、せいぜい5-6頭のみでした。
まず最初に見つかった唯一のオオサカサナエ♂。

オオサカサナエ
オオサカサナエ♂

似ているメガネサナエとの鑑別は、①が環状、②が後ろに伸びない、③の上部付属器がずんぐりしててどんくさい、なのでオオサカサナエでいいと思います。

オオサカサナエ
オオサカサナエ鑑別点

こちらはメガネサナエの♂。

メガネサナエ
メガネサナエ♂

あとはメガネサナエ♀の産卵。

メガネサナエ
メガネサナエ♀の産卵

他にも、産卵を2回見ましたがいずれのトンボかは不明でした。
暇すぎるので、いくらでもいるウスバキトンボの飛翔写真を撮ったりしました。不規則に飛ぶので意外に撮るのが難しく、フォーカス固定で適当~っにカメラを向けてという方法でのショット。

ウスバキトンボ
ウスバキトンボ♀

ほとんど惨敗の遠征でしたが、オオサカサナエを初めて(羽化直後を除く)見られたのと、Go To Travelで35%割引になったので、”まっ、いっか”ということで。明日の午前中も一応行ってみますが。

オオハラビロトンボ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑に、
オオハラビロトンボを追加しました。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボヤゴ

オオハラビロトンボは南西諸島に分布するトンボですが、鹿児島県、宮崎県にも生息します。ハラビロトンボヤゴとオオハラビロトンボヤゴは非常に似ており、南西諸島では分布は重なりませんが、鹿児島県、宮崎県では両種の分布が重なります。
背棘の形はやや異なるようです。
ハラビロトンボの背棘の方が尖り方が目立ち、腹部第4節でも長く尖っています。

オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボヤゴとハラビロトンボヤゴの鑑別

台風後の筑後川

一時は史上最強かと言われた台風10号が、九州の横を追加したのが3日前です。
福岡市の自宅周辺の雨はたいしたことがなかったので、筑後川(久留米市)も無事なのか?ということで行ってみました。8月30日とは別の地点です。

筑後川
筑後川

増水もほとんど目立たず驚くほど穏やかに流れてました。こちらも雨は大丈夫だったようです。
そしてナゴヤサナエも以前同様、平然と川面をパトロールしてました。最低♂が5頭。いつも不思議に思うのですが、あの風をいったいどうやってやり過ごしているのでしょうか?

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂

ナゴヤサナエの飛翔写真を撮ってみると、ほとんどの写真で後脚が開いた状態になってます。ちなみに、下は以前に撮ったオオヤマトンボですが、6本の足は全てたたみ込まれています。

オオヤマトンボ
オオヤマトンボ♂

ナゴヤサナエは川面を広く飛んでパトロールするのが基本ですが、結構川岸に戻って葉上や岸辺にも止まります。陣取っていた地点の周囲には、頻繁に戻ってきて着地してました。下は一番近くに来た時の写真でトリミングなしです。

ナゴヤサナエ
ナゴヤサナエ♂

あわよくば♀が現れて採卵もと思いましたが、今日は♀は現れず交尾も見られませんでした。

その他の沖縄産ヤゴ

YAGOPEDIAホームページのヤゴ図鑑の、
カラスヤンマの卵~2齢、チビサナエの卵~2齢、リュウキュウハグロトンボの卵~3齢を追加しました。

7月6日~10日に採卵した沖縄産ヤゴのうち、カラスヤンマチビサナエリュウキュウハグロトンボの3種は2~3齢までしかうまく育ちませんでした。

いずれもヤゴがうまく餌を捕獲出来ず、成長しなかったと思われます。カラスヤンマやチビサナエは、そもそも砂の中に潜っているので採餌できてるかどうかの確認も出来ません。イトミミズを砂の中に入れてはいますが、1mm程度の極小ヤゴにとっては1cm程度のイトミミズでも巨大な相手になります。

一方、巨大な相手にも平気にかぶりついて成長するヤゴもいます。ウチワヤンマやメガネサナエでは、自分の10倍もあるような巨大なイトミミズにかぶりついて、ブンブンふりまわされているのを観察した事があります。
下図は、砂+イトミミズの容器に孵化したアオサナエを入れて、後はエアレーションするのみでほったらかしておいたのですが、ほとんどの1齢幼虫が無事に成長していました(ざっと200頭います)。

アオサナエヤゴ
アオサナエヤゴ

沖縄産ヤゴその後

7月6日~10日に採卵した沖縄産ヤゴは順調に脱皮を繰り返しています。
アオビタイトンボ、アカナガイトトンボ、オオハラビロトンボ、ヒメハネビロトンボ、ベッコウチョウトンボは既に終齢。

アオビタイトンボ
アオビタイトンボ終齢
アカナガイトトンボ
アカナガイトトンボ終齢
オオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ終齢
ヒメハネビロトンボ
ヒメハネビロトンボ終齢
ベッコウチョウトンボ
ベッコウチョウトンボ終齢

リュウキュウカトリヤンマは亜終齢。

リュウキュウカトリヤンマ
リュウキュウカトリヤンマ亜終齢

ウミアカトンボとオオキイロトンボは、おそらくF-2(終齢から2つ手前)まで進んでいます。

ウミアカトンボ
ウミアカトンボF-2
オオキイロトンボ
オオキイロトンボF-2

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